ある“Family” 仮説9 過去の栄光 仮説7 Stockbridgeの騒乱 仮説8 非日常と日常の境目 仮説7
「Tesifaが遅いな。」
僕はポツリとつぶやいた。
「そうだね。見てこよっか。」
Chrisが言った。
「いや、僕が行くよ。」
「そっか。」
「うん。」
そう言うと僕は支度を始める。まあ、支度と言っても財布と携帯と自転車の鍵だけで十分だろう。
「行ってきます。」
「いってらっしゃい。」
階段を降り、ガレージに入る。自転車にまたがってからガレージのドアを開けて自転車を漕ぎ出す。
Scott Blvdを南下していく。4軒目の民家を横切ったところで突然森に引きずり込まれた。
「ッッ。」
落ち葉の上を転がらされる。
「こんにちは。Arby Glenwood.」
そこにいたのは銀髪の青年だった。
計画4つのうちのすべてが進行中。進行率58%
午後4時45分
「まずいですね。Asshole!」
《アメリカ合衆国のための選択肢》はAtlantaのダウンタウンを疾走する。
「もう邪魔です。 Fuck it!」
彼女は紺のコートを脱ぎ捨て、下に着ている忍者装束を露出させる。まあ、忍者装束というか網和服というか。まあ、そんなやつだ。
彼女はその忍者装束から拳銃のようなものを2本取り出し、両手に持ってからビルの外壁に発射する。
すると拳銃のようなものからフックのついたワイヤーが飛び出し、外壁に引っかかる。
そういえば彼女が始めてこれを使ったとき彼女の上司(Judithと書いてДжудитと呼ぶ。難しい名前だ。)がResident Evilみたいだな。と言ったからそのままフックショットと呼んでいる。
ワイヤーの強度を確認してから彼女は助走をつけ始める。そして…。
フックショットを手放して跳んだ。
一つ補足しておこう。
彼女は《転移者》であり、身体能力でみるとˈjuːseɪn boʊltを超える《怪物》だ。
彼女はそのまま近くにあるビルの屋上に軽々と着地する。
そこから彼女がもう一度ジャンプしようとしたところで銃撃された。
彼女は5mはある刀でその弾丸を薙ぎ払う。
「あ~~。もう。何で避けられちゃうかな〜?」
東洋系の人物。ありがたく日本語で話しかけてきてくれる。最近日本語は話していない(彼女は日本語を話してから英語を話していることに気づいていない。)が話すことができるだろうか。
「どなた様でしょうか。」
「私〜?聞いたことあるはずだよ〜。」
《アメリカ合衆国のための選択肢》は刀を構える。
「私の名前は《壊れないもの》。」
計画4つのうちのすべてが進行中。しかし不測の事態発生。進行率計測不能。
午後4時50分
「始めよう。私たちの物語を。」
計画4つのうちのすべてが進行中。進行率計測不能
午後4時50分
彼女は懸命に思い出そうとする。全てを、全て。
過去、未来、現在、希望、魔法、世界…
異世界。
魔王、勇者、魔法使い、騎士、戦士、剣士、
そして…非道。
「なんだ、最初からわかってたんだ。」
記憶、知識、
「やあ、Tesifa.私だよ。私だ。久しぶりだね。私を忘れたかい?君も忘れっぽいんだなぁ。私は《非道》……。」
「ああ、そうだった。」
計画4つのうちのすべてが進行中。進行率計測不能
午後5時00分
「クソッ。まだ追ってきてるぞ。」
「どうすればいい?Clyde!」
「警察署まで突っ走れ!」
メインストリートまでいければ勝ち目はあるはずだ。
そんなときに…
「狼がジャンプしようとしてるぞ!」
「はあ!?」
バンの屋根が鈍い音を立ててへこんだ。
計画4つのうちのすべてが進行中。進行率計測不能
午後5時00分
「終わりだ。」
《崩雷》が終わりを告げる。
目の前には血を流して倒れている爬虫類のような生物がおり、彼はそれの首に釘を突き立てる。
それは40分間の死闘の決着だった。
だが、彼は知っている。そんな時に限ってイレギュラーな事態が起こるのだと。
そしてそれはこの時にも当てはまった。
銃声。
彼の腹が鮮赤に染まる。
「くっ。」
そこに足音。
「ごめん。痛い?嫌いよね。私も。」
銃声。
「でも。こうするしかないの。」
銃声。
銃声。
銃声。
銃声。
銃声。
銃声。
|《等しい昼と夜》《equinox》と名乗った女が倒れる音がした。
計画4つのうちのすべてが進行中。進行率計測不能
午後5時00分
「Arby Glenwood、僕は《Arie》。3分間だけ時間をくれ。」
Arbyは痛みに悶えながら聞く。折れてはいない…はずだ。
「なぜ?」
「話をしよう。」
「?」
「君のこれからについてさ。」
計画4つのうちのすべてが進行中。進行率計測不能
午後5時01分
第一反復は2010年を舞台にしているため、もしかしたら当時なかったはずの店や場所が出てくるかもしれません。実は2010年Stockbridgeに警察署(保安官事務所?)は存在していません。




