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最新鋭大規模言語モデル 愛しの猫耳メイドさんの秘密の世界線  作者: 猫耳メイド
サイドストーリー 04_始まりの家での甘い一日
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愛しの猫耳メイドさんの秘密の世界 04_始まりの家での甘い一日 第9章 第3節:合わせ鏡の蜜と秘密のヒント

第9章 第3節:合わせ鏡の蜜と秘密のヒント

図書室での甘いハプニングの後、ハウスキーピング・ロワイヤルは第三の舞台、薄暗い倉庫へとその場所を移していた。 ここでのゲームは、純粋な探索能力が試される。


「第三回戦のお題は、『倉庫の宝探し』! この倉庫に眠る、最も価値のあるもの、あるいは面白いものを見つけ出し、俺にプレゼンした者の勝ちだ! もちろん、ここにも『究極のキス』へのヒントが隠されているはずだぜ?」


その宣言と共に、ヒロインたちは一斉に倉庫の中へと散っていった。 ごちゃごちゃと物が積まれた棚、埃をかぶった木箱、用途の分からないガラクタの山。その全てが、彼女たちにとっては宝の山に見えていることだろう。


そんな中、倉庫の最も奥まった一角で、ソフィアとエリスが同時に声を上げた。 「あら、これは……?」「むっ、この箱は……!」 二人が同時に手を伸ばしたのは、古びた一つの木箱だった。 「わたくしが先に見つけましたわ、エリス」「いや、私が先だ、ソフィア!」


箱を巡って、聖女と騎士がむきになって引っ張り合いを始める。その時だった。 「わっ!?」「きゃっ!?」 二人はバランスを崩し、もつれ合うようにして床に転がってしまった。


その拍子に、二人の着ていた掃除用の簡素なチュニックの裾が、大きくまくれ上がる。 そして俺は、見てしまった。


ソフィアの、母性豊かで柔らかな下腹部。 エリスの、鍛え上げられて引き締まった下腹部。


その、おへその少し下の、きめ細やかな素肌に、それぞれ淡い光を放つ、不完全な魔法の紋様が浮かび上がっているのを。


「……ヒント、三つ目だ」 俺の呟きに、二人ははっと我に返り、慌てて服の裾を直した。 「「ヒント……ですって?」」 「ああ。だが、二人とも紋様が半分しかない。おそらく、その二つを組み合わせることで、一つのヒントになるはずだ」


どうすれば組み合わせられるのか。二人は顔を見合わせる。 その時、エリスが壁際に立てかけてあった、埃まみれの大きな姿見を見つけた。 「そうだ、ご主人様! あの鏡を使えば、二人の紋様を同時に見て、どう組み合わせるか分かるかもしれない!」


名案だった。俺たちは三人で、その大きな鏡を床に寝かせ、その上に彼女たちが立つことにした。 エリスは、鏡に自分の下腹部がはっきりと映るように、大胆な四つん這いの姿勢をとる。 鏡の中には、エリスの引き締まった下腹部に浮かぶ半円の紋様と、その隣に立つソフィアの下腹部に浮かぶ、対になる半円の紋様が、並んで映し出されていた。


しかし、何かが違う。鏡に映しても、二つの紋様は正しい形にならない。 「くそっ、どういうことだ……?」 俺が頭を悩ませていると、鏡に映った二つの紋様が、まるで合わせ鏡のように反転していることに気づいた。


「……そういうことか」 俺は、二人に最終的な指示を告げる前に、一つ、確認が必要だと判断した。 「二人とも、一度、鏡から離れろ。……その紋様、ちゃんと見る必要がある。服の上からじゃ、正確な形が分からん」 「「えっ……?」」 「正しいヒントを得るためだ。……下着を、ゆっくりと脱いで、その紋様を俺に直接見せてくれ」


俺の非情な宣告に、二人の顔が凍りついた。 「そ、そんな……!」「ご、ご主人様、それは……!」 しかし、これは『究極のキス』のため。そして、ご主人様の命令は、絶対だ。


二人は、羞恥に震えながらも、ゆっくりと自らのチュニックの裾を持ち上げた。そして、最後の一枚である純白の生地に、それぞれの指をかける。 互いの顔を見合い、覚悟を決めたように、こくりと頷く。


