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次の目標

それからレベさんとリーラライフさんから色々と立ち回りについてアドバイスをもらった。

リアルタイムでプレイヤーの行動を分析し、立ち回りに対して改善事項を提案してくれるNPCのスペックに舌を巻きながら、言われた事を脳内に書き留める。今後の戦闘にしっかり活かさないとな。



「あとはアレやね、装備もそないな駆け出しみたいな装いやなくてもっとしっかりしたモン拵えなきゃあかんよ?」


「せっかくだから私達が普段お世話になってるお店、紹介してあげるね!『シュペルブアルム』って名前のお店で、値段は相場よりちょっとだけ高いけど、性能は凄くいいからお金が貯まったら行ってみて!」


「本来なら一見さんはお断りなんやけど、今日の敢闘賞で特別に教えたる」


「場所はこのギルドの真後ろだからすぐわかると思うよ!」



どうやら『シュペルブアルム』という店は、訓練場である程度の成績を残すと解放される武器屋のようだ。

そもそもまだ普通の武器屋にすら脚を運んでいないので、武器屋自体がどんなものなのかを知らないのだが……。



「わかりました。今度伺ってみます」



座り込んでいた地面から立ち上がり、レベさんとリーラライフさんに礼を述べる。

とはいえ所持金が開始時のままではおそらくまともな装備を買うのは無理だろうな。

相場がどれくらいなのかも知らないし、この辺りはあとでネットで調べるとしよう。


そうなってくると当面の目標はクエストを数熟して装備品を購入する資金集めと、今のステータスではとてもじゃないがレベさんに太刀打ちできないのでレベルアップが急務だな。装備を整えてある程度レベルが上がったらまた挑みにこよう。



「訓練、ありがとうございました。また挑戦させてもらいます」


「今日教えたこと忘れないようにね!」


「次はうちの手ぇ煩わせんことやね」


「善処します」



レベさんとリーラライフさんと会話を終え、俺は訓練場を後にした。

ギルドの入口付近まで戻ると丁度亜人族の集団訓練も終了したらしく、訓練場から複数のプレイヤーが列を成して帰ってきた。

その集団の後方にモリーを発見。どこか足取りが重そうなのが見て取れるが、おそらく担当NPCがエルフではなかったと見た。


まあ亜人族は現状8種族だからお目当てのエルフ族と会えない可能性も十分考えられるよな。ただこればかりは運なので仕方ない。気休めにしかならない慰めをしてやるとしますか。

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