不良は・・
激闘の熱が引いていく・・
「ドクン・・ドクン・・」
少し早くなって行く鼓動
「じゃあな、ヤンチ。」覇王
「ええ。また」ヤンチ
大体の人間はすでに帰り支度。
覇王や二代目・外部の人間・黒北の者達・・
まあ、何人か残ってるくらい
そわそわ・・
そわそわ・・
「来たよっ」ゼロ
「おっ・・おう」ヤンチ
「く~やっぱかわいいな」剛健
赤姫・・・
「バッ」っと、置いておいた花束を取りに行くヤンチ
激闘が行われた場所の真ん中までやって来た赤姫がやさしく笑う。
「・・・これっ・・」ヤンチが花束を渡し
「ふふっ・・ありがと。」赤姫
(よしっOKだ!)ゼロ
(おお。やっぱ付き合えるのか)剛健
「はは・・」鬼丸
「ふふ・・」ケンゾー
長かったエンディング・・
途中、日を改める事になったし・・
あれから、どれくらいたったのだろうか
今、やっと・・
(早く、言えよ!)ゼロ
(緊張してんな・・これからよろしくで、いいんだよシンプルに)剛健
「スーハー・・スーハー・・」深呼吸するヤンチ
やさしくなびく赤姫の金髪に少し見とれてしまう。
そして少しの間から、ヤンチが勇気を振り絞り・・
「・・・もう・・絶対浮気しないから・・」ヤンチ
「・・・私、愛だけど・・・」赤姫
「・・・ふふ・・」ヤンチ
「・・・ふふ・・」赤姫
ヤンチが赤姫に近づき・・
「スンっスン・・スンっスン・・」 と、匂いを嗅いで・・
先に遠くで笑ってる二人が見えた。
「ははっ」愛(赤姫)
「ははっ」イイ
「・・嘘月っ」ヤンチ
「へへっ・・お帰り、ヤンチ」赤姫(舞)
みんな・・嘘月だ。
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次の日の学校
「ヤンチの髪色気になるな~」剛健
「あの後、急いで、美容院走ってったぞ」コー
「たぶん、むちゃくちゃ染まってるな。放置しすぎ」ジャギ
みんなの予想では、赤姫と同じ金色か、いつもの赤色。
剛健は、右が金で左が赤の二色と予想。
そしてやってくる。主役・・
「ガラっ・・」
「おーーーすっ。おはよー」ヤンチ
「・・・・・・・」剛健
「・・・・・・・」コー
「・・・・うそっ」ジャギ
「パーマだあああああああああ!」
「へへっ。失敗しちゃった・・」ヤンチ
俺が一番・・
嘘月だ。
黒月 完。
ご愛読ありがとうございました。
短いですがエピローグをお楽しみください。




