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愛しの猫耳メイドさんの秘密の世界線 シーズン02 第5章EX節:ミミの告白と、溜め込んだ全ての欲望



#本編 #シーズン2 #特別編


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第5章EX節:ミミの告白と、溜め込んだ全ての欲望

その夜、一行は作戦司令室に集まっていた。 これまでの戦いを振り返り、今後の対策を練る。リリアナが冷静に情報を分析し、エリスが力強く戦術を語り、ソフィアが聖女の力で皆を癒す。 その輪の中心で、ミミは、いつものように甲斐甲斐しくお茶を淹れ、皆をサポートしていた。


だが、ご主人様は、見逃さなかった。 皆のカップにお茶を注ぎ終えたミミが、ふと見せた、一瞬の寂しげな表情を。


「ミミ」


「は、はいにゃ! ご主人様!」


「お前も、何か言いたいことがあるんじゃないのか? いつも、自分のことは後回しにしてばかりだろう」


その、あまりにも優しい言葉に、ミミの大きな猫目が、みるみるうちに潤んでいく。 リリアナも、エリスも、ソフィアも、はっとした顔でミミを見た。そうだ、彼女は、いつも、自分の欲望を押し殺して、私たちの戦いを、その目に焼き付けてきたのだ。


ミミは、ぷるぷると唇を震わせ、やがて、意を決したように、顔を上げた。


「…やります! ミミも、やらせてくださいにゃ! 『公開お仕置き宣言じゃんけん』 を!」


その声は、作戦司令室に、凛と響き渡った。


ご主人様の前に、ちょこん、と正座したミミ。 その後ろには、固唾を飲んでその様子を見守る、三人の仲間たち。その視線が、ミミの背中に、びしびしと突き刺さる。


「いいだろう。お前の溜め込んだもの、全部、ぶつけてみろ」


「はいにゃ…!」 ミミは、一度、ぎゅっと目をつむると、夢見るような表情で、宣言を始めた。


「ミミがお願いするお仕置きは…『猫耳メイドの忠誠フルコース』 ですにゃ!」


まず、前菜から。 「『ご主人様専用の首輪と鈴の奉仕』。ミミ専用の首輪をつけて、お仕置きが終わるまで、ずっと鈴を鳴らし続けますにゃ。もし音が止まったら、『ダメな猫だな』って、耳元で囁いてほしいですにゃ」


次に、スープ。 「『尻尾のお手入れと敏感な付け根への刺激』。目隠しされて、四つん這いになったミミの尻尾を、ご主人様にブラッシングしてほしいにゃ。そして、一番敏感な付け根のあたりを、指で…優しく、撫で続けてほしいですにゃ」


魚料理。 「『ご主人様の指からミルクをいただく罰』。メイド失格ですにゃ。お皿のミルクを、ご主人様の指から、直接舐めさせてくださいにゃ」


肉料理。 「『全員の視線を感じながらの追体験朗読会』。ミミが、これまで、一番羨ましいって思った、リリアナ様、エリス様、ソフィア様の、あのセリフを…ご主人様に、耳元で、再現してほしいんですにゃ…」


そして、デザート。 「『暗闇での匂い付けの儀式』。最後に、部屋を真っ暗にして、目隠しをしてくださいにゃ。そして、『お前は俺だけの猫だ』って言いながら、ご主人様の匂いを、ミミの体に、いっぱい、擦り付けてほしいんですにゃ…」


(((………!!!)))


リリアナ、エリス、ソフィアは、絶句した。 それは、これまで自分たちがしてきたおねだりとは、次元が違う。 奉仕欲、独占欲、そして、仲間への羨望。ミミという存在の、その全てが凝縮された、あまりにも純粋で、あまりにも重い、欲望のフルコース。


「…すごい。あの子、今までずっと、私たちのことを見て、全部、全部、溜め込んでいたのね…」 「ああ。ある意味、我々の中で一番、欲望に忠実なのかもしれないな…」 「…ミミさん。素敵です…」


三人の、嫉妬を通り越した、尊敬と羨望の眼差し。 その視線を、ミミは、快感に震える肌で感じていた。


「…さあ、勝負ですにゃ、ご主人様!」


ご主人様が、ゆっくりと「グー」を出す。 ミミは、その瞬間、恍惚の表情を浮かべ、寸分の狂いもなく、完璧な 「チョキ」 を差し出した。


「ミミの、負けですにゃん…♪」


その声は、蕩けるように甘かった。


約束通り、部屋の明かりが消される。 完全な暗闇の中、ミミの首に、カシャン、と冷たい首輪がはめられた。


チリン…


静寂に、鈴の音が、いやらしく響き渡る。 視界を奪われたミミの肌は、これ以上ないほど敏感になっていた。 ご主人様の指先が、頬を撫でる。 仲間たちの、熱い息遣いが、すぐそこに感じられる。 その全てが、快感となって、ミミの全身を駆け巡った。


これは、いつも頑張っている彼女への、ご褒美。 これは、彼女が自らの意志で勝ち取った、最高に甘い、罰のフルコース。 暗闇の中で、ミミは、長年の夢が叶う喜びに、ただ、静かに打ち震えるのだった。 #シーズン2 #本編



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