ブラウンパパ死す
絶対にありえない恋…
魔王と女神の禁断の恋…
そこにひとつの生命が誕生した。
だが、そんな幸せな恋は敵悪魔族からも天使族からも批判をうけクーデタによりふたりは殺された。
魔王と女神は最後の力を使い、自分達の子を人間界へとおくったのだった。。。
▽△▽
「おーい!ライチそこの桑をとってくれんか?」
そう俺に言って来たのは俺の育ての父であり、この村の村長のブラウン。
ブラウンはとても村人たちに顔がきいており、みなに優しく、農業のことはだれよりも詳しいと評判だった。
そんなこんなでこの村始まって以来のみんなが選んだ村長としてこの村を守っている。
「ブラウンパパ今度はなにを植えるんですか?」
「うん?次はな唐茄子を植えるんだべ」
ブラウンはとても嬉しそうに唐茄子を植え始めた。
▽△▽
トントントン。
「ブラウンさん!ブラウンさん‼︎大変です。村が、村が…魔物に…ぐわぁぁ。」
「お、おいトーマ?どうした⁇トーマ!」
ガラガラ
「ぐるるるっ…」
「ライチ早く起きろ‼︎魔物がおるぞ、ここはわしが食い止める早く逃げろ!」
ライチは起き上がり魔物と闘うブラウンをみて、ブラウンなら大丈夫だと思い逃げた。
村はずれの地下へとつながる井戸を降りていき行き止まりのところまで逃げた。
「ぐるるるっ…」
しかし、ライチの逃げた先には既に魔物がおり、背後から追って来た魔物とサンドイッチにあった。
襲いくる魔物、ライチの身体が突如光だし、魔物達の動きが止まった。
※ライチ今の内に魔物をやっつけなさい。あなたには女神の加護と魔王の加護があるわ。
それにブラウンさんから教わった体術もあるわね。
それで、はやく魔物をやっつけなさい。
自分の知らない誰かに脳内に直接話しかけられたことにビックリしたが今は知りもしない人のいうことを聞くしかなかった。
そうして、なんとか魔物達を倒し、外に出たがブラウンパパの姿は八つ裂きにされており、ライチは号泣した…
ライチは魔物達への復讐を誓い、近くにある町へと向かうのだった。




