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004 勉強熱心の孤児

「神父様、どうしても難しいですか?」


「そうですね。あなたの願いを叶えてあげたいとは思っているのですが」


「ただ1人を特別扱いする訳にはいけません」と、意外な事に本当に申し訳なさそうに言う彼に私も何も言えなくなる。


私が求めているのは図書室の使用許可だ。もちろん絵本なんかが置いてある年少組の図書室(あれは服の代わりに本棚が詰め込まれたウォークインクローゼットだ)ではなく、魔法書、歴史書、宗教書が詰め込まれた年長組用の図書室だ。


ただ、やはりというべきか許可は降りなかった。元々、年長組用とされてることからも分かる通り、あの部屋の本は絵本とかと違って高価な物が多い。


高価な本と言えば、この世界の本はそもそもが高価なものが多い。年少組用の絵本なんかはともかく、前世では数千円で買えた様な参考書もこの世界では資産価値のある古書なみの値段だったりする。


年長組の本棚にあるのはこの高い方の本だ。勿論、それの大半は寄付の、つまりは中古の品ではあるけれど、だからといって汚していいものでは無いし、年少組()に貸しだすのに問題があるのも分かる。


だけど、私には時間が無い。別に私は今すぐ死ぬ訳では無いけれど、「大人になるまで大人しくしてよう」なんて言ったら私はきっと発狂してしまう。


いま、私が正気でいられるのは、()()()()()()死を克服する方法があるかもという希望に縋っているからだ、そしてそれに向かって突き進んでいるという自覚があるからだ。


今ここで足を止めてしまえば、私はきっと恐怖に耐えられない。


「では、神父様かわりにといってはなんですが……」


だから、出来ることは何でもするつもりだし、そうあるべきなのだ。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


「ここが私の執務室ですよ」


そう言って部屋に私を招き入れてくれた神父様にお礼を、些か子供がするには丁寧過ぎるかもしれないお礼をしてから私は彼の許可を得て本棚に向かう。


決して広くはない、八畳程の執務室は私の感覚で言えば書斎と呼ぶ方が正しいものだった。


正面の窓際には執務机があるし、両脇には私の目的である本棚も壁を殆ど覆い尽くすほど並んでいる、机の正面にはアンティークな応接セットまで用意されている。


些か清貧の心得とやらを心情とする神父様には華美な気がしないでもなかったけれど、私はその事について何も言わなかった。


少なくとも、校長だの教頭だのがわざわざ高い時計を身に付けている理由を知っている程度には、私は前世を生きていた。


「それでは約束通り、私がいる間に限り、決して本を汚すような事をせず、決してこの部屋の外に出さない事を条件に貴方にこの部屋での勉強を許します」


一つ一つ、確認するように話す彼の声に答えながら、私は高鳴る胸を必死に諌めた。


つまりはこれが、私が考えた策……とも、言えないけれどとにかく私が神父様に願ったことだった。


私が年長組用の図書室に入れないのは言うまでもなく私が年少組だからだ。だけど彼が私に図書室の使用を許さないのは、どちらかというと年少組である私が年長組だけが使えるはずの図書館に()()()入室するのを許す事そのものに難色を示している、というのが私の考えだった。


きちんとしたルールがある中、1人だけ特別に何かを許せば不公平だと思うものもいるだろう。たとえそれの対象が10に満たない幼い子供であろうとも。


だから私はルールの存在しない、ただし目的の物が大量にある神父様の執務室の本を借りられないかとお願いした上で将来のために今のうちから多くの事を学びたいと嘘にならない範囲で正直な思いも話した。


更には三兄弟からのいじめについても相談するという体で、

同じく年少組である彼らが入れない居場所が欲しいとお願いした。


要するに私は三兄弟からのイジメを免罪符に、周囲への影響が少ない方法をゴリ押ししたわけだ。


「君は言うまでも無いかもしれませんが他の兄弟姉妹には他言無用ですよ」


神父様はそう言って、いつもより些か厳しい態度で執務机に腰掛けた。彼が果たして無理を言った私に気分を害しているのか、あるいはその原因となった三兄弟のことについて考えを馳せているのか分からないけれど。


私はそれ以上彼の邪魔をしないように、まずは魔法基礎についてと書かれた本を手に取り机に置いてから立ったままページを開く。


神父様は私に椅子に座るように言おうとしたようだったけど、結局、声には出さなかった。


私の身長では応接セットの椅子が高すぎて、テーブルと席の間隔も離れすぎている。


私もそれ以上、彼に意識は割かなかった。

繰り返すようだけど私には時間が無いのだから、余計な事は、それが不利益にならない限り捨ておくべきなのだ。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


