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The Chaos Effect  作者: Michael Lange
第一反復 2001年〜2010年
6/23

混沌の意味は 仮説6

Tesifaが朝5時に起床するとTaylorはもう支度をしていた。

「おはよう。早いのね。」

Taylorは歯磨きをしながら言う。

「Taylorも早いね。」

「まあ、慣れっこだから。」

「そっか。」

そう言ってTesifaも着替えを始める。

「その服動きづらくない?持ってきた服あるけど着る?」

そうだな。私が着てたአስማታዊ(ちょっと) ልብሶች(lいい服)ははっきり言ってとても動きづらい。何故かニューヨークで動き回ったときはそんなに動きづらくなかったのに。

「そうする。」

「OK.ほいっ。」

TaylorがTシャツとジーパンを投げる。

Tesifaはそれをキャッチした。

着替え終わった。うん。動きやすそうだ。

「TV見る?」

TV?そういえば病院にもあったような…絵が動く箱だっけ?見るか。あの魔法がどうなったのかも知りたいし。

「見る。」

「OK.」

Taylorがブラウン管テレビの電源を入れる。

やはりOne World Trade Centerの崩壊の様子がテレビに出てくること少なくなってきている。そうかもうあれから2週間は経ったのか。

ただ、一つ大きなニュースがあった。George・W・Bush政権が対テロ戦争を発表したこと。そして有志連合によって《افغانستان(アフガニスタン)》の政権への攻撃が始まったこと。

「ふう。用意終わり。」

Taylorの支度が終わったようだ。彼女はスーツ姿で彼女のスタイルの良さを際立たせている。

「朝ごはん食べに行く?」

私は頷いた。

「ホテルでご飯を食べないプランにしてるの。ほらTesifaとたまにこの街に来るかもしれないからね。慣れてもらったほうがいいと思って。」

「分かった。」

「じゃ~あ。早めにチェックアウトしちゃいましょう。」

Taylorは言った。

彼女らは1日過ごした部屋を離れることにした。

Taylorがエレベーターの下向きのボタンを押した。するとまるで私たちを待っていたかのようにドアがすうっと開いた。

フロントに行くと、Taylorはこのホテルに来たときと同じようにホテルマンと話したあと、鍵を返した。

Tesifaは思った。

自分はどこに向かっているのだろうと。

「じゃあ行きましょう。Tesifa。」

Taylorが言った。

ドアから外へ出ると、Taylorの車がホテルの前の道に止めてあった。

「こんなサービスもあったんだ。」

Taylorとは車に乗り込んだ。Taylorがアクセルを踏むと車のエンジンの音が煩かった。

私たちが乗った車がWashingtonのダウンタウンを少し進むと宮殿のようなものが見えてきた。

Taylorがいった。

「あれは《White House》って言ってこの国を統治する政府があそこで運営されてるのよ。」

「ふーん。」

「うーん。 Washingtonのレストランだと混んでそうね。ちょっと時間かかるけどWoodbridgeに行こうか。おいしいレストランがあるの。」

Henry G. Shirley Memorial Highwayを車が進んでいく。

「たしかここで下りるのね。」

Taylorの車は高速道路を下り、Gordon Boulevardに合流する。カーブに差し掛かるとTaylorがいった。

「気持ち悪くなっても我慢してね。」

嫌な予感がした。

Taylorが口笛を吹き始める。

Taylorは車のアクセルを全開にしてカーブを曲がり切った。

……気持ち悪い。吐きそう。

車は幾度も曲がり角を曲がり、一軒のレストランの駐車場に着く。

「ここは?」私はあと少しで吐きそうなことをぐっとこらえて聞いた。

「大丈夫?ここはねGecko'sっていうシーフードレストランよ。美味しいの。とっても。」

Taylorが心配そうな声で言った。

Taylorは駐車場に車を止めて気づいた、そして言った。

「開いてない。」

現在午前の8:32であり、レストランの開店前なのだった。

「しまった~。」

Taylorがうなだれた。でも仕方ない。朝食はコンビニで買うことになった。

もちろん外で食べたよ。車の中で食べたら絶対酔うからね。

「たぶん…一般道のほうが速いな。」

Taylorが独り言を言った。

私はどうでもいいから早く到着してくれ!と思った。

10時間後…

「ふぅーやっと着いた。やっぱり2人だと車が重いわね。」

Taylorが後部座席をみると、Tesifaが寝ていた。

TaylorはTesifaの寝顔をしばしじっと見つめたあと、つぶやいた。

「あどけなくてかわいい。」

Taylorは少し寝かせてあげようと思った。

Tesifaにとって何から何まで初めてのことばかりだっただろうから。

その時は誰もそのGeorgia州にある都市…中都市Stockbridgeで始まり、やがて世界を飲み込む《災厄(አስጸያፊ)》を予測できなかった。






始まりはいつも突然なんですよ。そして終わりも突然だ。何が違うかを言えば…いや、相違点なんて存在しないんです。ただただ人が作り出した定義もしくは、仮説でしかないんです。

えっとまあ、うん。始まりはないのかもしれないですね。終わりも。いつからか始まっていて気づかないうちに終わっている。

だからこの宣言は気にしないでください。

これは始まりでも終わりでもないのだから。

ただただかっこつけるためにやっているだけだから。

なぜ、こんなことをブツブツつぶやいているかと言うと(どこから見てもヤバい人ですよね。それは気にしないで。)、見つけたんです…彼女を……絶対に絶対に無効化しなければならない彼女を。

ただ…自分で無効化するのは少し面倒くさい。私こう見えて生あるものの死が嫌いです。

なのでこういう仕事は…暗殺者に任せたほうがいい。

ただ一つ心配なのは…私でも彼女を殺せるかどうか分からないのにそこらにいる暗殺者に殺せるかどうかわからないということです。まあチャレンジすることは大事ですね。始めましょう。宣言を。

「混沌に支配されるよりも支配したほうがいい。始めよう。私なりの《世界の意味》を探すために。」

彼…《創造(መፍጠር)》の魔王はそれを呟いたあと、Valencia湖を望むゴーストタウン…Barrio el Bosque de Yuma, Caraboboをあとにした。

第一反復は2001年を舞台にしているため、調査が2007年頃までしか遡ることができず、もしかしたら当時なかったはずの店や場所が出てくるかもしれません。

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