みんな発見!!(ユーキside)
(ユーキside)
僕達がおしっこ終わって廊下に出たら、廊下の1番端っこの窓の所、誰かが居るように見えて、僕達はそっちに向って走り始めました。
「あっちでしゅ!!」
「ユーキくん!」
後ろからハルト君のお声が聞こえて、でも止まってたら、いなくなっちゃうかもしれないから、止まらないで走ります。ハルト君も来て!
途中で転びそうになって、マシロが咥えて助けてくれました。そうだよ。マシロに乗ればすぐに着いちゃうよ。
「マシロ、のしぇて!!」
「早くマシロ、いなくなっちゃうかも!」
「悪いやつだったら大変だぞ!」
みんなでマシロに早く乗せてって言います。でもマシロは何か僕達を、あんまり乗せたくないみたい。のろのろ伏せしたんだ。もう! 早くしないとほんとにどっか行っちゃうよ!
僕達がマシロに乗ってる途中で、オニキスに乗ったハルト君達が、僕達の所にのろのろ歩いてきました。
「どうちたの?」
「あしょこ、まどのところ、だれかいたでしゅ!」
「だれか? おとうしゃんにいう」
「はやくいかないと、いなくなっちゃうでしゅ!! マシロ、とちゅげきでしゅう!!」
僕がそう言ったら、ディル達も突撃って。それを聞いてたオニキス達に乗ってるライたちも、突撃って言いました。ハルト君もそうだねって。それからオニキスに早く行ってって言いました。
それなのに、マシロはいつもみたいにヒュンッて走ってくれなくて。ハルト君もオニキスに早く走ってって怒ってます。何で今日はササって動いてくれないんだろう?
やっと窓の所まで着いた僕達。窓からお外見ようとしたんだけど、暗いし、僕小さいし、よく見えません。だからリュカとライが窓から出て、周りを明るくしてくれて、お外を見てくれました。
「あっ、あそこに誰かいるよ! マシロ追いかけて!」
「オニキスもだよ!!」
ほら、やっぱり誰かいるんだよ。早く追いかけてマシロに捕まえてもらおう! 僕は早く行ってって、マシロの頭をパシパシ叩きます。ハルト君も一緒ね。
「はぁ、仕方ない。行くか」
「そうだな。はぁ」
2匹ともため息です。でも窓から出たら、いつもみたいにヒュンって走ってくれました。
マシロ達から落ちないようにしっかり掴まって。それにマシロがしっぽで支えてくれて。リュカとライがないか見た方にどんどん走ってもらいます。それで少しして、僕にも何か見えました。2つの黒い塊。人みたい。誰か居るのかな?
「みえたでしゅ!」
「オニキス、いしょいで!」
僕とハルト君が叫んで、マシロ達はまたため息ついて、もう少しだけスピードを上げて走ってくれました。
「にげるでしゅ!」
「ちゅかまえなくちゃ!」
僕達が近づくと逃げちゃう塊。何回かそれをやって、マシロとオニキスが叫びました。
「もう諦めた方が良いだろう!!」
「何処までも追いかけることになるぞ。そうなると結局同じ事になるだろう!」
塊がピタッて止まります。近づいてリュカとライが強く光りました。僕達の周りだけお昼みたいになったよ。それで見えたのは。
エシェットとディアンでした。何だ、塊エシェット達だったんだね。なら何で僕達から逃げたの? それに、夜中に外に出ちゃいけないんだよ。僕達追いかけて出ちゃったけど、でもそれはもしかしたら悪い人達が居て、僕達や、街の人達に意地悪しちゃうかもしれないから、捕まえないといけないと思ったからだもん。だから僕達は大丈夫。
「エシェット、ダメでしゅよ。おうちはいるでしゅ」
「ディアンもダメ。かえる」
「マシロ、なぜユーキ達がここに居る?」
「オニキスも。寝ているはずだろう」
「トイレに起きたら、ユーキがハルトと会ってな。それで一緒にトイレに行ったんだ。そうしたらお前達に気づいてしまったのだ」
「はぁ、何も今日起きなくとも良かっただろう」
マシロ、エシェットもお話始めちゃったよ。早く帰らないとパパやママ、アシェル達が怒るよ?




