13.どこかズレた奴等sideマサイチ
「どちら様ですか?」
やけに礼儀正しく返事してきた。
「俺は朱崎真弌、そうだな・・・お前をここに呼んだ奴に言われて迎えに来た。」
「その呼んだやつって?」
「サイバだ。」
「ああ、やっぱり。」
なんか随分落ち着いてるな・・・さっきの二人(特にチビの方)とは大違いだ。
「それなら早く連れてって。」
「お、おう。」
急に馴れ馴れしくなくなったな・・・。あ、でもどうしようか。俺もそうだが、こいつは思いっきし鉄屑共をぶちのめしてたから堂々とは歩けないな。
そういや、この壁の向こうは・・・
「なあ、お前はこの壁って越えられるか?」
「3m弱なら大したことないけど?」
「ならショートカットできるな。そら、ついて来い!」
塀の溝と縁を掴み、よじ登る。この塀の向こう側は例の廃棄場だ。
「ほえ~、義弟が喜びそうだな・・・。」
「弟がいるのか?俺もいるぞ、いけ好かねぇのがな。」
「僕のは機械いじりが大好きだね。」
ふーん、とっつきにくい奴かと思ったら意外と仲良くなれるやつかもしれんな。
「ところで、お前はサイバになんて説得されたんだ?」
こいつを懐柔する方法が俺には見えないんだよな・・・。
「高校の成績がヤバくなったから補習の代わりにって呼ばれた。」
「えぇ・・・。」
少し撤回する。こいつは少しズレてるわ・・・。
メンズはイカレタメンバーしかいないみたいです。




