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命輝く森の中で  作者: 蝙蝠ねこ


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8話 現れた希望


ミカリス。あの方とはどうも気が合いそうだった。しかし、敵対種同士であるため、私の計画に賛同してもらえるとは思わない。しかし、彼女はとても紛争を望んでいるようには思えなかった。うまくいけば、ダークエルフ側に和解交渉ができるかもしれない。

できれば彼女とはまた会いたい。しかし、戦場で会うことは望んでいないだろう。

彼女ももし、私のように終戦を望んでいるのならまたこの洞窟へ訪れるかもしれない。

その日まで私はここにいよう。どのみち、集落に私の居場所はない。元よりここで暮らすつもりだったのだから、何も問題ないだろう。

そうと決まれば、ここに寝床を拵えなければ。硬い岩の上では身体も休まらない。葉を探そう。できるだけ大きな葉を集め、干すことで簡易的で衛生的なベッドになる。エンゲラのためにも、ひたすら草を集めよう。


この洞窟の近くは、土に含まれる水分量が多く栄養も豊富なため巨大な葉をつける植物が多くある。何枚か拝借し、洞窟へ持ち帰る。

洞窟内の小さな池で葉についた虫や土を落とす。それらを枝で作った物干しに引っ掛けることで干した葉のベッドができる。干さずにそのまま寝ても構わないが、服が汚れてしまうので数枚乾いた葉を用意する必要がある。ここに替えの服はない。できるだけ衛生的な状態を保つことが必要であろう。

ただ、葉を乾かすのには少々時間がかかる。魔法で火を起こし、少しでも早く乾燥が進むよう洞窟内の空気を温める。

実際乾燥までの時間は大して変わらないだろうが、冷えを起こしにくくなり、虫除けにもなる。


この洞窟は大きく弧を描くような形をしているため、奥に行けば行くほど入り口からは見えづらくなり、襲われる可能性は低下する。ただし、彼女も私に気付けなくなるため諸刃の剣である。だがここは安全優先だ。できる限り奥で身を潜めることにしよう。

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