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プロローグ

ーー結論から言うと、俺はめちゃくちゃ転生した。これで100回目の人生だ……2000年間……思い返せば、ろくなことなかった。生きていることを実感できた時間より、これから死ぬことを体感した時間が多かった気がする。2000年間、転生の日々においやられ、辛い日々を過ごししてきた……なんにせよ、もう転生しないで済む。



ーー転生ボーナスってこのことか……よくありがちなチート系のを期待してたけど、これはこれでいいかもしれない。



ーー全てはここから始まる。



義務教育……非行問題……学業不振……受験戦争……

学生に関するそれっぽい四字熟語をいくつかあげてみたが、希望に満ちた言葉はひとつも見つからない。



「世も末だな」



受験シーズン真っ只中の冴えない現役男子高校生は道路を横切りながら、そう呟いた。



そして、数秒後。



鈍い音と共に、彼は交通事故で人生に幕を下ろしたーー



はずだった。

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