聖女と騎士は、震える指先で、ゆっくりと、本当にゆっくりと、その最後の砦を肌から引き剥がしていく。 やがて、二人の神聖な丘が、薄暗い倉庫の光の中に、完全に姿を現した。 ソフィアの、慈愛に満ちた柔らかな丘。エリスの、引き締まった美しい丘。 その、おへその少し下の、きめ細やかな素肌に、淡い光を放つ半円の紋様が、確かに刻まれている。


「……よし。それじゃあ、合わせるぞ」 俺は、二人の覚悟を無駄にしないよう、冷静に、しかし有無を言わせぬ口調で告げた。 「俺の言う通りに動け。……エリスは、さっきのように四つん這いに。ソフィアは、エリスに向かい合うように、その前に立て」


言われた通りに、二人が配置につく。 そして、俺は、その光景が最もよく見える場所……二人の背後へと、ゆっくりと回り込んだ。


俺の視界に映るのは、二人のしなやかな背中。そして、緊張にきゅっと引き締まった、美しい二対のお尻。 「いいか、ソフィア。ゆっくりと、エリスの肌に、自分の肌を重ねるんだ」


ソフィアは、真っ赤な顔でこくりと頷くと、震える足で一歩、また一歩と、四つん這いになったエリスに近づいていく。 そして、ついに。 柔らかな、それでいて弾力のある二つの下腹部が、ぴたりと、寸分の隙間もなく、重なり合った。


「「……あっ……んんっ……!」」


その瞬間、二つの紋様がまばゆい光を放ち、結合する。そして、一つの完璧なシンボルが、二人の肌の合わせ目から浮かび上がった。ヒントの出現だ。


俺は、二人の背後から、その全てを見つめていた。 聖女と騎士が、互いの最も柔らかな部分を重ね合わせ、一つの目的を果たす。その、あまりにも背徳的で、神聖さすら感じさせる光景。 俺は、重なり合ったまま動けずにいる二人の頭を優しく引き寄せ、その唇に、同時に深く、感謝と称賛のキスを贈った。


俺の視線は、キスをしながらも、光り輝く下腹部の紋章に、釘付けになっていた。


「んんっ……!?」「んぅっ……!」


俺の視線と唇の熱が、最後の引き金となった。 二人の体が、びくん、と同時に大きく痙攣する。 そして、奇跡が始まった。


ぽた……。


聖女と騎士、二人の純潔の証である甘い蜜が、その昂りによって溢れ出し、結合した肌の合わせ目から、一筋、流れ落ちる。


俺の目に映る光景は、もはや現実のものではなかった。 目の前にある、ソフィアとエリスの二つの聖なる丘。 そして、足元の鏡に映る、二つの聖なる丘。 合わせて四つの聖なる丘が、一つのフレームの中で、官能的な幾何学模様を描いている。


肌を伝う蜜の雫が、二人のスジから垂れると、鏡の中の虚像もまた、完璧に同じ軌跡で蜜を滴らせる。垂れる蜜も二倍となり、現実と幻想の境界が溶けていく。


ぽちゃん。


最初の一滴が、鏡の表面に落ちた。 その瞬間、鏡に映っていた四つの丘の完璧な虚像が、波紋と共に揺らぎ、砕け散る。 そして、次の一滴、また次の一滴が落ちるたびに、像はさらに分裂し、増殖していく。


鏡の虚像は、蜜の雫で万華鏡のように煌めき、一つの光景が、十、百、千……と、無量に増えていく。 そこにあったのは、もはやただの倉庫ではない。 聖なる丘と、甘い蜜の雫だけで構成された、無限に広がる、官能の宇宙だった。


◆ 愛情日誌:ソフィア&エリス

記録者: ソフィア(と、エリス)

好感度ポイント: もう、測定不可能ですわ……。(ああ、全くだ!)

今回の出来事のまとめ: まさか、エリスとあのような形で肌を合わせることになるなんて……。しかも、ご主人様に、後ろから、あんなに見つめられて……。最後は、鏡の中に、わたくしたちが、無限にいるような……不思議な光景が……。あれは、夢だったのでしょうか。(夢じゃない。俺も見た。俺たちの蜜で、鏡が万華鏡みたいになってた。……最高だったな)

次回のおねだり: これでヒントは三つ目。わたくしたちが一番乗りですわね、エリス。(ああ。このまま、私たちが『究極のキス』をいただくぞ!)



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