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シドの国  作者: ×90
診堂クリニック
158/285

157話 不明な目的地を目指して

〜診堂クリニック 第三診堂総合病院 カジノバー“ 兎ノ鹿蝶(うのしかちょう)”〜


 シスターは倒れ込むニクジマの隣に落ちていた、“ハピネスの臓器が入ったケース”から臓器を回収した。その中から”破けたオブラート“を指先で掬い、じっと見つめてからボソリと呟いて投げ捨てた。


「……詰めの甘い人ですね。“寄生虫に感染させた”なんて誰も言っていないのに……」

「あの〜。一個いいですかぁ?」


 ニクジマに近づくシスターに、レシャロワークが遠慮がちに声をかける。


「なんでしょうか。彼女を守るつもりでしょうか?」

「いやいや〜。キャンディボックス(ウチ)が任されてるのは“ゲーム中の護衛と立ち合い。あと侵入者の排除“だけですからぁ〜。シスターさんたちは侵入者でもないしぃ。ゲームは終わっちゃったしぃ。ただでさえ休日出勤だって言うのに、自分が手を出す意味も理由もありませんよぉ」

「では何を?」

「一個だけ分かんないんですけど、シスターさん。どうやってトランプの中身を知ったんですかぁ?」


 シスターが沈黙する。そして、小さく溜息を吐いてからレシャロワークに背を向ける。


「……私の異能です」

「お、やっぱ”覗き見“の異能ですかぁ?」

「いえ……。私は、”記憶操作“の異能者です」

「あらぁ。そりゃまたけったいなモノを……んん? でも、それじゃあトランプの中身分からなくないですかぁ? ニクジマさんの心を読んだんですかぁ?」

「いえ、この異能の発動条件は接触です」

「えぇ〜尚更不思議ぃ。あ、待って。当てたい当てたい」


 レシャロワークはこめかみに指を当てウンウンと唸り、ぼそぼそと独り言を漏らす。


「物の記憶を読む! ……訳ないかぁ。ハピネスさんがいい感じの異能者とかぁ? でも、そんなら真っ先にお腹開く意味ないもんねぇ……。あ! わかった! ここに来る前に、誰か関係者の記憶読んだりしてたんでしょ! って言おうと思ったけどぉ……シャッフルパターン読めるわけではないしなぁ……」

「正解は”蝿“ですよ」

「はえ〜?」


 部屋の中には、未だ数匹のニクバエが飛び交っており、今は倒れ込むニクジマの口元に水分を求め集っている。


「生き物はそれぞれ、自分に適したレンズで世界を見ています。もし寿命が1秒の生き物がいたなら、海は固まって見えるでしょうし。寿命が1億年の生き物がいたなら、地面は水のように波打って見えるでしょう。蝿は、我々人間よりも細かく世界を見ている」

「……スローモーションに見えてるってことぉ?」

「言うなればそうでしょうね。何も難しいことはありません。私は蠅の記憶を読んで、シャッフル装置で掻き混ぜられるトランプを”全て目で追って数えていた“だけですから」

「ほへ〜。最初に山札全部捲ったのは、中身を全部確認するためだったんですねぇ。ただの鬼馬鹿だと思っちゃったぁ」

「ただの馬鹿に思われていたなら何よりです。変に疑われたら台無しですから。でも……」


 シスターは倒れているニクジマに近づき、しゃがみ込んで彼女の首筋に触れる。


「結局、貴方は全ての道を違えてしまった。もう2度と迷わぬよう、道を一本に絞ってあげましょう」


 そして異能を発動し、ニクジマの記憶を改竄する。するとシスターは「さて」と呟いて立ち上がり、レシャロワークに微笑みかけた。


「レシャロワークさん。ひとつ、頼みがあります」

「えぇ? 帰りの護送とか嫌だよぉ? 早くお家帰って鎧核4やんなきゃ」

「異能の詳細を教える。これがどれほど致命的な自殺行為かは分かっていますよね? 私はそれを教えたんですよ?」

「えぇ〜……勝手に自分で喋ったんじゃん……。それを交換条件には――――あっ」


 レシャロワークはシスターの言葉の意味に気付き、半身の姿勢で出口の搬入出用エレベーターの方に目を向ける。


「察しが良くて助かります」


 敵対している相手に異能の詳細を教えることは、基本的に致命的である。異能を用いた戦闘の本質は“初見殺し”。逆を言えば、異能は性質を把握されることで大きく弱体化する。


