感覚は、あてにならない! 15章 夜行
こんにちは葉桜 KONです!最近絵を描くことにもはまってしまい、趣味が充実してきた今日この頃です。しかし、趣味に没頭するあまりやらなければいけないことにも手が付かず困る部分もある一方です。
それでは本編どうぞ!
さて、喉も乾いたし買い物しながら帰るとするか。
「寄りたいところってどこ?」
確かによりたいところあるって言っても、単純にのどが渇いただけだからな…行くなら莉乃の家の近くがいいだろう莉乃も疲れるだろうし。
「莉乃の家の近くのドラッグストアに行きたくて、明日のパンと今単純に飲み物が欲しい」
「そっか、青山くん上見て見て。星がめっちゃきれいだよ!今日は雲がなくていいねぇ」
確かに、月に目が行っていたけど星もきれいだな。
「あの一番明るい星は何?」
えっと、どれどれ…
「あれは金星かな?木星かもしれないけど。でも今のこの時間でこの季節だったら金星だと思うよ」
春の夜は雲が少ないのでよく星が見える。
「そういえば莉乃、どうして海の砂浜にいたの?」
「えっとね…なんか行った方がいいかなぁみたいなあいまいだけどそんな感じがしたの」
はぁ…莉乃は時たまにこういう奇行をする。困ったりはしていないが、莉乃のほうが心配になる。
「いった方がよかったって言ったけどさ、こんな夜遅くに出るのは良くないよ…」
とはいえ、まだ7時30分くらいなわけだが…
「それとね、私には用事があるの。青山くん今日朝誰かに呼ばれてなかったっけFASに」
その時、俺の首筋に強烈の痛みが走り俺は気を失った…
「くっ…痛ってぇ…知らない天井どこだここ?」
俺はほぼ真っ白な部屋の真ん中にあるベッドに寝ていた。
「起きたか、青山くん。俺との約束忘れてしまっていたのかい?」
あっ!朝の怪しいおっちゃん!
「なんであんたがここに?ていうか今何時だよ家に帰らないとだろ!」
これは拉致監禁というものなのでは、それよりこの首に残る痛み、俺が最後に見た景色は莉乃の顔だ。これを莉乃がやったのか?いつの間にそんなことが…いやきっとこの男の変装だろう、にしても変装上手すぎる気がしないでもないが。
「家に帰してください!なんなんですかこれって拉致監禁じゃないですか!」
「まぁまぁ落ち着きたまえ。悪いのはそっちだろう約束を破ったのだ。まぁ確かに口約束だったから破られても仕方はないだろう。話がずれたが、安心したまえ、ここの部屋は時間が進まない。君は私の言うことを聞いてればいいだけだ」
またまた胡散臭いがよく見るとこの部屋の壁には「FAS」の文字が大きく書かれていた。白い下地に白い文字なので見えにくいが。ここは本当にFASなのか?それにしても時間が進まない部屋なんてどういうことだ? 一体おれになんの用があって?
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