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第4話『煩悩開眼、爆誕せし者』

強敵に追い詰められたその時、紗雪の心に火が灯る。

煩悩こそ、己の力!


「来たわね、“炎獣マハ=ギア”。コイツに前回全滅させられたのよ……!」


 紗雪が叫んだ。


 共闘ミッションの最終局面。


 高レベルレイドボスが、紅蓮の咆哮を上げる。


 ケンジが叫ぶ。


「俺の課金武器が、火を吹くぜッ!」


 真観は静かに構える。


「焦るな。煩悩を鎮め、ただ一撃を見極めよ」


 そして――紗雪は、仮面を脱ぎ捨てる。



「やってやるわ。†煩悩姫†の本気、見せてあげるわよ!」



 二刀の妖気が、紗雪を包み込む。


 仲間と連携しながら、彼女はついに最後の一撃を放った。



「これが……私の、煩悩だぁぁあ!!」



 炸裂する必殺技。



双妖葬刃そうようそうじん)紅蓮断界(ぐれんだんかい!!」



 地面ごとボスが二つに裂けた。



 マハ=ギアは、断末魔をあげて沈んだ。



 静寂の中で、彼女は長い髪をかきあげながら微笑んだ。



「なんか、すっごいスッキリした……」



 真観とケンジが頬を赤らめ、目を合わせる。


 二人は同時に叫んだ。



「煩悩退散!煩悩退散!」



「……え、何?……」

とうとう煩悩姫が覚醒!?

次回、最終決戦。そして――別れの予感。

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