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エシェットとディアン

「お前だな、我らの所のあの魔獣を投げたのは。あの時の魔獣に残っていたドラゴンの匂い。お前のものだ!」


「その魔獣を投げ返したのはお前だろう! お前の匂いもバッチリだ」


 2人が戦ってるのは分かるけど、オニキスが今2人がどんな状況か話してくれなかったら、どんな様子かまでは分かんない所だったよ。

 僕はユーキ君のお母さんが作ってくれた、青いプリンを食べながらチラチラ窓の方を見ます。窓の所にはプリンを食べながら外を見てるユーキ君と、ユーキ君のお友達のディル達、それからフウ達が揃って外を見てます。


 みんなディアン達の早い戦いなんか見ても分かんないだろうけど、それでもいろいろと叫んでるよ。


「なんでケンカちてるでしゅか?」


「さぁ、何でだろう、それよりもユーキ、プリンおかわりできるかな?」←ディル


「このプリン美味しいね。フウ好き」←フウ


「オレのはあげないからな」←ライ


「これ美味しい。僕好き」←シルフィー


「うん、おいちいね」←スノー


 他にもガヤガヤ。なんか僕だけ仲間ハズレみたい。ユーキ君のお母さんが僕のこと大人しいのねって。ていうか、ユーキ君が本当の2歳児? 僕も2歳だけど、本物?の2歳児じゃないから。2歳児の騒ぎ方がいまいち分かんない。


「ユーキちゃん、食べてから見なさい」


 ユーキ君のお母さんが呼びます。プリンを落とさないように、そっと椅子から下ろしてもらうユーキ君。でもその後、こっちに走って来ちゃったんだ。それで、その、


 べしゃあぁぁぁぁぁ!!


 うん。思いきり転びました。それはもう転び方のお手本の本があったら、載せられるほどの綺麗な転び方です。そしてプリンが床にべしゃあぁぁぁ。あ~あ。


「い、いちゃ、ふえ、ぷりん…うわあぁぁぁぁぁぁん!」


 ユーキ君痛いのとプリンが床に落ちちゃったので泣き出しちゃいました。すぐにユーキ君のお母がユーキ君の所へ。


「もう、お椅子に座って、大人しく食べないからよ!」


「うわあぁぁぁぁぁん!」


 その時でした。凄い風が吹いて、開いてた窓の所にさっきの男の人が。


「ユーキどうした!」


 ユーキ君を心配して来てくれたみたい。その腕にディアンが首を取られて苦しそうにしてるけど。ドラゴンのディアンを抑えられるなんて。この男の人何者?


 そんなこと考えてたら今度はユーキ君の方から緑の光が。緑の妖精が光ってて、ユーキ君の擦り傷が治っていきます。


「あの妖精、怪我を治せる妖精だね。それからあっちの妖精は光の妖精。ライと一緒だね」


「そうだな」


「我らの戦いが気になって、プリンを落としたか? よし、ユーキが食べ終わるまで戦うのはまっててやる。それから我のプリンをやろう。さぁ、食べてしまえ」


 男の人がそう言って、プリンをユーキ君にあげます。ユーキ君は今度はちゃんと椅子に座って大人しくプリンを食べて。


「本当にユーキちゃんは、いろいろ動き回るんだから。それに比べてハルト君は大人しいのね」


「そうでもないわよ。ウチじゃあいろいろやらかすもの」


 ユーキ君達が食べ終わって、僕達も食べ終わって僕達は外に。ディアン達の戦いを見に行くため。何でわざわざ戦いを見るの? てか、何で揉めてるの? 

 全然わかんないまま外に出ました。


「エシェット、がんばれでしゅう!」


「ユーキ、応援してるけど、なんで戦ってるか分かってる?」


「うゆ?」


 ユーキ君のお兄ちゃんが聞いたけど、ユーキ君分かんないまま応援してたんだね。

 ユーキ君の応援に男の人がニヤって笑いました。そして…。


 なんとドラゴンに変身したんだよ。僕ビックリ。ディアン以外のドラゴン初めて見たよ。そしてディアンもそれ見てドラゴンに変身です。ユーキ君は、


「きゃあぁぁぁぁぁぁ!! ドラゴンでしゅう!!」


 ってとっても喜んでました。


 ユーキ君の側にいた男の人がため息つきながら、ぱぁ、結界を張りました。その途端ディアン達が戦い始めます。

 でも今度はさっきみたいに見えない戦いじゃなくて、僕でもちゃんと動きが見えます。


「ユーキが見えなければ仕方がないからな」


「ずいぶん余裕だな。行くぞ!」


 何か2人とも楽しんでない? ユーキ君達はディアン達の戦い見て、自分たちもマネして戦って遊んでます。

 

 でもね、この後事件が。何か楽しそうに戦ってたディアンたち。急に2人が魔法を使い始めちゃって、それ見たユーキ君が大はしゃぎ。そして僕もカッコいいって叫んで大はしゃぎ。

 大きな光りの玉同士がぶつかりました。


 どがあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!


 結界張っててもらったのに、僕とユーキ君、それからちびっ子が風で飛ばされそうに。結界を張った男の人が、僕達を守ってくれて、なんとか飛ばされずに済みました。 

 そして目を開けた時には、周りの木も花も、何もかも無くなってました。ディアンともう1匹のドラゴンも止まってます。


「「な、何だコレはあぁぁぁぁぁぁ!!!」」


 ユーキ君のお父さんの声と、僕のお父さんの声がハモってました。

 

 それからは長い長いお説教が始まって、ディアン達は小さい小さいドラゴンに。ユーキ君は僕達の所でさっきの爆発のマネして遊んでます。もう大興奮です。


 そんなユーキ君をお母さんが抱っこして、僕達はまたお屋敷の中に。そしてユーキ君は興奮し過ぎて鼻血出してました。

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― 新着の感想 ―
[一言] ハルト君のほうがまだましなのよね〜(¯∇¯٥)
[一言] 更新、お疲れ様です\(^_^)/ ドラゴン二人の破壊力は半端ないですね((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル ユーキは興奮ゲージが壊れちゃったみたいですね( ̄▽ ̄;)
[一言] お疲れ様ですm(*_ _)m おぉ やっぱりハルトくんのほうがお兄ちゃんですね。だいぶ冷静な分析。
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