9.VS機動隊ロボット sideレイジ
シン・仮面ライダー見てきました。作品の良し悪しはともかくただ「ヤバい」と思った作品でした。
武装した警官ロボットが群を成してノシノシと迫ってくる。
「おいおい、こっちはほぼ丸腰だよ?」
持ってるものと言えば、さっき壊したロボットからパクった拳銃(非殺傷弾入り)、しかも効果なし。
「ええい、考えてる暇なんて無い!」
すぐさま、近くの狭い路地に駆け込む。一本道の袋小路、行き着く先はコンクリートブロック塀。だけどもこれは逆転の目がある。
「タダチニ、トウコウスルノナラ、クルシクナイヨウニイタシマス。」
「リョウテヲ、アゲテクダサイ。」
「イキノコルカクリツモ、アガルトソウテイサレマス。」
投降しろ、ね・・・。
「悪いね、せっかく気にかけてもらって・・・。でもね・・・」
左肘で壁を肘打ちし、一部壊す。落ちた欠片を右手で拾い上げ、
「僕は体制には抗う方が生きれるって考えてんだよね。」
フルパワーでコンクリ片をロボットに投げつける。ロボットの反応速度を超えて欠片はぶち当たる。狭い路地で十数体も並べば、先頭が倒れればあとは将棋倒しで動きを止められる。
「でもまあ、実弾込めたサブマシンガン持ってる相手に素直に投降するわけないでしょ?」
さっきのように、先頭にいたロボットの頭を左足で踏み砕く。武装していた特殊な警棒と盾みたいな円盤をパクる。
「ん-、使い方は分からないから適当に使うか。」
とは言え、ほとんどが仰向けに倒れている。棒術がなくとも何とかなる。だって、相手の弱点を常に自分が踏みつけている状態だから。
そうしていると、
「お、ようやっと見つけたぞ。」
カーキ色の軍服を着た、赤髪の青年が現れた。
「どちら様ですか?」
ようやく交わってきましたねぇ。