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黒月  作者: 火村虎太郎
武蔵黒月出撃門 赤姫争奪戦
41/42

不良は・・


激闘の熱が引いていく・・


「ドクン・・ドクン・・」


少し早くなって行く鼓動


「じゃあな、ヤンチ。」覇王

「ええ。また」ヤンチ


大体の人間はすでに帰り支度。

覇王や二代目・外部の人間・黒北の者達・・

まあ、何人か残ってるくらい


そわそわ・・

そわそわ・・


「来たよっ」ゼロ

「おっ・・おう」ヤンチ

「く~やっぱかわいいな」剛健


赤姫・・・


「バッ」っと、置いておいた花束を取りに行くヤンチ


激闘が行われた場所の真ん中までやって来た赤姫がやさしく笑う。


「・・・これっ・・」ヤンチが花束を渡し

「ふふっ・・ありがと。」赤姫


(よしっOKだ!)ゼロ

(おお。やっぱ付き合えるのか)剛健


「はは・・」鬼丸

「ふふ・・」ケンゾー



長かったエンディング・・

途中、日を改める事になったし・・

あれから、どれくらいたったのだろうか

今、やっと・・


(早く、言えよ!)ゼロ

(緊張してんな・・これからよろしくで、いいんだよシンプルに)剛健


「スーハー・・スーハー・・」深呼吸するヤンチ


やさしくなびく赤姫の金髪に少し見とれてしまう。


そして少しの間から、ヤンチが勇気を振り絞り・・



「・・・もう・・絶対浮気しないから・・」ヤンチ

「・・・私、愛だけど・・・」赤姫


「・・・ふふ・・」ヤンチ

「・・・ふふ・・」赤姫


ヤンチが赤姫に近づき・・



「スンっスン・・スンっスン・・」 と、匂いを嗅いで・・



先に遠くで笑ってる二人が見えた。


「ははっ」愛(赤姫)

「ははっ」イイ




「・・嘘月っ」ヤンチ

「へへっ・・お帰り、ヤンチ」赤姫(舞)



みんな・・嘘月だ。






~~~~~~~~


次の日の学校


「ヤンチの髪色気になるな~」剛健

「あの後、急いで、美容院走ってったぞ」コー

「たぶん、むちゃくちゃ染まってるな。放置しすぎ」ジャギ


みんなの予想では、赤姫と同じ金色か、いつもの赤色。

剛健は、右が金で左が赤の二色と予想。


そしてやってくる。主役・・


「ガラっ・・」


「おーーーすっ。おはよー」ヤンチ



「・・・・・・・」剛健

「・・・・・・・」コー

「・・・・うそっ」ジャギ




「パーマだあああああああああ!」


「へへっ。失敗しちゃった・・」ヤンチ



俺が一番・・


嘘月だ。




黒月   完。





ご愛読ありがとうございました。

短いですがエピローグをお楽しみください。

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