ギルド入門編1
ライチがいた村から一番近い町はベイルと呼ばれており、商業施設が備わっている町だとブラウンパパからきいたことがある。
ベイルまでは歩きで2日かかる、途中スライムと呼ばれるゼリー状の魔物が飛んできたが村から持ってきた桑で倒せた。
▽△▽ 〜ベイル〜
ライチは道中迷うことなくベイルまで辿りついた。だって森の中にぽつんとひらけた町があれば誰だってわかる。
町に入ると宿屋や武器屋、防具屋、民家、そして中心部にはギルドと呼ばれるものまであった。
ライチは魔物を倒すために力を付けようとギルドへと向かった。
「おら、しね‼︎」
ギルドの門を開けるなり聞こえた罵声
ライチは開いた門を閉めてしまった。
だって正義を貫くギルドからしねって聞こえたんだもの…
ガラガラ
閉じた門が開いた。
「はじめまして、ギルドに用があるのかな?」
白髪の白肌のかわいいお姉さんに話しかけられた。
「は、はい‼︎」
緊張と焦りで裏返る声。
「中に入っても大丈夫だよ⁉︎」
すきとおる声でそう言われ、いやらしい方へと脳内変換されたが、我に返りお姉さんの後をついて行くことにした。
「ここがギルドの受付よ、何かの依頼よね?」
「いいえ、自分はただこのギルドに入りたくて来ました。」
そう告げると周りの人がライチを見た。
「え、このギルドに?本当に大丈夫?」
ライチにはこの大丈夫?という意味がわからなかったがうん、大丈夫といった。
「ギルド長新たな入門者です!おりてきてください。」
そう呼ばれ二階から人が飛びおりてきた。
「はじめまして、私がこのギルドのマスターのミランダだ。そしてその白髪の子がアズサだよろしくな‼︎」
ギルドマスターは自分の名と案内人の名を告げた。
「ところで君はこのギルドについてはどこまで知っているのか?」
ライチを魔物の復讐を話し魔物をはやく倒せるようになるのはギルドで鍛えることができると言った。そしてこのギルドは昔ブラウンパパがメンバーだったので名前だけ知っていたと伝えた。
「そうか、君はブラウンの教え子か。ならば話しがはやいこのギルドの五代目がブラウン・D・イェーガーつまり君の義父であり師のブラウンがいたギルドだよ。君の義父には世話になったからな私が君に色々と教えてやるよ」
ミランダから色々聞いたブラウンのことやギルドのこと、そして四つの大陸とその中心にある魔界のことを強くなりたいならある程度ギルドで鍛えることができるがはやく強くなりたいのなら四つの大陸を巡った方がいいということも…
「それでだな、ギルドに入るための試験がある。だから基本的なことはアズサから聞いてくれ、私はこれから少し用がある。」
そう言い残しミランダはギルドをでた。
そして、アズサからステータスのことやダンジョンのこと、試験の内容を聞いた。
試験の内容は一週間の間で強くなりダンジョン内の五回層にいるキングスライムを倒すということだった。
そしてこれが俺の現時点でのステータス
名前 ライチ・D・イェーガー (18歳)
Lv 2
天職 復讐者
攻撃 35000
防御 35000
俊敏 50000
器用 10
魔法 600
魔防 9000
加護 魔王の加護 女神の加護
能力 なし
【装備品】
桑(判定不可)、くたびれた服&スボン(判定不可)、ちかたび(判定不可)、マジカルポケット(SSS級)
となっていた。
ちなみに他の人に名前、レベル、装備品以外は見えないとなってます。
「あら、マジカルポケットなんてすごいわね。これ超レアアイテムでSSS級品よ‼︎ブラウンさんかもらったの?」
「はい、そうです。誕生日の時にもらいました。なんでもしまえて持ち運びが楽になるからってずっと大切にしてるんです」
「そうね、かなりレアアイテムだから大切にね。しかしレベルがネックねあまり魔物と闘ったことないのね。なら初日は私もダンジョンについて行くわ。」
となりアズサとダンジョンに行くことになった。




