俺の間違えた妹との夜
俺は家に帰り、1人で夕食を食べていた。
俺の親は、共働きで、だいたい家にいない。
中学2年生の萌という名の妹もいるが、寝ていて、起きてこないみたいなので、そのまま寝かしておいた。
「1人で食う飯はうまいな。だいたい、みんなで食べるご飯はおいしい。ってなんだよ。2人で食べようが、3人で食べようが、味付けが変わるわけじゃないんだから、変わんねぇよ。まず俺、友達いないからみんなで食べたことねぇよ。」
1人でぶつぶつ言っていたら、妹が起きてきた。
「お兄ちゃん。何1人で語ってるの?友達の代わりに、私が一緒に食べてあげよう!」
「おー、萌。起きたか。」
「ほらほら、私のご飯よそって!」
「自分でやれよ。」
そう言いながらも、俺は萌のご飯をよそう。
「お兄ちゃん。さすがに、そろそろ、友達できたよねっ?」
「なにその、友達できるの当たり前みたいな言い方。俺の中学時代のこと忘れたの?」
「わかった、わかった。できてないのね…。妹として心配だよ…。まぁでも、お兄ちゃんのことなんて、5%くらいしか考えてないしね!!」
生意気すぎるだろ。俺は毎日こいつのために、弁当作ってやってるっていうのによ。さっきも言ったが、俺の親は共働きだ。だから、俺は萌のために弁当を作っている。
「あっそ。今日、部活入ったし俺も何か、変わるかもな。」
「え!?お兄ちゃん部活入ったの?何部?」
「学校研究部だ…。」
「なんか、名前怪しいけど、何をする部活なの?」
「生徒を観察する部活だそうだ。」
そう言った瞬間、萌の顔が一変した。
「お、お兄ちゃん?部活という名で、ストーカーしてるの?いくら友達いないからって、女の子に手を出すのは、よくないと思うな?早く退部しな?と言うか明日退部しな?退部しないと、携帯で110押しちゃうよ?」
あー。だよな。やっぱり、生徒観察とか絶対やばいよな。こう言われるのも、無理ない。とりあえず、説得しよう。
「待て待て。まだ入って1日目だ。様子を見よう。そのまえに、部員は女子だし、ストーカーの心配はない。だから、落ち着け。」
「あ、大丈夫だね!って女子!?お兄ちゃん、女の子と喋れるの?この、お兄ちゃんが?」
「ばっか。俺だって、会話くらいできるわ!現に今、会話してるじゃないか。」
この女、俺を猿か、何かと勘違いしてるのか?
「まぁ、そうだね。お兄ちゃんなりに頑張って♪」
「おう」
萌は、夕食が丁度食べ終わり、食器を片付けて自分の部屋に戻った。
俺は、萌と話し終わったあと、やはり思った。「上辺だけで、道具のような友達はいらないだけだ。そんな友達ができても、俺の人生は変わらない。」
と。
そう考えているうちに、今日が終わった。
今回は、連の妹、萌が登場しました!
萌の感想など、なんでもいいので、良かったらコメントください!!
次回もお楽しみにー!




