【12話】初配信③(甘味蜜、綿雲ふわり)
《甘味蜜》
よぉし!もうすぐ私の初配信の時間になる!です。
頑張って人気になるですぅー
私は、Vtuberと甘いものが大好きだ。そう何よりも好きです。
いつものように、大手Vtuber事務所の”ラライブ”配信を見ていると4期生を募集するということを聞いたです。これは、やるしかない!!です。そう思い応募した。
そして、面接のときに甘いものの素晴らしさを時間ギリギリまで話し続けていたらなぜか入れたです。多分私の話が面白かったんだろうねーです。
お!そろそろ始まるみたいだ、それじゃあ始めますかーです。
【#初配信】甘味蜜起動です!!
「イエェェェーイ、皆こんにちは~です。」
『こんにちはー』
『おおぅ、元気やなw』
『キャラが濃いwww』
〈天斗カイ〉『おい甘味、顔合わせぐらいは来いよ(圧』
『天斗くん来てるじゃんw』
『顔合わせ?』
「あはは、天斗ゴメンですー。でも、15円パンは食べなきゃ行けないじゃないですか?」
〈天斗カイ〉『マネージャーに頼んで買ってきてもらえ』
『15円パン>顔合わせ こういう事?』
『草』
『wwww』
『同期より15円パンを取った女ww』
この話だけで同説人数が6000人
どうなっているんですー
「まあまあ、そんなことは置いておいて自己紹介始めるですよ!」
『置いとくなw』
『置いとくんw』
『置いとくでw』
『 ↑縦読みw』
『草』
『草』
「とりあえず、資料ドーンです」
[名前] 甘味蜜
[職業] 甘味の化身
[特技] 甘いものの話を∞にできること
[やりたいこと] 甘いものの話
[憧れの人] 甘いもの
[達成したいこと] 甘いものの会社から案件をもらう
[ファンネーム] お菓子
[ファンマーク] ・ω・
[はじめの挨拶] こん菓子ー
[終わりの挨拶] 乙菓子ー
「これですーこれから宜しくお願いしますですー」
このあと時間ギリギリまでお菓子の話がされた。
《綿雲ふわり》
ぽえぇー
初配信前なのに寝ていた。
マネージャーはというと、綿雲に追い出されてドアの前で困っている。
「綿雲さん!!もうすぐで配信が開始されます。」
そう、綿雲のパソコンは自動で配信が開始されるように設定されている。
あと10秒で初配信が始まってしまう。
10... 9... 8... 7... 6... 5... 4... 3... 2... 1...
【#初配信】はいしんん
『始まったー』
『こんにちは^^』
『こんにちはー』
『あれ?綿雲さん?』
ぐうぅ すぴー
『え?もしかしなくても寝てる?w』
『寝てるねぇww』
『ぐうぅ すぴーww』
『ぐうぅ すぴーじゃないんだよwww』
ふえぇ
〈科氏部リョウ〉『綿雲!!起きろ!!!!』
『科氏部さん来てるw』
『科氏部さん起こしに行ってあげてw』
〈科氏部リョウ〉『ええぇ!うーん皆さんちょっとまってくださいね』
綿雲が寝ている。
いやどゆことマジあいつなにしてんの。
そう言いながら綿雲の配信ルームに言った。
そうすると何故か、綿雲のマネージャーが廊下に立っていた。
「ええ!科氏部リョウさん!?どうしてここに」
「綿雲を起こしに来ました」
そう言うと、綿雲のマネージャーさん少し困った顔をした。
「実は、綿雲さん鍵を締めてるんですよ」
「はあぁぁ!!!あいつなにしてるんだ、ちょっとまってくださいね」
どりゃああぁあぁぁぁぁ
配信ルームのドアを思いっきり蹴った。
幸い壊れなかった。
綿雲のマネージャーさんは、あわわわわ
って顔をしていた
ばあああんんん
とてつもなく大きな音がドワの方向からした。
流石の綿雲も目を覚ました。
はっ!
ん?
んんんん?
もう配信始まってるぅぅぅ
『うっわびっくりしたw』
『多分、科氏部さんがドワを蹴ったんやろ』
『草草草』
『www』
『あ!起きたみたいだぞ』
『やっっほー、起きてるぅ?』
「ん?り、りょ!?なんでここにいんだ?」
とりあえず鍵を開けた。
「なんでここにいるんだじゃねんだよおおおお、とりあえず、配信をしろ!!」
「おけえぇ、わかったぁ」
その後配信をしていたがリスナー達は綿雲がどんなやつなのかを存分に堪能した。
[名前] 綿雲ふわり
[職業] 無職 兼 ニート
[特技] 寝ること
[やりたいこと] とりあえず収益化
[憧れの人] 金持ち
[達成したいこと] 収益化
[ファンネーム] ニートン
[ファンマーク]
[はじめの挨拶] こんふわぁー
[終わりの挨拶] 乙ふわぁー