アメリアとビアンカの大事な仕事
(アメリア視点)
全くエシェット達は何をしているのか。ユーキ様達がエシェット達の戦いを見て喜んでいる事に気を良くして、庭を破壊してしまうなど。ユーキ様は鼻血まで。
庭は責任を持って、あの2人に直させましょう。
私とビアンカにはこれから大事な任務があるのです。他のことに気を散らしている場合ではありません。
大事な任務。それはユーキ様可愛い者軍団と、ハルト様可愛い者軍団の、記録を付けることです。
お揃いのうさぎさんのお洋服を着たユーキ様達。ハチさんのお洋服を着たハルト様達。まずはそのお姿を絵として残さなければ。大きなお屋敷に飾るようの絵と、私とビアンカ、それからアシェル様とグレン様のお部屋に飾る小さな絵も必要です。
鼻血が止まったユーキ様方が、遊びのお部屋へと移動され、ぬいぐるみで遊びに始めたのを確認すると、すぐに私達はアシェル様とグレン様を呼びに。お2人は絵を描くのがとても上手なのです。
ユーキ様方が緊張してしまわないよう、気づかれないようにお2人が絵を描いていきます。大きな絵の方が終わり、次は私達の絵の方を仕上げていきます。
そして数分後、最初の任務が成功いたしました。しかし何故かアシェル様たちは絵を描き続けています。そしてもう1枚ずつ絵を仕上げました。
「その絵はどなたに」
「ああ、これは今度使用人とメイドで、ユーキ様、そちらではハルト様を守ために、訓練と、訓練の成果を見るためにバトルをさせる予定になっていますからね。これは優勝者への褒美です」
それはとてもいい考えです。これがあれば皆、いつも以上に身が入ることでしょう。今度のバトルはきっと今までで1番の激しい戦いになる事間違いなしです。
(ビアンカ)
さて、最初の任務は終わりましたので、次の任務へと動かなければ。これからハルト様、ユーキ様に、特別な物をご用意するのです。それはお2人がとても喜ぶ事間違いなしの物。お2人がお友達になられた記念のような物ですね。
後の用事を他のメイド達に任せ、私とアメリアはクロエ様の洋服店に向かいます。奥様方に頼まれていた物を受け取りに行くのです。
私達が着くとすでにクロエ様はそれを用意して待っておられました。そしてそのままお屋敷に参られるのかと思いきや、大事な仕事が入ってしまい、来られなくなってしまったと。それはどんなに残念なことか。グレン様達にまた絵を描いていただいて、クロエ様に届けなければ。
お屋敷に着くとお兄様方にハルト様方を任せた奥様方が、玄関ホールで待っておられました。
「どう?」
「完璧です奥様」
「では予定通りに」
「かしこまりました」
時間はあっという間に過ぎて、もう夕方です。私達は夕飯の準備をし、ハルト様とユーキ様方を呼びに遊びのお部屋へ。
全員が揃った夕食はとても賑やかで、ハルト様もユーキ様も終始笑顔で、とても楽しそうにしておられました。
そして夕食が終わり、いよいよあの時間です。私達は箱を持ち、皆様がおられる休憩室へと向かいました。もちろんグレン様とアシェル様はパスミルを持って。
休憩室に着くと、すぐに奥様方の箱を渡し、私達はそっと壁の方へ。ああ、これからとても楽しい時間が。ハルト様付きにしていただいた奥様になんてお礼を言ったら良いか。さぁ、祝福の時間の始まりです。




