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黒月  作者: 火村虎太郎
第四章 ゼロ
18/42

俺ここでもアウトじゃ・・

~~~小月学園の一年の教室~~~


「結局、アウトか・・」二号

「しゃあねえよ・・」昨日門限まで帰れなかった生徒


「あれっ?火の玉一号は?」

「まだ、登校してないな・・まずいな・・」二号


ちなみに、この二号はゼクである。

一号はゼロです。


Zが、二つで、ZⅡ→火の玉ZⅡ→火の玉ゼロ・火の玉ゼク。


もちろん、通学の者は、理由の無い休みや、遅刻はペナルティーである。

自由に思えて、結構リスクのある通学者


「来た来たっ!急げ!ゼロちゃん!」窓から校門を見てる生徒

「早くし・・なっ!なんだ!?」二号


いわゆる、ボコボコ・・汚れた服に鼻血まで・・


「ぶはあぁ・・はあぁ・・はぁ・・」ゼロ

「大丈夫かゼロちゃん・・とりあえず保健室に・・」二号


ゼロは、なんとか校門を時間内に突破、セーフ。


「さあ、授業始めるぞ。ゼク以外は席に着け」教師


始まる授業。だか、この騒動の、一年の考え、予想が的中する事に・・


昼休みに保健室から帰って来たゼロ


「・・・もしかして、黒北の連中か?」

「ああ・・多分みんなが、考えてる事読まれてる・・」ゼロ


昨日のペナルティーが出た事で、みなが、冷静に考えて・・・・


買い物は、ゼロちゃんに頼めば?


そう、ゼロなら、普通に黒月に・・


「やっぱ、狙われたか・・」

「ああ、俺も皆の為にと思って、朝、タバコ買い込んで通学してたら・・」ゼロ


嫌がらせ・・当然。それに、黒北の上級生から気に入られてないゼロ


「当たり前だ・・」三年の何名かが一年のクラスにやってくる


「押忍」「お疲れ様です」「お疲れです」


「いつもの事だ・・」三年

「・・通学は、お前を入れて三人居るの知ってるか?」三年

「噂では・・」ゼロ

「どうやって、ここに来てると思う?」三年

「えっ?勿論、普通に、歩いて・・・それしか、駄目なはず・・

 あっ!黒北!もしくは白月の生徒だ!」ゼロ


白月でも、黒月寄りのところの家からなら、なんとか通える距離。


「ああ。黒北と白月の生徒だ、

 黒北のその一人は二年・・」三年


(二年の生徒が居るのか!知らなかった・・俺の入学前からか?)ゼロ


「出撃門で襲撃されたか?」三年


「ええ。全裸にされそうになって・・でも、たまたま、俺の友達が・・」ゼロ


剛健の応援でなんとか出撃門を突破。


「まあ、嫌がらせだ・・よく理解してるよ、あいつらは、

 リスクなく持ち込ませないようにな・・」三年


(当然、狙われる・・自由に出入りできる通学者・・

 まあ、自由って訳でもないか・・こんなリスクが多い)二号


「黒北の二年は普通に突破してるんですか?」ゼロ

「くくく・・・まあ小競り合いはしてるけどな」三年


(なるほど・・強者か・・揉めても、時間内には、突破できる器量の持ち主・・

 だれだ?黒月で、一つ上・・居たかな?ヤベエ奴・・)ゼロ


「あれっ?一人は・・って・・じゃあもう一人の白月のは?」ゼロ


(そう・・この白月の生徒の方が必要に嫌がらせを受けるはず・・

 出撃門を突破しても、白月に帰るまでには、距離がある・・)二号


「くく・・普通に突破だ。器量が違う。白月の三年だ・・」三年

「相当の強者か・・普通に突破するなんて・・すげえな」二号

「まあ、ちょいちょい殴り合いしてるけど、

 無難に時間内にはたどり着いてる。さすがだな」三年


「・・・・絶対、あの三人のどれかだな・・・」ゼロ


~~~三年の校舎~~~


「な~~んで、せっかく真面目になったのに、ここに落とすのかな~」石田

「かかか。よく言うぜ、青龍が」

「おめえ、パッキン刺したらしいじゃねえか?入院だってな」

「俺みてえな、モテねえ、奴が、唯一女と付き合えそうって、言ったら、

 赤姫争奪戦しかねえだろ・・」石田


「かかか。分かるそれっ。本気なのは、彼女いない連中ばっかりだもんな」

「誰が参戦?今確定は?」


「俺(石田」)・鬼丸・パッキン・火村・アン・赤月の番長・・」石田

「強力だな・・でも、鬼丸とパッキンは黒北の矢貫と仲いいんだろ?」

「ああ・・あと、黒北の狂犬ともな・・」石田


「でも噂じゃあ鬼丸とパッキンは仲が悪いって・・」

「多少な・・まあ昔の意見の違いからな・・

 それでもいざと言う時は繋がる。」石田


「どういった繋がりだ?事によっちゃ、それ連合になるんじゃねえのか?」

「・・・元々、連合・・いや、仲間だったんだよ・・その三人」石田

「マジか・・誰が、繋げたんだ?その三人・・そんなデカイ事・・」



「・・・・・矢貫だ・・・」石田



「かかかっかか・・」変な笑い方するこの男・・


この小月で誰よりも異質のオーラをかもしだす

現・小月番長・・・


「かかか・・俺も、その争奪戦参戦したいところだが・・」

「まずは、共通の敵黒北をか・・」石田


(なるほど・・・じゃあ、俺ここでも、浮くな・・)ゼロ


こっそり、三年の校舎で聞き耳立ててたゼロ

小月だが、思いっきり黒北のゼロ。




~~~白月~~~


「お~にま~るくんっ遊ぼ~」ヤンチ

「おおー上がれや、ヤンチ」鬼丸


鬼丸の部屋に上がるヤンチ、何度も遊びに来た事のあるこの場所。


「へへっいつ見ても、この写真、本当かっこいいよね」ヤンチ


鬼丸の部屋に飾ってある写真に、直接マジックで書かれた『東京破天参上』の文字


まだ若かりし頃・・中学一年の頃の鬼丸・・

まだ小学生のヤンチ・・



~~~黒北~~~


「なんか、すっげーややこしいな・・」正宗

「ああ・・」誠

「ほれっ、簡単にまとめてみたぞ」ヒデ


まあ、こういった事が好きな中学生の不良達。

縄張り地図作ったり・・喧嘩の強さの順位付けたり・・


黒北


狂犬派   一年達(王政復古・赤月バラ・井伊)

火村派   二年と三年


(アン軍団  アン・渡瀬・正宗グループ)



黒北火村派  敵対   白月・赤月・小月・狂犬派

黒北狂犬派  敵対   赤月(2~3年)小月・火村派


黒北火村派  友好   黒月愚連隊 (場合によりアン軍団・正宗達)

黒北狂犬派  友好   鬼丸・パッキン・東京破天(解散)


「連合でいいの?火村さんとウチは」誠

「まあ、共通の敵、一年と、白・赤・小月とあるしな」正宗


「・・・東京破天って?」誠

「俺も、よくは・・」ヒデ

「誰が書いたのこれ?」正宗


「アンさん。けど、解散って・・」ヒデ

「どうかんがえても、不良チームだろうな」誠

「ああ・・俺等が小物すぎて、いや、歳離れてるから分かんないのか・・」正宗


「とりあえずは、共通の敵をだ・・」この二年の屋上にやってくるアン


「あっお疲れ様です」「押忍っ」「お疲れです」



「・・アン先輩・・・東京破天って・・・」正宗

「・・・・俺の三つ上にな・・・」アン



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