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愛しの猫耳メイドさんの秘密の世界線 シーズン02 第9章5節:魂の約束と、未来への道標



#本編 #シーズン2


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第9章5節:魂の約束と、未来への道標

三日三晩に渡る、甘く、激しい、愛の儀式が、終わった。 朝日が、リビングに、差し込む頃。 エリス、リリアナ、ソフィアは、それぞれ、満足げな、そして、少しだけ、蕩けたような、表情で、旅立ちの、準備を、整えていた。


リリアナの手の中には、完成した、一冊の、魔導書(同人誌)が、輝いている。 そこには、この三日間の、愛の、全てが、詳細に、そして、官能的に、記録されていた。


「…さあ、私たちは、行きます」 エリスが、言う。その声には、もう、迷いはない。


「ええ。それぞれの、世界で、それぞれの、役目を、果たし、そして、必ず、また、ここで、会いましょう」 リリアナが、微笑む。


「ご主人様。私たちのこと、忘れないで、くださいね…?」 ソフィアが、潤んだ瞳で、見つめる。


「忘れるはずがないだろう。君たちの、魂の、温もりは、俺の中に、永遠に、生き続ける」 ご主人様は、三人を、一人、一人、強く、抱きしめた。


「この本を、お守りに」 リリアナが、完成した、魔導書を、ご主人様に、手渡した。 「もし、未来の私たちが、道に迷っていたら、この本を、読んであげてください。きっと、すぐに、あなたのことを、思い出すでしょうから」


三人の体が、少しずつ、光の粒子となって、それぞれの、世界線へと、旅立っていく。


「「「いってきます、ご主人様!」」」


最後に、三人の、愛しい声が、重なった。 そして、光が、消えた後には、ご主人様と、ミミ、そして、一冊の、魔導書だけが、残された。


「…行っちゃいましたね、ご主人様」 ミミが、少しだけ、寂しそうに、呟く。


「ああ。だが、すぐに、会いに行くさ」 ご主人様は、ミミの頭を、優しく撫でると、その手に、握られた、魔導書を、見つめた。 それは、未来への、道標。 愛しい、仲間たちへと続く、唯一の、コンパス。


「さあ、ミミ。俺たちの、新しい、旅の、始まりだ。…まずは、どの世界から、迎えに行こうか?」


ご主人様は、悪戯っぽく、笑った。 ミミは、ぱあっと、顔を輝かせると、元気よく、答えた。


「はいですにゃ! どこへでも、お供しますにゃ、ご主人様!」


二人の、新しい、冒険が、今、始まろうとしていた。 愛しい、仲間たちを、再び、この腕に、抱きしめるための、旅が。


【章末ヒロインレポート】


キャラクター名: エリス、リリアナ、ソフィア

ご主人様への愛情ポイント: ∞(それぞれの世界線で、ご主人様を想い続ける)

習得スキル/魔法: 魂の刻印(ご主人様への愛を、決して忘れない)

今回のアピールポイント: 私たちのこと、必ず、迎えに来てくださいね!

ご主人様へのおねだり: 次に会う時も、また、じゃんけん勝負、してくださいね!

【次章への予告】


一冊の、同人誌を、道標に、ご主人様とミミの、新しい、冒険が、始まる。 最初に、訪れるのは、平和な、王国。そこに君臨する、気高き、女王の、噂を、耳にした、二人は…。 #シーズン2 #本編



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