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いのちの詩(仮題)

リグレット

作者: 浮き雲

本当に悔しいけれど、勝っても負けても気持ちいいのがスポーツなら、勝っても負けても気分が悪いのが仕事です。「所詮仕事、割り切っているさ」と言いながら、傷つけたほうも、傷つけられたほうも、結構、尾を引くものなのですよね。



仕事を終えて見上げれば


深い空は無機質の青(メタリック・ブルー)


穢れなく、純粋で痛ましい


僕のこころは、腹黒(ダーク・ブルー)


また、誰かを傷つけた気がして




本音を隠して、建前の刃を


振り下ろす非情さもなく


そっと突きつけるだけの「卑怯者」




車の(かたわ)らで、ため息をつけば


空には、うろこ雲のドット模様


不意を突かれた「無感動」の(うろこ)


剥がれ落ちれば、イノセントマン(なり損ねの大人)


「もう、秋なんだな」って呟きながら


過ぎ去った時間を後悔し始める



会議の別名は「陣取りゲーム(陰湿なパワーゲーム)


勝った者のペルソナは「優しさ(よゆう)


勝つまでのペルソナは「両面宿儺(カメレオン)


負けた人のペルソナは「ポーカーフェイス(無表情)




目の前を横切って飛ぶとんぼ


夕暮れ時の懐かしいデジャビュ(思い出もどき)


帰る場所の記憶(壊れたメモリー)


明かりと夕餉(ゆうげ)の匂いへの「ノスタルジー(逃避)


「温かくて、心地よくて」


「いつも、帰るために歩いていたっけ」



負けた人の悔しさ


負かした者の「センス・オブ・シン(罪悪感)



連れて帰るのが、少し辛い「リグレット(後悔)


「今日は、どこに捨てようか」と暮れていくこころ





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