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1.松下 零治

あらすじでも記載した通り、以前の作品を削除してリテイクした作品です。

 ・・・暑い。まだ夏真っ盛りというわけでもないのに暑い。最近の異常気象だとか温暖化とかで、頭が働かない。授業に集中できない。

 しかも、科目は英語・・・。僕の天敵と言っても過言ではない。

 もう無理、理解不能、脳が理解を拒絶している。地球上の半分以上の国で通用する国際言語らしいけど、僕にとっては異界の言葉、古代言語だ。

 もう、机に突っ伏して聞く態度すらとらない。余計分からなくなるだけだけど。


 とまぁ、ぼんやりと聞き流すうちに授業が終わり、帰りのホームルームとなった。明日から、夏休み。担任はよくある高校生向けの夏休みの過ごし方について話していた。ご丁寧にプリント付きで。

・・・っと、話すのはここら辺までにしておこう。」

 ようやく担任の話が終わった。これで解放・・・

「ああ、松下クン、後でボクと生徒指導室に来てね。」

・・・されることはなかった。


 号令の後、僕は呼び出しの理由を考える。

 日頃の授業態度・・・寝るor窓の外を眺めてる

 成績・・・下から数えると1番

 提出物・・・提出の兆し無し。etc

 ・・・心当たりしかない。

 先んじて言っておく、僕は別にバカではない。単なる注意散漫の結果だ。


 ともかく、僕は担任である斉葉(サイバ)和樹(カズキ)のいる生徒指導室に入った。

「松下クン、キミには特別な課題を渡そうと思う。」

開口一番、これを言われた。

「特別な・・・課題?」

「そうそう、もはやキミの成績は救いようのないレベルになりつつある。というか九割九分なってる。そのための救済措置だよ。」

「はあ・・・。」

「それに、どうせやる気ないでしょ、夏の課題。」

う、バレてる。

「別に、断ってもいいんだけど、そうしたら夏休みの期間は毎日学校に来て普段通りの授業をみっちりとやってもらうことになるよ、マンツーマンで。」

 僕は首を縦に振らざるをえなかった。


 自宅に帰ると僕宛の封筒が既に届いていた。断るなんて微塵も思ってなかったようだ。

「さてさて、どんな課題かな、と。」

封を切り、中を確かめる、けれども中身は紙一枚。

「なんだこれ?これだけ?」

それは手紙だった。


『松下クン この手紙を読んでいるなら課題を受けてくれたということだろう。

キミに課すのは少しばかり説明しづらいことなんだ。

だからこそ、明日の19時にセントラルパークの高台に来てほしい。

詳しいことはそこで話したい。 斉葉和樹

追伸 この課題を最後までキミに渡すべきか迷った、だけど託すことにした勝手な自分を赦してほしい。』


 ええ、怖・・・。僕は何をやらされるんだ?

「はあ・・・、やっぱり毎日補習にしてもらおう。どうせ、明日会うんだし。」

 

   翌日


 僕の高校は夏休み初日だけは色々あるらしく、よほどのことがない限り学校に連絡するのはやめてくれ。と言われている。

「だからって、夜の公園は無いだろ、夜の公園は・・・。」

時刻は18:30。早くに着すぎたかもしれない。ベンチにでも座って待ってよう。


 ・・・なんだか眠いな、『明日から夏休みだ!』ってことで義弟義妹一同で完徹ゲーム大会なんてしたからかな?まぁいいか、先生が来たら起こしてくれるだろうし。それにしても、今日はやけに心地の良い風が吹いているな・・・。


 そう思いながら、僕は仮眠をとることにした。

閲覧ありがとうございました。やれるとこまでやってみます。

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