面白そうな事が起こりそうじゃ
裏話的ノリでこっちも出す事にした。本編をある程度読んでる前提で書いてるから初見でこっち引いた人は戻って、どうぞ。
それはあるとき儂が世界間旅行をしていた時の事じゃった。
「ほう...この世界に転生者の気配....いや、これはそのための胎児の器があるっと言った具合か...」
珍しく転生する器を見つけたのじゃ。え?別に珍しくもなんともないって?そんな事は無い。...いや、転生自体は珍しくもなんともないがそれを見つけれるかどうかはまた別問題じゃろう。
そして丁度良く、そのすぐ近くの胎児の命が救命不可なレベルにまで衰弱してるではないか!まあ、助けれても面白くならなそうじゃから結局助けんが。
「フフっ面白い事になりそうじゃのう」
そうして儂は、とある少女の器を奪い儂の肉体代わりに使う事にしたのじゃった。
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さてそんなこんなで転生(?)して3年が経過したのじゃが...流石に弱っちい器じゃと不安じゃったから女神の領域にちょっかいをかけて無理矢理ステータスを改変した。うん。これくらいやらねば面白いものは見れなさそうじゃからのう。その結果がこのステータスじゃ。因みにこの世界のシステムはそのちょっかいの時に全部確認した。
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名前:エルマ・ガーフィールド 種族:人間 職業:賢者
レベル1
HP221/221
MP303/303
SP103/103
筋力102
耐久100
敏捷133
器用202
職業スキル
全属性魔法適正
MP回復速度向上Lv.10
思考加速Lv.10
鑑定Lv.10
収納Lv.8
探知Lv.10
魔法薬作成Lv.7
魔力操作
固有・種族スキル
〈限界突破〉
〈蟄伜惠縺励↑縺?ョ繝シ繧ソ縺ァ縺吶?ゆク肴ュ」縺ェ繝??繧ソ縺ァ縺吶?讖溯?縺ョ蛛懈ュ「縺悟?譚・縺ェ縺帙s縲ゅお繝ゥ繝シ縲〉
精霊使役
〈転生の特権〉
〈憑依〉
スキル
付与術
称号
〈転生者〉
女神に選ばれた者
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...うむ。何をしたかと言えば、極論スキルで必要そうなのを先に全部開放した結果じゃの。まあ恐らく儂の介入の影響と思われる代物もあるが。...さてこんな事を考えておるが今はちゃっかりアヒムに文字の読み書きを教えてる最中じゃの。まあそんなもん片手間でも十分可能じゃがの。よってそっちには触れずステータスの話しに戻させて貰おう。
さて一番異色なのがこのスキルじゃろう。
[蟄伜惠縺励↑縺?ョ繝シ繧ソ縺ァ縺吶?ゆク肴ュ」縺ェ繝??繧ソ縺ァ縺吶?讖溯?縺ョ蛛懈ュ「縺悟?譚・縺ェ縺帙s縲ゅお繝ゥ繝シ縲]:存在しな????ータです???不正な???タです??機??の停止が??来なせん。エラー?
いやー思いっきりバグっとるのう。じゃがまあ出来る事はなんとなく分かる。というかこれ儂本来の力の劣化品じゃの。器を通すから劣化しとるだけじゃがまあ良いじゃろう。このスキルで出来る事は主に、記憶・認識の改竄、異常への認知不能化、逃げられなくする結界、姿の変化、隠蔽 etc...
って具合じゃの。まあやり過ぎたものはこのスキルで隠蔽して隠しとるがのう。隠してるスキルは〈〉で挟まれ取るものじゃの。で、これらのスキルを全部総合して考えると、
全属性魔法適正 MP回復速度向上Lv.10 魔力操作→全部の魔法を使えてMPが速く回復する
思考加速Lv.10→思考を速く出来る。あれじゃ、見える世界だけ仮○ライダーカ○トのク○ックアップ状態
鑑定Lv.10 探知Lv.10→レベル差が無ければ全部見えるし全部探知できる。...情報過多で儂じゃなければまともに扱えんぞ?
