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盗賊と愛妻は日向ぼっこ

 此処はアルムの生まれた地

昼なお暗き森の中勿論畑など無い


 無秩序だった場所であり本来ならば存在してない領域

創り出しが失敗した証でもある


 魔王により秩序が敷かれ

グランダグネに秩序が脅かされ

今ではシャインミナに下った場所


 「素早い救援有難う御座います」

艶やかな白い肌と鮮やかな緑の髪の優し気な美女

ゴブリンマザーが感謝を伝える



 魔王により支配する権利を与えられた

知恵ゴブの妻であり多くのゴブリンの母であり妻である

種族はグランドハイエルフ

名はヴェラ瞳は鮮やかな緑色である


 知恵ゴブは己の最速でこの地にたどり着き

どん詰まりの現状に嘆き天を仰いだ・・・・

 

 其の嘆きは恐神フィアに届き

ユニオン代表に就任したマルスはヴェラが人事権を此方に譲渡と同じ時に

救援作戦を開始した・・・



 作戦先ずはフランが槍の様にピンとなり

ラブが槍投げの様にフランを投げる

ノエルが見守る中

「ラブイズパワー!!」

フランが叫び

「パワーイズラァァァブ!!」

ラブも叫びフランを射出

「いってらっしゃい」

ノエルはのんびり手を振り瞬時に消える


 空中でノエルをフランがお姫様抱っこで迎え

「ただいま」

フランが言い

「はいお帰りなさいフラン」

ノエル微笑み言い



そしてシュタと二人は目標地点に立ち

フランは木々を数本引っ込抜き地をならし

ノエルが組み立て済みの総合教会をストレージから配置


 後は教会間転移を使用し 

人員と物資が送り込まれ・・・


 どん詰まりは解消された・・・・


 

 此処は簡易砦の

不可思議な見た目コンクリートの自動扉の中にあるお部屋

二人はシルトとヴェラは立って向いあい話す


 「現状グランダグネは追い払えたようです」

シルトはヴェラからのお礼に対して現状を伝える

「有難う御座います」

ヴェラは再びお礼を述べニコニコである

「此方こそ」

「申し訳ありませんが」

「シャインミナに下りそうな国知りませんか?」

シルトはお礼を述べ出来るだけ丁寧に尋ねる

「はい知っております」

「今此方に代表が向かってきています」

にこにことヴェラは伝える

「え」

シルトは驚き目を見開き奇妙な音を口から出す

「出過ぎた行動でしたか?」

「知恵ゴブが皆を引き込んだ方が良いと考え」

「各地に鳥で伝えたらかなりの国で下りたいと返信があり」

「来て貰った方が良いだろうと知恵ゴブが」

「交信出来たことがオカシイとのことで」

「知恵ゴブが調べたところ」

「古い恐神様の祠があり」

「なのでてっきり神由来物が無いと交信出来ないと」

「思ってたのですが~出来たのですね」

ヴェラはニコニコ顔のまま早口に淀みなく伝えてくる

「いえ出来ません」

「協力有難う御座いますヴェラ様」

シルトは押され気味であり

「ヴェラで良いですよ幹部シルトさん」

ニコニコのヴェラは

「では此れでこれからも良しなに」

伝え歩き去る



 ヴェラが出て行った後も茫然としていたシルトは

「ハッ!サトウ彼女をヴェラを」

「ええ安全に送り届けますよ」

サトウは頷き部屋から出てゆく

入れ違いにベルが入って来る

「どうしたの」

ベルは笑いながら机に座り

椅子に座り項垂れるシルトに声をかける

「ヴェラ侮りがたし」

「飲まれた」

シルトの答えに

ベルは笑い

「食われては居なくて一安心」

「其れは良かった」

シルトも笑い

「俺は神の間に行くベルはどうする」

ベルに尋ねる

「ついていくわ」

と答えながらサトウにネットワークでありがとうと伝える

サトウはいえいえお役にたてて何よりと返す



 フランとノエルは木の上で日向ぼっこ・・・・・


お読み頂き有難う御座います。

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