ある“Family” 仮説11 炎上する神の前で 仮説9 Stockbridgeの騒乱 仮説10 非日常と日常の境目 仮説9
「なるほどね。ヒトデのストラップを人に見立ててそれに傷をなすりつけてるわけか。」
彼女の傷は心臓にまで達しているはずだ。
もうとっくに死んでいてもいいはずの傷。
なのになぜこの怪物は生きている?なぜ私に近づいてくる?
「失礼だな。私は怪物じゃなくて《非道》だよ。」
背筋が凍った。威圧感。
「なんで?何で?何で?」
《非道》が私の右腕を切り落とす。私はヒトデのストラップを噛む。今度は左手。
《非道》はどんどん近づいてくる。
右太もも。噛む。50フィート。左足首。噛む。40フィート。上半身と下半身を真っ二つ。噛む。剣を落とした。20フィート。首。噛んだ…はず?ヒトデのストラップがない。首から下げてた紐だけ。用意したストラップは?15個。視界には何も映らない。何が起こった?何が?何?な?n?nnnnnnnnnnnnn????????????
落ちていく意識の中で声が聞こえた。
「覚えちゃった。」
計画4つのうちのすべてが進行中。1つが完了。
進行率計測不能
午後5時10分
「解放します。」
彼女はチョーカーについている発電機のレバーを2、3回引く。
彼女は飛び上がり、その長い刀をマニラプトル類に振り下ろす。
マニラプトル類は炎を上げたがそれは彼女に届かず、空を燃やす。
刀が首に刺さり、マニラプトル類は両断される。
「ふう。そちらはどうですか?What about that?」
彼は立ち上がる。目の前には爬虫類の死体。
「なんとか。なんとか倒せた。」
「それはよかったです。Good for you, scum.」
「それはいいとしてその最後の言葉いらん。」
「これで悪い方たちとの戦いは終わったのですかね?Did we manage to ruin that bastard's plan?」
「さあな。知らん。」
計画4つのうちのすべてが進行中。1つが完了。
進行率計測不能。
午後5時14分
青年は語る。
「君には選択肢がある。2つだ。2つ以上あるのかもしれないが僕が提示できるのは2つだけ。」
彼はゆっくり右手を彼の顔の前に持ってきて人差し指を立てる。
「1つ目、僕にここで殺されること。」
彼は中指も立てた。
「2つ目、抵抗して僕を打ち倒し、逃げること。」
彼は話し続ける。
「それだけだ。さて、どうする?」
少年は間をおいてから立ち上がってこう言った。
「僕は死にたくない。」
「だったら、抗え。僕を…打ち倒せ。」
命をかけた戦いが始まった。
青年は赤々としたナイフを持っている。
「どうした?」
対して、こちらは何も持っていない。あってもそこらに落ちている木の棒か。
だったら?姉ならどうする?Tesifaなら?
少年は回れ右をした。
「は?逃げるの?なんか面白いね。」
逃げる場所はもう分かっている。
彼は殺し屋で戦う方法はナイフ。
よって素手で彼を無力化するのは不可能だろう。
だから、彼は走る。
彼は置いてきぼりの自転車にまたがり、走り始める。
「おーい。思ったよりも速いな。手間取らさないでくれよ。」
その青年は自転車に追いつきそうなスピードで走ってくる。いや、歩いている、と言う方が近いか。歩くようなスタイルでものすごいスピードを出している。
目的地はもっと南だ。
Vulcan Materialsの採石場。
なんとか着いた。
彼は自転車を青年に投げつける。
青年はナイフを一振り。
自転車にナイフが触れた部分が融けて真っ二つになった。
少年は走る。
そして…転ぶ。
石に躓いた。
目の前には大型トラックがあり、逃げ場所がない。
「なあ、もうやめろよ。君には幸せでいてほしい。だけど…恐怖を抱きながら死ぬのは辛いだろ。……今、君を楽にする。我慢してくれ。」
僕には青年に石を投げつけることしかできない。
しかし、青年はナイフを一振りして、石を溶岩のように滴り落とす。
「大丈夫。一瞬だ。一瞬。」
青年がナイフを突き立てた直後、爆発が起きた。
計画4つのうちのすべてが進行中。1つが完了。
進行率計測不能。
午後5時14分
「じゃあどうすればいい?」
「《あれ》をここから遠ざける。」
「無理だ。」
「いいや、この部屋の上には換気口がある。高校生くらいだったら余裕で入れるはずだ。まあ、窮屈だけどな。そこから外に出て、車を動かすかなんかしてそっちに意識を向けろ。」
「なるほど。」
ドアが揺さぶられる。気が付かれたか。
「時間の問題だね。」
Altoがつぶやく。
「よし。俺が行くよ。」
「僕も行くしかないね。車が運転できないといけないだろ。」
AltoとWillが向かうことになる。
「行ってくる。」
「できるだけ早くな。」
「分かってる。」
AltoとWillがはしごを登っていく。
JasonはドアにGlock22を向ける。
入ってくるかもしれない。幸い、ドアは容疑者が逃げ出さないように固く、重い。
壊すのは時間がかかるはずだ。
ドアの鍵も閉まっている。
2人が出ていってから5分ほど経っただろうか。
外からクラクションの音が聞こえた。
狼は取り調べ室の前から離れていく。
Jasonは静かにドアの鍵を開けた。
Clydeは廊下に出る。
遠くで銃の音がした。
「たぶん他の保安官…Davidだろう。」
「大丈夫なのか?」
「たぶんな。」
Jasonはまたゆっくりと倉庫の鍵を開ける。
「たぶんまだ遠くにいるな。」
彼らはゆっくりと倉庫に入っていく。
Jasonは電気をつけた。
「フレアガンだけでいいのか?アサルトライフルとかもあるぞ?」
「いい。フレアガンだけで…あとバイクを貸してほしい。」
「免許あるのか?」
「ない。」
「じゃあ運転するから乗ってけ。」
「ありがとう。」
「まあいいさ。」
二人は倉庫から廊下に出る。
そして固まる。
「ミスった。」
目の前に狼が。
振動さえ感じられるような咆哮。
二人は倉庫に戻る。
倉庫のドアに振動が来る。
「どうする?」
「アサルトライフル!」
Clydeはドアに向かってアサルトライフルを撃ち始めた。
「やめろ!」
しかしすぐその手は止まってしまう。
「反動がすごい。」
腕がとても痛い。
「だからやめろと言ったんだ。」
いつの間にか倉庫の前に立っていた狼がどこかに行っている。
「仕方ない。援護する。」
Jasonが呆れたように言った。
二人はまたゆっくりと倉庫を出る。
ゆっくりとドアを閉めた。
ステルスモードで歩いていく。
そのまま何も起きず、入り口に到着する。
入り口付近は荒らされていた。
書類が散乱し、ところどころに血が付いている。
二人は外に出る。
何も変わっているようには見えない。
だがJasonは銃を下げない。
JasonはClydeの前に人差し指を立てる。
「何かが近くにいる。」
小さい声で言った。
茂みが揺れる音がし、突風が吹く。
銃声。
「しまった!」
避けられた。
狼が二人に向かってタックルをしてくる。
その時、爆発が起きた。
計画4つのうちのすべてが進行中。1つが完了。
進行率計測不能
午後5時14分
第一反復は2010年を舞台にしているため、もしかしたら当時なかったはずの店や場所が出てくるかもしれません。