 では異能の詳細を教えるメリットとは何か。それは主に、“共闘する仲間との連携“に役立つという理である。


「レシャロワークさん。さっき、ニクジマさんの持っていた電子パッドのカメラ映像で、地上へのエレベーターが一瞬見えました。階数表示は地上階なのに、扉が半開きになっていました」

「……ニクジマさんの通信機にも連絡ありませんねぇ。あの辺は警備員がカメラで鬼見張ってる筈なんですけどぉ」

「誰かが、エレベーターを使わずにここまで降りて来ています」


 シスターが横目でハピネスを見る。彼女は何も言わずに横たわっており、シスターの方のは一瞥もくれず押し黙っている。その態度が、ハピネスの異能をも掻い潜る思わぬ強敵の接近を物語っている。部屋の入り口を塞ぐ鋼鉄の扉の向こうから、存在しない怪物の吐息が流れてくるような錯覚を感じる。部屋を飛び回る蠅の羽音と、弱々しく脈打つ心音を、凄烈な銃声が切り裂いた。













 

「シスター!!!」


 ナハルは搬入出用エレベーターが開くと同時にカジノバーに駆け込む。しかしそこには誰も居らず、数匹の蝿が辺りを飛び回っているだけであった。しかし、使奴の鼻を突き抜ける大量の血の臭いが、ここで起きたであろう地獄絵図を脳裏に鮮明に突きつける。


「シスター!? どこですかシスター!!!」


 使奴の鋭敏な感覚を以ってすれば、声掛けなど無意味である。壁の向こうに誰がいようとも、例えそれが死体であろうとも、見つけ出すのは難しいことではない。しかしナハルは現実を受け入れたくないがために、起こりもしない奇跡を願ってシスターの名を呼び続けた。カジノバーと隣接している手術室に彼女が足を踏み入れると、そこに残った残留波導が突風のように押し寄せて来た。ここで行われていた魔導手術。その回数。規模。それらが、まるで今まさに目の前で行われているかのような錯覚に陥る。使奴であるが故、優秀であるが故、ナハルは目を閉じても理解し感じ取ってしまう。


「うっ……!!! シ、シスター……。シスター……!!!」


 何処かにヒントが無いか。どんな些細なものでもいい。手当たり次第に辺りを調べた。使奴らしくもなく、非効率的に、闇雲に。そこへ、背後から声が投げ掛けられる。


「一足遅かったようですね」


 そこにいたのは“大河の氾濫”リーダー、バシルカンであった。その後ろには、人道主義自己防衛軍総統、ベル。そして診堂クリニック院長、ミドー・ホウゴウの姿がある。ベルは興味深そうに辺りを見まわし、ホウゴウに尋ねる。


「ほう……。何故病院の中にカジノバーが? それも隣が手術室なんて。ホウゴウ、この部屋について、何か知っていたか?」

「……は、犯罪者相手に何かしてるくらいの噂は知ってたけど、ここまでやってるなんて聞いてない……!」

「まあ、だろうな」


 3人の態度を訝りつつも、ナハルは藁にも縋る思いでバシルカンに詰め寄る。


「何か知っているのか!? 何でもいい、教えてくれ!!」

「簡潔に申し上げます。シスターさんは恐らく、“存在しない村”に誘拐された可能性が高い」

「そ、“存在しない村”……?」


 バシルカンがホウゴウに目を向けると、ホウゴウは唇を強く結んで思案しつつも、言葉を詰まらせながら説明する。


「私も、詳しくは言えない……。そういう約束だから……。言えるのは、“存在しない村”は診堂クリニックと古くから付き合いがあった。それこそ、大戦争の少し後……ヴァルガンさん達ウォーリアーズと知り合ってから数日後くらいから。診堂クリニックが今まで他国に脅かされなかったのは、使奴の武力弾圧によるものより、存在しない村のお陰だったって言ってもいい。だから、私は存在しない村については何も話したくはない。ごめんなさい」


 曖昧な言葉で説明を避けたホウゴウを、ナハルが鋭く睨みつける。しかし、怯えるホウゴウを庇うようにしてベルが割って入ると、ナハルは怒りを露わにしつつも押し黙って目を伏せた。


