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157.GIL鯖3日目(前編)

○瀬良リツ

@Rituse_mob


今日は19時から。

銀行強盗行きます。


【メタノヴァGIL】#3 もうタイトル考えるの面倒くさくなりました【瀬良リツ】https://www.youLIVE.com/channel/...@YouLIVEより


#メタノヴァGIL

2021/2/10

317件のコメント 3.5万件の高評価






【メタノヴァGIL】#3 もうタイトル考えるの面倒くさくなりました【瀬良リツ】

38,918人が視聴中

 ↑2.7万 ↓ □

【瀬良リツ】チャンネル登録者数89.1万人


○【おいタイトルw】

○【草】

○【3日目でw】

○【待機】

○【タイトル草】



「あー...どうも」


○【きちゃ】

○【きちゃー】

○【お】

○【きちゃ!】

○【きちゃ】



「どうもこんばんは、ネタ切れした瀬良リツです」


○【待ってた】

○【草】

○【ネタ切れすな】

○【草】

○【はっやw】


こういう企画初めてだし気合入れてちょっとイキったタイトルで走り抜けようと思ったけど...全然無理だったよね。



「本日は今日から追加された銀行強盗やりたいですね」


○【おー!】

○【どんなのかな?】

○【初めての集団犯罪だ!】

○【2人いるかな?】

○【やったー!】



「とりあえず、昨日教えてもらった無線に入ってみますか」


○【そうだね】

○【便利だ】

○【いるかな】

○【ヴァルさーん!】

○【さて】


昨日の空き巣終わりに3人で犯罪をする用の無線の番号を作った。これで電話をしなくても好きな時に大人数で会話ができるらしい。



「えっと...あ、2人ともいますね」


○【はやいな】

○【どっちも長時間配信する人だからな】

○【何時からいるんやろ】

○【はえー】

○【この名前の並び...いいな】



「お、おはようございます...」


『お、瀬良さん。おはよー』


『師匠おはようございますー。今、集会所で銀行強盗の準備してます』


「あ...今から行きます」


○【おはよう】

○【お】

○【早速か】

○【いいね】

○【銀行きちゃ】


まだ車を買っていないのでそこらへんにあるレンタルバイクで向かう。

どうせならお金を貯めて頼くんみたいなかっこいい車を買いたいのでまだ我慢だ。









「おまたせしました」


「おつかれさまです」


○【頼くん】

○【待ち方かっこよ】

○【DR号】

○【いたいた】

○【お】


集会場に到着すると、頼くんが車にもたれかかって待っていた。



「とりあえず道具買ったんで、今ヴァルさんに人質の確保に向かってもらってます」


「人質?」


「銀行強盗はプレイヤーの人質が必要らしいんですよね」


○【へー】

○【そうなんだ】

○【面白】

○【交流増えるしいいやん】

○【誰やろ】


そういうシステムがあるのか。

たしかに映画とかの銀行強盗でも人質の解放と代わりに逃走手段を要求するとかあるもんな。



「僕たちは先に現場向かいましょっか」


「わかりました」


○【かっけぇ車だ】

○【頼くんの車、盗難できないか?】

○【ダークライジング号】

○【いこいこ】

○【wkwk】



「師匠...さっきヴァルさんと話してたんですけど」


「はい」


「僕たち3人でマフィア作りませんか?」


「...え?」


○【お】

○【まじか!】

○【いいやん】

○【おぉ!】

○【マフィア!!】



「僕たちだけでやれば師匠も気兼ねなくできるんじゃないかなぁと思いまして」


「まぁ...たしかに」


○【ええやん】

○【たしかに】

○【ヴァルさんとも打ち解けてきたしな】

○【いいじゃん】

○【分岐点や】


僕の今回の目標はすべての犯罪をクリアすること。

マフィアじゃないと出来ない限定犯罪もあるし...。



「じゃあ...この銀行が成功したら......やります」


「おぉ!なら絶対成功させないとですね!」


○【頼む!!】

○【成功させてくれ!!】

○【うおおおおおおおお!!!】

○【勇気だした】

○【おおおおおおお!!】


頼くんはもとより、ヴァルさんともそこそこ話せるようになってきたし大丈夫だろう。

.........多分。



「ヴァルさん、さっきの話。この銀行強盗が成功したら師匠もやってくれるそうです」


『お、まじか。瀬良さん絶対成功させましょうね』


「は、はい」


○【こういうときに限って...】

○【この3人ならいける】

○【どういうかんじなんかな】

○【まだ警察に会ってないから見たいな】

○【さて】



「ヴァルさん、人質捕まりました?」


『うん、ちょうどもうそろ着くところー』


「おけです」


○【誰だろう】

○【はじまる...】

○【誰来るかな】

○【お】

○【wkwk】


人質か...。

そう言えば僕ってこのサーバー始まってから3日も経つのに出会ったプレイヤーがヴァルさんと頼くんだけなんだよな。

せっかくの交流サーバーなんだからもっと初対面の人とも話してみたいよな。


...無理だけど。



「師匠、ちょっといいですか?」


「なんですか...?」


○【ほう】

○【なんだろ】

○【なんだい】

○【なんだ?】

○【ん?】



「もしギャング立てるってなったら...師匠のお願いをなんでも1つだけ叶えるかわりに、僕のお願いを1つ聞いてもらえませんか?」


○【ほう】

○【ほう?】

○【なんでも?】

○【ふーん】

○【今...】


なんで急に...?

まぁ、頼くんの言うことだったら別にいいけど。



「いいですけど...なんでもって、本当になんでもいいんですか?」


「もちろんいいですよ!改名して瀬良頼にするとかでも」


「いや...それはちょっと...いらないですけど」


○【セラライw】

○【草】

○【www】

○【いいづらいw】

○【なんか陽気だなw】


ちょっと流石に重すぎる。

するならもう少しライトなお願いにしよう。



「じゃあ...ちょっと考えておきます」


「了解です」


○【車下さい】

○【なんでもかー】

○【げへへ】

○【これはあつい】

○【なんでも...】


どんなお願いにしようかなぁと漫然と考えていると銀行の前に1台の車が停まった。



「おまたせー、人質とってきたよー」


「あ...」


○【あ】

○【あ...】

○【草】

○【あっ】

○【このキャラ見たことあるな...】


このサーバーでいつかは遭遇するだろうと思っていたが、こんな対面になるとは...。



そこにいたのは女子Vライバーには絶対に絡ませてはいけない男ランキング堂々の1位であり、僕が配信界隈で最も見知った人物だった。



「瀬良ちゃんじゃーん!!」


「はぁ...」


○【草】

○【アルファじゃねーか!!】

○【www】

○【こんなところで出会うとはなw】

○【クソでかため息w】


この作品を読んでいただきありがとうございます!皆様からの応援が執筆の励みになりますのでよろしければ気軽に感想やご意見を送っていただけると幸いです。


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