エシェットとディアンの計画(ユーキside)
「あのね、おもちゃやしゃんがあってぇ~」
夜のご飯をみんなで食べながら、僕は街のお話をハルト君にしてあげます。ハルト君達はたくさん僕のお家にお泊りするの。それで明日はみんなでお店通りに遊びに行くんだ。だからお店通りの紹介。
お買い物、お母さんがハルト君とおそろいのぬいぐるみ買ってくれるって。僕楽しみ!
「しょれでねぇ」
「ユーキちゃん、楽しみなのは分かるけど、ご飯先に食べてしまいなさい」
お話してたらお母さんに怒られちゃいました。早く食べちゃって、たくさんお話しよう。
僕とハルト君の後ろにはしょんぼりのエシェットと、しょんぼりのディアンが。今日は2人のご飯、いつもより少なくて、デザートもなし。お庭ぐちゃぐちゃにしちゃってでしょう。それでおやつなしだったけど、夜のご飯もいつものお肉いっぱいはなしで、デザートは僕達が貰っちゃったんだ。
それで2人でしょんぼりしながら、こそこそお話してます。
「おい、後で話がある。大切な話だ。我らの腹のな」
「!! 分かった」
急いでご飯食べて、急いでご飯でお顔にお絵描きの絵を拭いてもらって、みんなで休憩のお部屋に行きます。それでお店通りの紹介の続き。
僕はくろにゃんにおままごとの道具を持ってきてもらいます。それでそれをハルト君に見せてあげて。ハルト君達おままごと好きだから、お道具いっぱいあった方が良いよね。お店通りにはおままごとのお道具売ってるから、どんなの売ってるか見せてあげたんだ。
『フウ、このお花のお椀が欲しいなぁ』←フウ
『オレはこの雷の絵が描いてあるお皿!』←ライ
『キュキュイ!(ルーリアの絵のお皿があるよ!)』←ブレイブ
『キュキューイ(うん、これが良い)』←アーサー
『ボク、こりぇがいい。ねこしゃんのえ、かっこいい!』←スノー
「…」
「あなたどうしたの?」
「いや、あれで会話出来てるのが凄いと思ってな。みんな勝手にしゃべってる感じがするんだが」
「ユーキちゃんとハルトちゃんは年が同じだから、分かるものもあるんじゃない? シルフィーちゃん達はいつものことでしょう?」
僕達とハルト君達は寝るまでずっと、おもちゃ屋さんのお話してました。
*********
「いいか、気づかれないように、夜中抜け出すぞ。良い狩場を知っている」
「ちゃんと腹は膨れるんだろうな?」
「もちろんだ。が、絶対にあの男には気づかれないように注意しろ」
「あのアシェルという男だな。それならばお前もグレンには気を付けろ」
「できるのか?」
「ああ、我は人間の中ではかなりの実力者だと思っている。そしてそれはハルトが関わると、最強なのではと思う程にな」
「そうか。アシェルもだ。お互い細心の注意をはらって行動するぞ」
おそらくユーキ達は大丈夫だろう。今日はかなり興奮していたからな。夜はぐっすりなはずだ。が、一応ユーキの方も気を付けておくか。
ユーキ達が寝る時間になり、全員がそれぞれの部屋に向う。我らも夜中、皆が寝静まるまでは、いつも通り行動するという事で話がまとまり、1度それぞれ別れた。
まったく、おやつも夕飯も、あんなものでは我らの腹は満たされん。狩りに行って、腹いっぱい、そうだなワイバーンでも食べてくるか。そうだなくろにゃんも連れて行こう。
何体か捕らえてしまってもらい、いつでも食べられるようにしよう。
ユーキ達がベッドに入る。が、ここで予想外のことが起きた。それも2回もだ。曽於予想外のせいで、今後ディアン達が帰るまで、我らはおやつを貰えなくなったのだった。