神父様の部屋で勉強を初めてから数日がたった頃。


魔法使いになるための勉強は、やはり図書室にいた時より格段に進んだ。もちろん最初から全てが順調という訳ではなかったけれど。


前世のように学ぶ環境が、産まれる前から整えられた現代日本とは違う。この世界ではルーズリーフやフリクションペンどころか勉強用の紙束さえ簡単には手に入らないし、執務室の本に書き込むなんて出来るわけが無い。当然ながらスマホやパソコンやらもない。


結果的に私は分からない単語がある度に辞書を引き、図形を暗記するために部屋を出ては地面に枝を使ってそれを描いた。


効率とは言えない方法、それでも私は自分が必要とする知識を手に入れる事が出来た。


まず、私は魔法の勉強を初めてすぐに自分が勘違いしていた事知った。私は魔法使いというのを、例えば某魔法魔術学校で出てくるようなものを想像していた。


杖を持ち呪文を唱え、何やら不思議な術を使う。だが実際には魔法使いというのはそんな簡単な存在では無いらしい。


一番驚いたのは魔法使いというのが職業(ロール)ではなく分類だということ。一口に魔法使いと言ってもこの世界には魔術師や呪術師、祓魔師、精霊術師といった職があるらしい。


それを知った時点で私が真っ先に知りたくなったのは当然ながら私が不老不死の魔法使いになるためにはなんの魔法を学ぶべきかということだ。


実のところ、その知識を得るための本には既に目星を付けていた。なにせ背表紙に堂々と『不老不死の魔法使い達』と、分かりやすく書いてるある本がこの部屋にはある。なんならその本はこの部屋に入り浸るようになってかなり早くから注意を向けていた。


だけど同時に私はその本を手に取れずにいる。

理由は簡単で、その本を読む事が大きなリスクになるという事が確定しているからだ。いや、厳密に言えば『この執務室』で『神父様の前』で読む事がリスクになるという方が正しいか。


数日前、神父様に聖餅を届けた時にも考えていた事。

明らかに不老不死の魔法使いという存在は教会の教えに反している。


ただでさえ私は孤児院でも浮いている上に現状でも無理を言って執務室を訪れているのだ。私が目指しているものを知ったら神父様は私を止めようとするだろう。


執務室での勉強を禁じられる、ぐらいならまだいい方だ。最悪、勉強そのものを禁じられ、場合によっては成人して孤児院を、出るまで魔法について学ぶ事さえできなくなるかもしれない。


はぁ、と心の中だけでため息をつく。

遠回りをする時間は無い。だけど同時に近道が最短の道でないことも、時に遠回りこそが最短な道になる事も知っている。


……少なくとも知識の上では。


だから私はもう一度心の中ではぁとため息をついた。

いま、私が不老不死の魔法使いを目指していることが神父様にバレるのはまずい。


魔法使いを目指している、くらいなら問題無いかもしれないけれど本当の目標がバレるのは非常にまずい。


仕方ないか、と私は心の中で3度目のため息を噛み殺し、私の暮らす国の歴史書という、本来私が知りたい知識とは関係のない本のページをめくる。


いずれチャンスは来るだろう。たとえそれに時間が……下手すれば数ヶ月単位の時間がかかったとしても。それまでに必要な他の知識を学ぶ事を慰めに、私は次の本に手をかけた。


だけど予想に反してチャンスはすぐに……具体的には翌日に来た。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


「失礼致します」


ある日の午後、静かな部屋に丁寧なノックの音とともに女性の声が響いた。


「構いませんよ」という神父様の声にドア越しの女性はやはり丁寧な動作でドアを開き部屋へと姿を現した。


「執務中、失礼致しますわ……おや、シロナさんも一緒でしたか」


部屋に現れたのは孤児院では見慣れたシスター服とは別の服、明らかに高級なものと分かるベージュのコートを着たシスターミカだった。


シスターミカはこの孤児院……というか教会ではほとんど最年長の人物で見た目の年齢では40後半の神父様より10歳は上に見える。


これだけ聞くと、かなり高齢の女性のように感じるけれど、背に定規が当ててあるような姿勢やシミひとつ無い肌には衰えたという印象が一切ない。


この教会では珍しく、髪を隠す白いフードと黒いベールを着こなすのも特徴で、シスターという役職に反して、私たち孤児にとっては婦長だの女主人とい言葉が似合うお祖母さん的な存在だった。


「勉強の調子はどうですかシロナさん」


「神父様のおかげで……毎日、多くのことを学んでいます」


慈悲深いという言葉が人の顔をしているような彼女の言葉に私は言葉少なく返事を返した。別に彼女になにか思うところがある訳では無いのだけど、彼女の優しくも(だいたいいつも)厳しい(時々)姿は前世の中学生の時の校長を思い出して、つい身を固くしてしまう。