収納Lv.8→いっぱいものを収納出来る。非生物のみ可。殺せば生物も入れれる
魔法薬作成Lv.7 付与術→材料があれば大体の薬を作れて物を強化出来る
限界突破→無限に成長可能
精霊使役→精霊を見れて使役出来る。まあ偽物の精霊じゃが
転生の特権→得られる経験値が通常の2倍になってレベルアップの際にHPとMPとSPを50000回復する。このチーターめ!
憑依→そのまま憑依できるだけのスキル。正直面白そうだから入れただけじゃの
総評
魔法は魔力が及ぶ限り全部使えて不意打ちは無理。一応でも格下なら手札を戦闘前に全部把握出来る。
回復薬もいっぱい作れていっぱい持てる。無限に成長して精霊の偽物を支配してレベルアップ事に殆ど完全回復する。
結論
やり過ぎた!
いやーせっかくじゃから思いっきりと思ったがこれはやり過ぎじゃの。
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そんなこんなでもう2年経過した。...言って無かったが無理矢理女神の領域に干渉した所為でこちらの力は9割強近く低下しておったと弁明させていただこう。元気な娘を演じてアヒムで遊ぼうと思ってたのじゃが...
あー....転生者此奴ではないかい!しかも勇者か...
...これ本人知ってるのかのう?こっそりスキルを使ってと......成程。ステータスを見ようとしたがやり方が良く分からんかったと。
...ふむ。教えとくかの。やり過ぎには注意しつつ....え?会話を出さないのかって?こっちにしか無い会話はまだしもこれアヒムの物語の裏話じゃぞ?気になったらアヒムの物語を確認しつつでこっちも読めばよかろう?
因みに魔力を一気に送りすぎると魔力で頭を破裂させかねんから出来る者は気を付けるように!え?そんな人間こっちには居ない?安心せい。きっとそこの平行世界には居るじゃろうから。きっと。多分。
おっ父親に言う事にしたそうじゃの.....まあどう考えてもタイミングを逃して明日くらいは問題無いと思うがの。ま、儂の演じてる性格上、簡単に離れないと思っとるだろうからこっちから離れるとするかの。
そして伏線ぽくするために岩陰に行って本来の姿っぽくしてと...いや待て。なんでこの洞窟があるんじゃ?
...調べる必要いや、聞き込み調査する必要が出てきたのう...
意味深な事を見てる者に向けて言ってと。
さ、儂本来の力を振るうかの。
《外法》『理論超越移動』
この外法は極論ただの超高速移動じゃ。しかしその速度は瞬間移動するよりも速いとかいう訳分からん代物じゃ。
同時にほぼ全ての理を超えるが故、光速以上の速さによる相対性理論とか、移動によって伴うソニックブーム...じゃったかの?それらが全て発生せずに移動出来るある世界の魔法のなり損ないじゃ。
一応操作性が酷いという弱点はあるが、覚えてる道のりを全部突っ切るくらい儂には訳ない事でもあるの。それにこの迷宮のボスのエリアはボスが居る場所に入ると扉が閉まり始めるだけじゃからボスを無視して扉が閉まる前に向こうに行けばボスをスルー出来るから楽じゃしの
そんなこんなでここの第106階層まで突っ込んでじゃ。...みぃつけた。
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その声は少なくともかなりの苛立ちを感じさせるものだった。そして余人が聞けばそれだけで失神しても可笑しくないレベルの殺気を放っていた。
「久方振りじゃのう?メートビィ?ところでこういった世界に干渉するなと言っておいた筈じゃが.......どうして此処におるのかのう?」
そしてメートビィは地獄を見た。
因みにこの迷宮を真面目に突破するのはエルマ(仮)には無理ゲーです。具体的に言うと作者が知ってる限りの全キャラ(作者以外のオリキャラも含める)が同時にこの迷宮を潰しに行っても30階層いったら良い方だと思うくらい。