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盗賊は回り込まれ・・・・

 彼女の名はノエル

美しい容姿を持つ戦術級聖女

艶やかな金の髪宝石の様な碧眼

白く美しい絹の肌

恐ろしい程に整った美女


 彼女は常に防具<神聖礼装>を身に着け

其の美しい御姿は隠れている




 町の酒場でフランはゆっくり食事を・・・

 「宜しいですか」

美しい声が鈴の様に綺麗に響き

「?」

「俺か?」

「俺になのかぁぁぁぁ!!!!」

己に声をかけられた事実にフランは驚き大声を上げる

でも酒場に居る者は気にしないただ一人を除いて

「・・・・フランさん」

「お静かに」

目の前の神聖礼装を着た聖女は気にしたようで

「すいません」

フランはメッされた

「良いですよ」

「お名前は」

フランは同席を許可し名を尋ねる

「ありがとうございます」

聖女は同じテーブルのフランとは真逆の椅子に座り

「ノエルと申します」

名を告げ頭を下げる


 聖女・・佇まいから武闘派だろうとフランは推測

その姿は神聖礼装で見えない

頭は白いフードに覆われ髪型は解らず

目は黒い目隠しで隠されている

眉毛等から金髪だとは思うが変えられるしな・・・・

後かなりの美人だと思う

身長は俺よりわずかに低く成人女性の平均身長・・・・


 「私に何か」

ノエルは微笑み語りかける

「食事は」

フランは伝えスープを口に含む

「普通ですね」

ノエルは聊か不満の様だ

「・・・・用事は」

「悪いな美人と話す機会無くてな」

フランははぁとため息つきつつ伝え

「美人ですか」

嬉しさを露わにノエルは呟く

「ああ目隠しで見れないのが残念だ」

フランはそんなノエルを見れ天に召されそうな程幸せに

「お上手ですね」

ノエルは微笑み

「少し」

トーンを落とし小声で呟く

フランは聞こえたが聞こえなかったことと

「君が魅力溢れてるだけさ」

「男なら皆この位の賛辞送って当り前さ」

「フランさん嬉しいです」

「此方こそ」

「で用事なのですが」

ノエルは躊躇い気味に

「フランさんのお部屋で伝えたいのですが?」

フランは危険と判断し

「いえ此処で」

フランは冷静に答える

「・・・・・フランさん」

「先にお伝えしておきます」

「逃がしませんから」

ノエルは考え込み微笑み伝える

フランは

「はぁ」

と気の抜けた返事

「用事はお嫁さんになりに来ました」

「・・・・誰の」

ノエルの発言にフランは間を空け問う

「フランさんの」

「おかみさんお勘定此処に」

「あいよー」

ノエルの答えを聞かず

スキルを使いおかみさんだけに伝え素早く席を立ち酒場から立ち去り・・・・・



 「大したものですね」

「フランさん」

酒場を出て直ぐに聖女に回り込まれた

「君ね」

「私では不満と」

「さぁ」

フランは消える


 「ふふふふ」

「はははは」

フランとノエルは暗い笑い声を浮かべる

「どうして」

ノエルが悲しそうに伝える

「君の全て実力も知りたい」

フランは適当に伝え消える

人間理由もわからず追われれば逃げるモノである・・・


 そして・・・・・・・・

「うふふふ。フランさ~ん♪」

「此処どこだかわかります」

ノエルは目隠しを外し美しい宝石の様な瞳に喜びと狂気を宿し

フランに問いかける

「教会だね」

フランは動けない

ノエルによりぐるぐる巻きにされたから

「そう町の総合教会です♪」

「此処で全ての神の前で挙式を」

「初夜を迎えましょう♪フ・ラ・ン」

ノエル喋りながら神聖礼装を・・・・・・


 

 ノエルの情熱と愛情を

フランは涙し受け入れ


 晴れて二人は夫婦となる・・・・・


 

 フランは心よりノエルを愛する・・・・・

魔王が行け狙う女性ノエルを妻に・・・・・



 此の時より彼フランを魔王は敵に回したののである・・・・・






お読み頂き有難う御座います。

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