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マヨナカメッセージ

「じゃあオレはお先に失礼するよ、お疲れ」


「あ、ハイ。お疲れ様です」



ベッドを観察していたらレオレクスは一番奥に配置されたベッドへ横になり、カーテンを閉じてログアウトしていった。俺も長居する必要もないし、さっさとログアウトするか。


身の回りの装備を解除してステートウォッチ内に収納し、レオレクスが使用した向かい側に配置されたベッドに寝転がる。…………おお、なんか上手いこと言葉で表現出来ないが、なんかこう、めちゃくちゃいいベッドなのはわかる。適度な弾力と低反発で心地良さを感じながら、俺はステートウォッチを操作してログアウトする。


ふわふわマットレスから長年使ってくたびれてきたちょい硬マットレスへ瞬間チェンジし、明かりの消えた暗い自室で再覚醒。しかし明日は学校でこれから二度寝を決めなければならないので、睡眠を促す白湯を求めてダイニングへと向かう。


先日未来のヤツに強襲された足の小指が再びやられないか心配しつつ、警戒して扉を開けダイニングへ入った俺は、電気ポットにコップ一杯分の水を入れてしばし待機。あっという間にすぐ湧いたお湯をコップに戻して口へ運び込む。



「――あっっっっっつ!!?」



沸かしすぎだ!?慌てて蛇口まで向かい、お湯をシンクに流してコップに注いだ水を一杯飲み干す。水を加えるべきだったな、失敗した……ッ!リラックスするどころか興奮して寝付きが悪くなるパターンじゃないかこれ!?


ヒリヒリと舌先が痛むのでもう一杯水を飲む……が、あんまり変化ないな、仕方ない氷でも舐めとくか。冷凍庫から氷を2個ほど摘んで口の中へと放り込む。舌の上で踊る冷気で痛みは引いたが眠気も一緒に引いてしまった。睡眠促進作戦、無念の大失敗である。誰だこんなクソみたいな作戦立案して実行したの。俺だよ。


脳内セルフノリツッコミをこなす程度には熱による痛みで覚醒してしまったので、これは小一時間は寝付けなさそうだなと思いながら自室へと戻る。


舌で氷を転がしながら暗い部屋へと戻りベッドに腰掛けた。うーん、眠気が完全に何処かに身を隠してしまった。どうしたものかとそのままベッドに背中を預けて仰け反ると、暗闇でスマホがチカっと光った。なんだ?


寝る前にスマホを見るのは寝付きを悪くするので現状では悪手を重ねる行為になるが、気になったままでは余計に寝れなくなる。いいや、見てしまえ。いまスマホを見ようが誤差だろ誤差。


スマホを手に取り、パスコードを入力して画面を開くと先程の通知はLDDのアプリに届いたメッセージであった。差出人は『Lucid Day Dreaming運営事務局』と表示されていた。


こんな真夜中にメッセージ?あ、日付変わってた、ってことは日付更新直後か。


…………なんだろうな、少し嫌な予感もするが、まあ見てみるか。まさかこんなド平日の深夜からイベント開始とかそんな事するわけないだろうが、セオリーを絶妙に外してくるというか色々ズレているので予測が困難な運営だ、万が一も有り得る。まああった所で学校があるので参加は出来ないが。謎の猜疑心に苛まれながら俺は恐る恐る、メッセージを開いた。

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