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いろはの短編集〜ひまわり編〜

夏の日(200文字小説)

作者: いろは

「それじゃあ、少し休憩ね」

「はーい!」


 部長の言葉に楽器を置いて部室を出る。

 日差しを手で遮りながら廊下を歩いていると見慣れた人物を発見。

 手に持っているアイスに惹かれて後ろから近付き……。


「一口ちょーだい」

「……嫌」


 露骨に嫌な顔をされてある選択肢が頭に浮かんだ。


「じゃあこっち貰う」


 いきなり彼の唇を塞いだ。




 ――仄かに漂うバニラの香り。




「ご馳走様」




 ――唖然として声も出ない彼を見ながら、ほくそ笑む私だった。

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― 新着の感想 ―
[良い点] こんなんされたら、ドギマギしちゃうよ!
[一言] 積極的な彼女に、どことなく「ご馳走様」と言った後にペロリと舌で唇を舐めるところを想像してしまいました。
2019/01/20 22:13 退会済み
管理
[良い点] いただきました! [一言] ごちそうさまでした! (あえてシンプルに感想します)
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