「ところでシスターミカ、そのお姿は?」


私が子供にしてはちょっと硬すぎる口調で話題を変えることに成功したのは結局彼女が私の日常生活(どうやらシスターミカは私が同い年の女の子と比べても華奢な事を気にしていたようだ)を含めてあらかた質問に答えた後だった。


「えぇ、聖都の友人から贈られたものですわ、普段はタンスの肥やしにないっているのですけど……たまには陽の光を浴びせてあげなくては」


そう言いながらふわりとその場で回ったシスターミカは年齢に見合わず軽快な動作で裾を振った。


「どうでしょう神父様、なにかおかしなところなどありますか?」


そこで彼女はここまで無視された形になっている神父様の方を見た。


「…………とても似合っていますよシスターミカ」


いや、厳密に言えばシスターミカの服装を見て頭を抱えていた神父様がようやく普通の会話ができる程度には回復したのを確認してようやくそちらに顔を向けた、と言うべきかもしれない。


シスターミカは神父様の言葉に満足気に頷くと(やはり今日の彼女はいつもより若々しいかもしれない)再び、神父様を無視する形で私に顔を向けた。


「実は今日は街の外から大切なお客人が訪れる事になっていて、かの方を迎えるために街の方へ少々出かける必要が()()()ですわ」


「神父様もご一緒に」という言葉は出なかったけど、彼女と神父様の態度からどうやら神父様は客人の出迎えとやらをすっかり忘れていた事は言われずともわかった。


「お客人はどちらに?」


シスターミカの態度を咎めることもできず、絞り出すような彼の言葉にシスターミカは普段の優しげな笑顔のまま、つまりは優しげな笑顔以外の表情を見せずに簡潔に応えた。


「既にお部屋にお通ししましたわ。かのお方は約束の時間に現れない神父様を心配していまして、教会まで様子を見に行こうと仰ってくださったのです」


シスターミカの言葉に、とうとう空を仰ぎみた神父様は普段の聖職者らしい落ち着きを失い、まるで普通の一人間(いちにんげん)のように見えた。


「はぁ……司祭の位をもつ貴方が執務にかまけて約束を忘れるとは……やはりここから待ち合わせ場所まで手を引いたあげた方が良かったのかしら?」


「アルシュさん?」と、彼を神父様ではなく本名で呼ぶシスターミカは、確か私と同じく孤児だった神父様を育て、聖職者の道を志すきっかけともなった人だ。


本人は一介のシスターを名乗っているけれど、神父様からすると頭の上がらない相手なんだろうって事は私にもわかる。


思考の表面で、そんなことを考えながら私は思考の奥ではため息をついていた。


どうやら珍しく神父様がポカをやらかしたらしいことは私にとっては比較的どうでもいい事だ。だけど多分この後の私は、私が最初にこの部屋を使った時に約束した通り、出ていかなければならない。


神父様はこの後部屋を出ていくだろうし、私は彼がいる時以外には執務室にいることを許されていない。


だから私は彼に言われる前に本を閉じていたし、机の上に積んである本を持ち上げて本棚まで持っていこうとも考えていた。


「あぁ、シロナさん少し待ってください」


だから神父様が私のその行動を止めた時は意外感を覚えた。彼はいつの間にか椅子から立ち上がっており、天井を見上げ眉間も抑えながらもこちらに手を出して、動作でも言葉通りに私を静止していた。


「今回の件は私の不注意が招いた事です。 私はお客人に謝罪してきますので、その間部屋を出ないのであれば勉強を続けていて構いません」


彼のその言葉を私が飲み込む前に、シスターミカと共に件のお客人についての対応……具体的には今日はもう予定には遅いから客室に泊まってもらうといった話をした後に、足早に部屋を去っていった。


置いてかれる形になった私にシスターミカは両手を上げて「まったく」とでも言いたげなジェスチャーをすると彼が出て開いたままの扉を、この部屋に現れた時の同様に丁寧な動作でドアを閉じた。


ドクドクと、心臓の音が聞こえる。

突然に現れた絶好のチャンスに、私は自分の感情を抑える必要があった。チャンスと見て何も考えずに行動する事なんてできなかった。


()()()()()()()()、どんな結果を招くのか、私はもうかなり前に学んでいた。


まず部屋のドアに、この部屋で唯一の外に出る手段であるドアに近づき、耳を済ませた。


「…………………………………………………………よし」


幸いにも神父様や、シスターミカが戻ってきたり、あるいは神父様に用事がある他のシスターが訪れる様子はなかった。


次いで私は執務室の窓に近づいてから窓から見える広場を見渡した。


私の住む孤児院兼教会の敷地には中央の広場を挟んで4つの建物がある。ひとつは私が今いる教会本館で、左前にあるのが私達が寝起きする孤児院、正面に見えるのがお墓の管理をする管理棟、さらに右側には食堂や客室のある宿舎が見える。