「まあナハルの言いたいことも尤もだが、ホウゴウの言い分も尤もだ。それに、ホウゴウの古い友人だと言うなら、シスターに危険が及ぶことはないだろう」


 そうベルが諭すと、ナハルは不安そうにポツリと呟く。


「……ハピネスも一緒だ」

「ああ、それは厄介だね」


 それからベルは、バシルカンの方を向いて首を傾げた。


「にしても……バシルカンはどうして“存在しない村”のことを知っている? 我々ウォーリアーズでさえ噂程度にしか聞いていないと言うのに……」

「私もホウゴウ様から聞いた情報で全てです。“存在しない村”という団体が後ろ盾におり、最近は“キャンディボックス”が主たる護衛役であったと」

「じゃあ誘拐の犯人とまで断定できるのは変だね?」

「いえ、キャンディボックスがシスター様を誘拐する理由が御座いません。なので、消去法で存在しない村が犯人ではないかと」

「バシルカン。使奴相手に隠し事は出来ないよ」


 ベルがバシルカンを睨むと、バシルカンは暫し地面を眺めてからベルに視線を戻す。


「では正直に申し上げます。私がそうさせました」


 眉ひとつ動かさず白状したバシルカン。ナハルは思わず彼女に飛びかかろうとするが、ベルがナハルの腕を掴んで引き離す。


「おっと」

「離せ!!!」

「まあまあまあ。話を先に聞こうよ」


 バシルカンはベルに頭を下げて感謝の意を表すと、咳払いを挟んで淡々と話し始めた。


「そうさせた……と言っても、そうなってくれたらいいな、程度の思いつきです。私がホウゴウ様に接触した際、ラルバ・クアッドホッパーと同行者の情報を具に説明しました。それはもう誰かが聞いてても聞こえるほどハッキリと。それだけです。もし存在しない村の誰かがそれを聞いてて、その話の何かに引っかかって、それから何かを思案していただければ、我々大河の氾濫にとっては良い方向に転がると思った。それが全てです」

「ふむ……。だから消去法、か」

「はい。実際我々も存在しない村が何者なのかを一切存じ上げません。しかし、200年もの間ホウゴウ様を支え続けたと言うならば、使奴が統率する団体と考えるのが妥当でしょう。であれば、何かの間違いでラルバ・クアッドホッパーを負かすことも無くは無い……。そして、ホウゴウ様と長い付き合いで信頼をされているならば、イチルギ様達善良なる者が脅かされる可能性も低い。我々にとってはローリスクハイリターンの賭けだったわけです」

「じゃあシスターとラプーはひとまず心配いらないと言うことかな」

「ハピネス様の安否は保証し兼ねますが、概ね問題無いでしょう」


 バシルカンがチラリとホウゴウを見ると、彼女は情報を与えまいと咄嗟に目を逸らす。しかし、臆病な彼女が特に狼狽もせず傍観している事実こそが、シスターの生死が関わっていない何よりの証左であった。


 ナハルは葛藤しながらも、力ずくで溜飲を飲み下し落ち着きを取り戻す。


「……はぁ。取り乱してすまなかった。バシルカン。最初から安全だと分かっていたなら、もう何も言わない」

「ご理解頂き、誠に有難う御座います」




〜診堂クリニック カーディーラーショップ“シルバーバレット”本店〜


「じゃあコレを――――」

「いやあお目が高い! 流石で御座います! そちらは当店でもカ・ナ・リ・売れ行きの超人気モデル! お客様センスが良いですねぇ〜!!」


 近未来的な内装の車卸売店で、ハザクラは店員の行き過ぎた褒め言葉に怪訝な顔をする。ラルバ一行は存在しない村を目指すべく、移動手段を求めてカーディーラーショップを訪れていた。ハザクラの隣では、同じく車選びに付き合っていたカガチがカタログをペラペラと捲っている。


「どうせ“狼王堂放送局”で乗り捨てるのだろう? なら新車じゃなくて、コッチの使い古された中古車でいいだろう」

「俺もそう思うが……」


 そう言ってハザクラが店の奥に目を向ける。そこに展示してあったのは、レジャー用の大型プライベート機械馬車の数々。そして、その内の一台に寝転がるラルバの姿だった。


「あ〜このソファいいね。最高。無限に寝られる」


 ホテルの一室を模した車内のソファに身を預け、腑抜けた微笑みでソファの出来を吟味している。そんなラルバをハザクラは冷ややかに睨みつつ、再びカタログに視線を戻してぼやいた。


