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ぬくもりのプロポーズ

作者: 穂住瑞穂


くしゃみをした。


ー寒くなったね。


母は自分のマフラーを私に掛けてくれた。

温かくて母の匂いがした。


くしゃみをした。


ー寒いでしょ。


あなたは自分のマフラーを私に掛けた。

母のようなぬくもりを感じた。


私が選んだ道は間違ってなかった。

そう思うと笑みがこぼれた。


あなたは不思議そうに私を見ている。


いつも不安はある。

あなたが私から離れたらって。


悩んで眠れないこともある。


マフラーからはあなたの匂い。

感じるあなたのぬくもり。


間違いじゃなかった。


あなたからのプロポーズに頷くことを決めた。


手を繋いだ3人の仲のいい家族とすれ違う。


1年後、私達は家族になりました。



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― 新着の感想 ―
[一言] すれ違う家族が 未来を示唆するようで。 そしていつか、 二人の間に出来た子供に 自分がマフラーをかけるような そんな関係性になっていく 未来を示唆するようで。 作品全体が温かい感じで包まれ…
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