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愛しの猫耳メイドさんの秘密の世界線 シーズン02 第3章5節:ハッピーエンドと騎士の誓い



#本編 #シーズン2


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第3章5節:ハッピーエンドと騎士の誓い

エリスとご主人様の、魂をぶつけ合うような模擬戦は、確かに、地下の民たちの心を動かした。 彼らは、ご主人様たちの、真っ直ぐな瞳を信じ、もう一度、和平交渉のテーブルに着くことを約束してくれたのだ。


数日後。 天空と地下、両種族のリーダーが、星樹の中立地帯で、歴史的な会談に臨んでいた。 ミミたちの活躍で、長きにわたる対立は、ついに、終止符を打たれたのだ。


「ありがとう、ご主人様、ミミ殿、リリアナ殿、そして、エリス殿。君たちのおかげで、我々は、過ちを犯さずに済んだ」


両種族のリーダーから、深々と頭を下げられ、一行は、少し照れくさそうに、しかし、誇らしげに、胸を張った。


その夜。 天空都市で開かれた、和平成立を祝う祝賀会の、その片隅で。 エリスは、ご主人様を、そっと、バルコニーへと誘った。


「…ご主人様。今夜は、本当に、ありがとうございました」


「いや、君の、あのじゃんけんのおかげだよ」


「…えへへ。あの時は、無我夢中だったんです」


エリスは、少し恥ずかしそうに、頬を掻いた。 そして、意を決したように、ご主人様の前に、すっと跪いた。


「エリス…?」


エリスは、ご主人様の手を取り、その手の甲に、恭しく、唇を寄せた。


【サービスシーン: タイプD】


「ご主人様。私は、改めて、あなたに誓います」


エリスは、その翠色の瞳で、ご主人様を、まっすぐに見つめた。 その瞳には、騎士としての忠誠と、一人の女の子としての、熱い恋心が、宿っていた。


「このエリスの剣は、生涯、あなた様のためだけに。この命は、生涯、あなた様をお守りするために。…そして、この唇は、生涯、あなた様だけを、愛し続けるために…」


その、あまりにも情熱的で、真摯な誓いの言葉に、ご主人様は、言葉を失った。 彼は、エリスの手を、優しく引き寄せると、その体を、力強く抱きしめた。


「…ありがとう、エリス。その誓い、確かに、受け取った」


二人の唇が、自然に、重なり合う。 それは、これまでのどんなキスよりも、深く、そして、神聖な、魂の契約だった。


【章末ヒロインレポート】


キャラクター名: エリス

ご主人様への愛情ポイント: 110P → 140P(私の剣を信じて、背中を預けてくれたから!)

習得スキル/魔法: 騎竜の突撃(ご主人様を乗せて、戦場を駆け抜けた)

今回のアピールポイント: 騎士としての私だけじゃなく、一人の女の子として見てくれたのが嬉しかった!

ご主人様へのおねだり: 次は手合わせじゃなくて、本当のデートに連れて行ってほしいな!

【次章への予告】


世界のシステムに触れる前に、一行は休息のため、湯煙立ち上る温泉郷へと向かう。しかし、そこには癒やしを求める、もう一人の聖女がいた。


#シーズン2 #本編



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