窓の外には広場を通って足早に宿舎に向かう神父様と、別に早足には見えない落ち着いた動作なのに神父様の後ろにピッタリに歩くシスターミカが見えた。


「…………………………ん」


とりあえず、この部屋にはしばらく人は来ない。

そう確信した瞬間、私は行動を開始した。まず閉じていた本を開き、応接テーブルの上に置く。そして本棚に駆け寄ってから立ったままひとつの本を手に取った。


『不老不死の魔法使い達』


その本は一見、本と言うよりは厚めの冊子。いや、卒業式の時に貰ったアルバム位の厚さだった。それでも私にはかなり重く感じたけど、いつ神父様やシスターが部屋を訪れてもいいように私は本棚の縁をテーブル代わりにその本を開いた。


その本の文量はけして多くなかった。中身についても詳しく不老不死の魔法について記されている訳ではなくて、映画のパンフレットみたいに何人かの人物の姿絵にある程度の来歴、異名、得意な魔法なんかも記されていた。


こんなチャンスが、また次にいつ来るか分からない。この日、この本の内容をどれだけ理解できるかで、もしかしたら私の人生はまったく違うものになるかもしれない。


一文字一文字、刻みつけるように内容を暗記した。


◇◇◇◇◇


「…………………………ふぅ」


その後、私は息を吐き一瞬だけ気を緩めた。

1度本を閉じ、目をつぶってからドアの先に意識を向ける。


トランス状態になっていたつもりはないのだけど、時計の時間と体感時間が合わない。執務室の時計が正しければ神父様が部屋を出てから既に30分は経っていた。集中していたと言えば聞こえは言いけれど、神父様が戻ってこなかったのは幸運に過ぎない。


そしてそんな幸運も、もうすぐ終わるようだった。

ドアの先から歩幅の広い革靴の足音が聞こえる。


私は落ち着いた動作で手に持つ本を元の場所に戻してから定位置に戻り、用意しておいたダミーの本を何ページか分だけめくって読み始めた。


内容が飛ばされて若干分かりにくかったけれど幸いにも開いていた本は宗教本だ。内容を理解できなくても私にはさほど問題は無い。


「お待たせしました。シロナさん」


ドアを開いたのは予想通り神父様だった。

彼は部屋に入った瞬間、一瞬だけ本棚の方に目を向けたようだけど、たとえ幼い子供相手でもあまり露骨に疑っているように見える動作は良くないと考えたのかすぐに私に顔を向けた。


もっとも彼が一瞬でも本棚に目をやったのは私が教会の教えに反している内容が書かれた本を読んだことを疑っているのではなく、単純に私が本棚を汚していないかの確認だとは思うけど。


それに彼は私が見たところ、私のことを本気で疑っているようには見えなかった。たとえ怪しんでいなくても私であれば私室に自分のいない状態で他人(ひと)がいたら、多少なりとも警戒すると思うけれど、その疑いを(見かけ上)ほとんど表に出さない彼はやはり聖職者なんだろうと感心してしまう。


私はそんな表面的な思考で、罪悪感や焦燥感を覆い尽くし動揺を抑えた。その作戦はどうやら成功したようで、その後、2、3言葉を交わした時も、机に置いてあった本を元の場所に戻す時も、私が部屋を出る時も、彼は私に疑いの眼差しを向けたようには見えなかった。


部屋を出た私は、特別に行動を変えなかった。

いつも通り、ご飯を食べ、風呂に入り、ベッドに、身体を沈めた。


同じ部屋の兄弟姉妹達が眠り、見回りのシスターも来なくなった頃、私はようやく身体を起こし、通常の満ち欠けとは違う1年の大半を占める笑っているような三日月を見上げた。


この世界は異世界なのに星や月が地球と同じに見える。


そんな事を考えた後、


「……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………はぁ」


もう一度、私は息を吐き、ようやく気を抜いた。

ドクドクと、思い出したように心臓が脈打ち、背中に汗が流れ、視界が狭くなる。


幼い身体は私の意思を無視して日が沈むと眠くなるけれど、今日ばかりはそんな事はなく月がほとんど真上に来ても目が冴えていた。


『不老不死の魔法使い』には8人の魔法使いが記されていた。そして、そのうち5人は同じ魔法体系を極めた魔法使いだった。


それだけじゃない。その5人の魔法使いはこの国、つまりはアテルリシア王国出身の魔法使いだ。


「死霊術、ネクロマンスか……」








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