みんなでオシッコ、変なオニキス(ハルトside)
(ユーキside)
『そろそろ行くか』
カチャ、パタン…。
「う~ん」
僕はお目々擦りながら起き上がります。周りを見たらお父さんもお母さんもいませんでした。マシロがすぐに僕の所に来てくれて、お顔をすりすり。
「マシロ、おちっこ」
「…今か」
ん? どうしたのマシロ? お父さん達が居ないときは、いつもはすぐに一緒におトイレに行ってくれるでしょう? 何かいつもよりのろのろのマシロ。僕おしっこ洩れちゃうよ。みんなも起きて来て、ぞろぞろおトイレに行きます。
途中でエシェットが居ないのに気が付いて、マシロにどこに行ったか聞いたらマシロも分かんないって。時々エシェットいなくなるよね。
(ハルトside)
「オニキス、おちっこ」
『…今か?』
何でそんな事聞くの? ユーキ君達におやすみなさいして、お泊りさせてもらうお部屋に移動して、最初はお母さんも一緒に居たんだけど、お母さん達はこれからユーキ君のお父さん達とお話するからって。僕達がベッドに入ったら、お部屋から出て行っちゃいました。
ユーキ君達に会ってまだ初日なのに、いろんなことがあって疲れちゃってたのかな。すぐに眠くなって寝ちゃったんだけど、どれくらいたったか分かんないけど、オシッコに行きたくなって目が覚めた僕。トイレの場所は分かってたけど、いつも通りオニキスと一緒におトイレに行こうとしたら、オニキスが今かって聞いてきました。
オシッコなんだから今に決まってるでしょう? 僕がお漏らししちゃっても良いの? しかも僕のお家じゃないのに。
フウ達も起きて来て、廊下にでた僕達。しぶしぶオニキスが連れて行ってくれます、何でしぶしぶ? 変なオニキスだね。
廊下を歩きながら気づきました。あれ? そういえばディアンは何処だろう? オニキスにディアンが何処に行ったか聞いたら、オニキスも分かんないって。
え~、それ大丈夫なの!? ここ、僕達のお家じゃないんだよ。それにもしお外に行ってるなら、それも心配。まさか街で暴れてたり、人に迷惑かけてないよね。お父さん達に言いに行った方が良いかな。
そんな事考えながら、廊下を歩いてた時でした。向こう側から、暗い廊下をふよふよって光りの玉が飛んできます。良く見たらユーキ君と一緒に居た妖精のリュカが光ってて、その後ろをユーキ君達が歩いて来てました。
ユーキ君が僕達に気付いて、走って僕達の所に。
「どこいくでしゅか!」
ニコニコのユーキ君。オニキスが僕の代わりにトイレに行くって言ったら、ユーキ君がもっとニコニコになって、
「いっちょ!! えへへ、いっちょいくでしゅう」
僕と手を繋いで歩き出したユーキ君。ユーキ君すっごいニコニコだよ。オシッコ一緒に行くだけで、こんなに喜ぶなんて。
そのまま一緒におトイレに行った僕達。なんか小さい子供2人のおトイレなのに、すっごく込み合ってるおトイレみたいになってます。
オシッコのときもニコニコのユーキ君。マシロに早く終わらせろって言われてブーブー言ってました。
あれ? そう言えば…。ユーキ君の所に居た、ドラゴンのエシェットが居ません。ユーキ君の話だといつも一緒って言ってたんだけど。手を洗い終わって、廊下に出てもエシェットはいませんでした。
まさかうちのディアンと一緒に居るとか? そんな事考えてる時でした。ユーキ君が、
「あしゅこ! だれかいるでしゅ!」
そう言って、ディル達と一緒に廊下を走りだしました。




