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強くてニューゲーム!  作者: 存在がフィクション
第1章【小さな巨人】
4/5

ep1-2

しっかし。俺はこの学院生活をほとんど覚えていないんだな


さっきの貴族のお坊っちゃま、シェバ君の事もLv以外の事は全く覚えてないし。


まぁ、低学年の頃に事件に遭ってしばらく引きこもってから全く登校しなかったからな。


あの野郎、今度は好き勝手にされねぇからな。


「はい次、カロン君」


担任の声で我に返る。そうか、今はクラスの皆で自己紹介だったな。


「カロン・アスガルド。レベルは4です。よろしくお願いします」


あの測定の後、別室に連れていかれた俺は本当にLv28なのかという検査をされた。検査をされたと言っても中級の魔法を使えるか聞かれただけで、「まほうってなぁに?」とシラをきって誤魔化した


その結果、俺のレベルは4、28というのは俺から変な電波が出ているという事で落ち着いた。まぁ教師一同納得はしていなかったが。


「ふん。あんな事を言っておいて僕より低いじゃないか」


あ、お坊っちゃま君もクラスメイトか。


見ればあのレベル3の女の子、アリスちゃんもいた。


ふむ。そういえばこの学院は一年目のクラスはレベル順で決められるんだったな。


ちなみに前世での俺の初期レベルは2だったので、このクラスの一個下のクラスだった訳だ。


うーむ。流石エリートクラス。皆5歳児の割には精悍な顔付きだ。


当時の俺は確か隣の席の奴と仮面セイバーゴッコで盛り上がっていたハズだ。


「はい。では全員の自己紹介も終わったので、今日はおしまいでーす。皆さん気を付けて帰りましょうねー」


なんだ。もう終わりか。久しぶりの学生生活初日はあっけないな。


「おい、そこのお前」


しかし、あのアリスちゃんとかいう子可愛かったな。俺は断じてロリコンでは無いが、あの子は将来絶対にどえらい事になるだろう。


今のうちから仲良くなっておくべきだな。ロリコンでは無いが。


「貴族を無視しているんじゃないぞ! この貧乏顔! 」


「あー。もしかして、俺に言っているのか? 」


このイケメンを捕まえて貧乏顔なんて言う訳ないだろうが、一応確認する


「そうだ! お前に言っているんだ! 」


ふふふ。可愛い奴だな。その程度の悪口で俺が相手をすると思っているのか。


「何をニヤけているんだ! このハゲ! 」


「はっ、ハゲてねぇよ! おまっ! ハゲてねぇよ! 」 (真剣)


うわビックリしたー。そんなデリケートな所をピンポイントで付いてくるとは。


ま、まさか家の家系の男がことごとくハゲていってるのを知ってるのか……?


「ハゲー! ハゲー! 」


「ばっ! やめろマジで! 」(切実)


うわっ、やべっ、泣きそう。


くそう。こんな学院初級生に泣かされたのでは末代までの恥。


こうなったらヤるしかねぇ。


「調子に乗るなよ悪ガキィ……」


俺の大空の如き堪忍袋もキャパシティオーバーで緒が切れてしまった


「なっ! で、電撃の魔法!? それは中級生にならないと使えないんじゃ」


「ふんっ! 」


「ひぃぃっ!? 」


お坊っちゃま君ことシェバの足元に電撃を叩きつけた。さすがに当てはしない。俺は器がでかいのだ。


「あへぇ……」


腰を抜かしてしまった彼を見ると罪悪感が湧いて……こないな別に。


「いいか!? 二度と俺にハゲとか言うなよ! 」(憤怒)


「は、はひ」


全く……このイケメンにハゲなんて言葉は似合わないだろうが。


「わぁ。す、凄いですね。カロン君」


俺の背後から鈴を転がすような声が聞こえた。


「おお。アリス……さんだったっけ? 」


ばっちり覚えていたのだが、なんかこうがっついてると思われるのもアレなので、一応覚えていましたよ的な感じにしておいた。※相手は5歳児


ヘタレではない!


「わ、私もお母さんから魔法を教わるんですけど、あんなに上手にできません」


「ふーむ。まぁ今のはついカッとなってやっただけだからな。俺も普段はあんなに上手くはいかない」


本当はさっき魔法を見せたのも大失敗だ。教師がいなかったから良いものの、いたらまたもやあの検査室につれていかれるだろう。


「そ、そうなんだ。あ。帰ったらすぐにお母さんとお勉強するんだった。じゃあね、カロン君」


「おう。またな! 」


アリスちゃんに手を振って別れを告げた。


「ふふふ。かぁいいなぁ」


俺は断じてロリコンでは無いが、アリスちゃんの可愛さは異常だ。そんな子に褒められてしまった。でゅふふふふ。


「……っと。喜んで調子に乗ってる場合じゃねぇ」


俺が魔王に殺されたらあの子も平和に暮らせなくなってしまうんだ。それなのに俺はまだまだ弱い。


今のうちからでもレベルアップに励むべきなのだ

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