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愛しの猫耳メイドさんの秘密の世界線 シーズン02 第9章4節:聖母の汚れ仕事



#本編 #シーズン2


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第9章4節:聖母の汚れ仕事

リリアナとの、甘く、濃密な、儀式が終わり、リビングには、なんとも言えない、官能的な、空気が、漂っていた。 扉が、そっと開かれ、顔を真っ赤にした、エリス、ソフィア、そして、少し眠そうなミミが、入ってくる。


そして、最後の挑戦者、ソフィアが、ご主人様の前に、静かに、進み出た。 その表情は、慈愛に満ちた、聖母の微笑み。しかし、その瞳の奥には、他の二人とは、また違う、深く、そして、少しだけ、歪んだ、愛の炎が、揺らめいていた。


「ご主人様」 ソフィアは、うっとりとした表情で、ご主人様を、見つめた。


「聖女は、時に、人々の、罪や、穢れを、その身に、引き受けねばなりません」


そして、彼女は、宣言した。 その声は、囁くように、優しく、しかし、聞く者の、理性を、麻痺させるような、甘い、毒を、含んでいた。


「お仕置きとして、ご主人様が、先ほどまで、他のリリアナと、交わしていた、愛の、その全てを、この身で、清めさせてくださいまし…」


「…!」 エリスとリリアナが、息を呑む。自分たちの、愛の、痕跡すらも、彼女は、自分のものにするというのか。


「ご主人様の、その唇に残る、リリアナ様の、味を。その体に、残る、エリス様の、温もりを。その全てが、私の前では、罪であり、穢れです。ですから、罰として、その全てを、私が、舐め尽くし、浄化させて、いただきますわ。…ご主人様を、完全に、私の色に、染め上げる、『聖母の、汚れ仕事』。さあ、始めましょう?」


その、あまりにも、独占欲が強く、そして、背徳的な、おねだりに、ご主人様は、もはや、抗う術を、持たなかった。


【サービスシーン: タイプJ: 公開お仕置き宣言じゃんけん(覚悟の勝利)】


「…君の、勝ちだ」 ご主人様は、じゃんけんをするまでもなく、降参を、宣言した。


「あら、嬉しい。では、早速…」 ソフィアは、聖母の微笑みを浮かべたまま、ご主人様の、胸に、その手を、這わせた。


「まずは、この、胸に残る、騎士様の、熱い、想いから、ですね…」 その指先が、ご主人様の、肌を、なぞるたびに、びりり、と、甘い、衝撃が、走る。


(すごい…あの人、私たちの、思い出ごと、ご主人様を、自分のものに、するつもりだわ…) (ええ…。嫉妬、独占欲、そして、博愛…。その全てを、内包した、究極の、愛の形…完敗ですわ…)


エリスとリリアナは、ソフィアの、その、底知れない、愛の深さに、ただ、ひれ伏すことしか、できなかった。 ミミだけは、「ソフィア様、なんだか、いつもより、キラキラしてるですにゃ…」と、純粋な、尊敬の、眼差しを、送っていた。


聖母の、浄化の儀式は、夜が、明けるまで、続いたという。 #シーズン2 #本編



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