ギルド入門編3 オーラ習得
「すごいわね。レベル2でこの強さって半端ないわね。これなら試験なんかへっちゃらね。」
そうこうしていたら一回層のスライムを斬りつくした。
▽△▽
俺とアズサはダンジョンからでた頃には既に日が沈みかけており、この日は宿屋に泊まることにした。
「一泊10Gになります。お食事の際にはこちらに取りに来てください、できたらお呼びします。汗などはシャワーをお使いくださいね。」
ライチはまずシャワーを浴びていっときごろごろしながら、ダンジョンのことを思い出していた。
コンコン!
「お食事の用意ができました。好きな時に取りに来てくださいませ。」
ライチはすぐにごはんを取りにいき、古びたベッドで寝た。
▽△▽
「今日は昨日言っていたクエストに出る、クエストは基本的に外に出る魔物を退治してもらう。外に出る魔物はダンジョンに出る魔物より強く、層自体が無いため弱い魔物や強い魔物が混合してでてくる、しかし外に出る魔物はダンジョンに出る魔物のように消えない。その代わり魔物を解体して皮や肉を売ることもできる。」
アズサの説明をまとめると
外に出る魔物の
・メリット
消えない代わりに皮や肉などを得ることができる。
・デメリット
弱い魔物と強い魔物が出るから力量を測れない。
ダンジョンに出る魔物
・メリット
層ごとに出る魔物が決まっている。
・デメリット
魔物が粒子になるので肉や皮が残らない。
ということだった。
そしてアズサがとって来たクエストは
【緊急クエスト‼︎スライムの群れ、キングスライムになる前に倒して!】だった。
またスライムかよとライチは思いつつクエストに向かうことにした。
「スライムといっても油断するなよ、中にはゴブリンやスローラビットもでてくるからな」
ライチはアズサの注意を聞きスライムがあらわれた森へと入った。
スライムが10匹あらわれた。
ライチは剣を振り回しスライムをスパスパと斬り裂いて行く。
5匹倒したと思ったら続々とスライムがあらわれ周りはスライムが50匹。
あまりのスライムの多さにアズサも加わりスライムを斬り裂いていた。
約20分ぐらい剣を振り回したせいで腕に力があまり入らなくなってきたがスライムはまだ20匹以上増えておりギリギリまで追い込まれていた。
そこに一人の女性がきてライチは深い眠りについたのだった。
▽△▽
「おい、おきろ。」
バシッ!
ほっぺが痛い。目を開けると見覚えのあるギルドにいた。
「ここは?」
ライチが聞くと
「ここはレベッカだ。はやくおきろ。お前らには言わんといかんことがある。」
ミランダはそういってライチとアズサを連れて部屋に入った。
「いきなりだが、ライチお前の試験を延期する。」
「そんななんで?」
「まだ話しの途中だアズサ、延期するのには理由がある。理由はライチが狙われている可能性がある。なぜなら今日受けたクエストに魔物を呼ぶ薬が木に塗られていてな、スライムが大量に発生した。まぁ私の能力でおさめたから良かったもののお前達しかいなければスライムに倒されていたかもしれないな。」
ということだった。
「だがライチよくあの魔物の群れを耐えたな、多分あれは私がだすクエスト以上の実力だ、だからライチには剣を教えたい、おいグレル入ってこい。」
ドン‼︎
「よお、俺はグレルだよろしくな…お前は誰だ?」
「自分はライチです。よろしくお願いします。」
「ギルマスから頼まれたからきてみればガキじゃないかよ」
「おいグレルよせ、相手は新人だ丁寧に教えてくれ、」
「ギルマス教え方は俺に任せるって行ったよな?」
「教え方はお前に任せがあまりいじめるなよ」
「へいへい」
そうして
町の外に出た。
「ライチまず第一の段階だなこの崖を一週間以内に登れや」
目の前には200メートルもの岩壁。
いつの間やらできたのだろうか。
ライチはかかんに岩壁に挑むが15メートル登るのがやっとだった。
「まだまだだなぁこれは…お前オーラを使ってないな」
「オーラ?」
「おうよ、身体全身を包むものでな、身体の強化、癒しなどに使えるやつなんだがお前はまだ発がんもしてないな…ちょっとこっちに背中向けてみろや。」
ジワジワ
背中の手でおさえられている部分が熱い。
「今俺のオーラをお前に流した。今勝手にオーラが外に出ている状態だからはやくそれを身体に留めろさもないと死ぬからな…」
「そんなこと言われても…」
「イメージだイメージを持て」
ライチは自然体になりオーラを留めることに成功した。




