表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/41

28 娘たちのチート級の記憶力

「ひょっとしたら娘たちの方が頭いいんじゃ……」



村を案内……されること4時間。



「こんな感じかなー?」

「一通り終わったと思う」



「え、えーっと、最後はあなたたちがこれから住む家です。な、中に入ってね」

やっと我が家だー!



「わーい!広ーい!」

「なかなか広い……」

どうだ!文句あるまい……。

しかも、大半は俺が作ったのだ!



「……ねぇ、アキア、ナツナ。あなたたちのチートじみた知識って一体どこから来るの?」

「ナツナたちドラゴンは、実はすごく記憶力のいい生き物ーーという訳でもない」



「親の影響で生まれつき強い魔力を持っていたから、記憶力がよくなっちゃったみたい」

「ちなみに、一度聞いたり、見たりしたものは絶対に覚えられるし、忘れることはない」

「ということは、あなたたちが村に帰ってきた時に挨拶に回っていたら自然と覚えてしまいました。ってこと?」

「「そういうこと」」



さすが娘たち!

多分、転生した時に記憶が全て引き継がれるという俺の能力が違う形で遺伝したのかもしれないな。

というか、これってある意味チートなんじゃ……。



「じゃあ、改めて。アキア、ナツナ、これからよろしくね!」

「うん!ママ!」

「わかった。母さん」



娘2人が加わった後のライナ家は、俺、カズサ、アキア、ナツナの順番で当番が回っていた。

カズサが当番の日は相変わらずカレーが多かったが、アキアかナツナの日は、チートの記憶力で、料理の方法や、家事など、色々とすごかったので、家事に関しては、カズサが2人に弟子入りして腕を磨いていた。



そして、多分1ヶ月ぐらい後。

カズサが言った。

「あのー、ライナ様」

「どうしたの?カズサ」

「最近、ワタシたち運動不足かなー、と」

まぁ、そうなるわな。

確かに、弟子入りはしたけど師匠としてあまり教えられていない。

むしろ、娘2人のほうが教えているぐらいだ。



「というわけで、クエストに行きません?」

「おぉ、グッドアイデア!カズサ!……アキアとナツナは危なーー」

「アキアも行くー!」

「姉さんが行くなら、ナツナも」



「じゃあ早速、ギルドに行こう!」

俺たちはギルドに向かった。



「アンさん、クエーー」

「きゃぁぁぁぁ!」

外で悲鳴がした。

アンさんの声だ。



「結構遠くからですね……ライナ様、行きましょう!」



俺たちは状況を確認すべく、外に出た。

「ママ、向こう!」

どうやら村の入り口の方みたいだ。



走って悲鳴の元を探していると、村の入り口には謎の3人組に連れ去られるアンさんがいた。



「待って!あなたたち何者!?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