「何の気まぐれか知らないが、今は良い車が欲しいらしい」

「山に登ってみたり飛行機を貸し切ってみたり、喧しい奴だ」

「全くだ。ええと、積載量は問題無いな。定員も12人ぴったりだし――――」

「いえ、こちらの13人乗りでお願いします」


 そう言ってカタログを指を差す手。ハザクラが振り向くと、そこにいたのは大河の氾濫のメンバー、バシルカンとヴェラッドであった。


「バシルカン? 来ていたのか」

「はい。ハザクラ様にお願いがあって参りました」

「お願い?」

「我がメンバーのひとり、デクスを同行させて頂きたいのです」

「…………俺は構わないが」


 ハザクラがラルバの方を見やると、丁度デクスがラルバに交渉している最中であった。


「だぁからぁ! デクスだって行きたくて行くんじゃねーっつの!」

「じゃあ尚更来んな!! 何で快適なプチ旅行にお前も乗せなきゃならない!」

「そんなもんバシルカンに言え! デクスだって暇じゃねーんだ!」

「ああもう暑っ苦しい〜!」


 険悪な状況の2人を見て、ハザクラは面倒臭そうに溜息を吐く。


「……やめておいた方がいいと思うが」

「やめるも何も、我々はハザクラ様並びにラルバ・クアッドホッパーの行動を精査しなければなりません。その為には、後ろからついて行くよりも同行させて頂く方が確実だと思ったのです」

「ならラルバを説得しろ」

「それはハザクラ様の役割で御座います。もしラルバ・クアッドホッパーの手綱を握れない……と言うのであれば、我々大河の氾濫は破条制度に則って反対票を投じるでしょう。ハザクラ様にとっても、イチルギ様の脱退は手痛いのではありませんか?」

「俺は正直その辺気にしていないんだが……」


 ハザクラはもう一度ラルバを見る。そして、バルコス艦隊でのラルバへの恩を思い返し、深く溜息を吐いた。


「はぁ……。仕方ない。何とかしよう」

「助かります。では、デクスのことを宜しくお願いします」


 ハザクラがラルバの方へ歩いて行くと、ラルバは酷く嫌そうな顔をして首を左右に振った。


「嫌よハザクラちゃん。こんなド級の厨二病患者連れてくなんて」

「デクスだってゴメンだこんなの!! やらなきゃならねーことが山程あるっつーのに!」

「ラルバ、一つ良いことを思いついた」

「何よ」


 ハザクラがデクスに目を向けると、デクスは何やら嫌な予感がして一歩後退る。


「な、何だよ」

「大河の氾濫が診堂クリニックの護衛役を任されていた。と言うことは、今デクスの肩書きは世界ギルドの従事者では無い……と言うことか?」

「……ああ。世界ギルドと敵対してる奴らと接触すんのに、大河の氾濫の肩書きじゃ不便だ。今は“ダクラシフ商工会”の人間ってことになってる。あそこは割と中立だからな」

「ふむ。じゃあ、今後世界ギルドの協定非加盟国で身分の提示が必要になった場合は、デクスに任せよう」

「あぁ!?」


 それを聞くと、デクスは憤怒の形相を、ラルバは楽しそうな笑みを浮かべた。


「ああ〜いいね〜それ」

「良い訳あるかボケッ!! デクスの名前に傷がつくじゃねーか!!」

「身分偽造しておいて傷もクソも無いでしょ。意外と便利そう」

「ふざけんなっ!!」

「じゃあ取り敢えず最初の仕事は〜、車買っといて!」

「あぁ!?」


 ラルバはデクスの肩をポンポンと叩くと、店員にひらひらと手を振る。


「ヘイ! この店で1番デカくて1番良いやつをオプション全部盛りで頂戴! 支払いはあのヘンテコ赤髪ボーイにヨロシク!」

「わわっ! あ、ありがとうございますぅ〜!!」

「皆の者〜! 撤収! 焼肉行くよ!!」


 そう言ってラルバは早々に店を出て行ってしまった。残されたデクスは怒り心頭に発してラルバの後ろ姿を睨むが、それを追いかけるより早く店員に肩を叩かれる。


「お客様〜。お見積りの方なんです……がっ! こちらになります〜」

「あぁ!? っておい!! 何だこの値段!! 家が建つじゃねーか!!」

「我が社の最新魔工浮遊馬車の最高グレードに、今だけお得な安全安心パックと〜、旅先でも安心迷彩塗装に、オーナーサポート、トータルケア、万全のセキュリティに定期メンテナンスパックと我が社のカーゴシステム年会費をおつけしましてっ!! お値引き込みでこの値段になります〜!!」

「おいバシルカン!! ヴェラッド!! お前ら行かねーんだから、2人で折半しろ!!」


 しかし、バシルカンは静かに首を振る。


「私は貯金ありませんので。給料は9割以上寄付しています」


 ヴェラッドも家族の写真を見せて、給料の殆どが仕送りに消えていることを伝える。


「クソ……クソ……!! クソがよぉ!! デクスの貯金が無くなっちまう!!」

「お買い上げ有難う御座います〜!!」

「クソがよぉ〜!!!」


【大河の氾濫 デクスが加入】


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