盗賊お仕事うける
其のゴブリンは生まれた時より特別な力をスキルを有していた
魔王から信頼されアルムと名を付けられかつて信頼された男
普通のゴブリンより大きく成人男性並み体躯をしている
神々の縄張り内の洞窟で自分を慕い来た者と共に近づく哀れな弱者を待つ
仲間はオークやゴブリンが主体
志願者は居たが此の環境では身が持たない
「アニキミンナウラギラナイ」
「アルムソウダヨナ」
「そうだな」
「ウラギロウ」
「何度目だ。無理だ・・・」
「じゃあ俺らはどうすれば」
ゴブリンの一人はしたたかだが今回ばかりは妙案が浮かばない
「待つしか魔王の怒りが収まる迄」
アルムは自身より大きいオーガ相手にも落ち着き払い話
オーガは敬意持って話しかけ
「人質が居るのだ」
「従うしか他ない」
アルムは静かに胡坐をかき大剣を近くに置き
無気力に淡々と伝える
「ググググ」
「ウォォォォ!!!」
吠えるかもうそんなアルムには気力もない
俺はただ信頼に応えたかった
なら傍を離れるべきでは無かった
神々の軍に動きありの知らせがあり
俺に向かえとハイデビルの男が行ってきた
受け入れ向い何事もなく戻れば
俺の配下が暴行をしたと捕縛され
俺の命令と証言後自殺したと魔王から冷たく伝えられ
此の任を与えられ飛ばされた上
「彼女らを人質にか」
美しい心持ち癒しの力持つ少女
そんな彼女を慕う者達
「俺を庇い罪人に」
俺が裏切ればハイデビルの男により死ぬより辛い目にあわされるのは明白
フランは緊急と書かれた文が届き洞窟の傍の森のやって来た
「盗賊さん来てくれてたんだ」
「急なのにありがとう♪」
「哨戒中に見つけて」
「多くは無いけど率いてるのが死天の一人スレイヤー!」
「どうしようと思ってたんだ♪」
目の前の金の髪のかなりの美人軽装魔術師は頬を染めあらぬ方向見て喋る
彼女は認識阻害されている
かけているのはフラン
理由は楽したい為である
「フラン」
ノエルは何時もの聖女スタイルでフランを呼ぶ
「俺が見てくる」
「必要なら呼ぶから」
呼ばれたフランは作戦を伝え
「はい。分かりました」
「お気をつけて」
ノエルは肯定し微笑み夫を気遣いの言葉で送り出す
あらぬ方向にお礼をしつつ美人軽装魔術師は翼を出現させて飛び立つ
フランは当然消えている・・・・・・
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