死霊使いの弟子

高校二年の春。修学旅行で土砂崩れに巻き込まれ命を落とした少年『篠崎一馬』は死の間際に感じた恐怖によってあっさり心をへし折られていた。

幸運にも魔法の存在する異世界に転生した一馬が目指すのはただ一つ『不老不死の死霊使い』になること。

これは前世にちょっとした善意から災害で命を落とした少年が異世界で一人の人間として、あるいは不老不死を目指す死霊術師として成長していく物語。

あるいは心を折られ、性根がねじ曲がった一馬が、教会生まれの少女シロナとして第二の人生を生きる、ちょっとインモラルな異世界冒険譚。