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156.GIL鯖2日目(後編)

総合評価20000ptありがとうございます!!!

今まで通り月1か2くらいのスローペースでまったり投稿していきますので今後ともこの作品をよろしくお願いします!


【メタノヴァGIL鯖】2.「犯罪日和」【ユメセカイ/四月一日頼】

21,812人が視聴中

 ↑1.5万 ↓ □

【四月一日頼/Watanuki Rai】チャンネル登録者数83.2万人








「師匠ってこの鯖での目標とかあるんですか?」


「目標...頼くんは何かあるんですか?」


「僕はとりあえず全犯罪制覇ですかねー」


○【いいねー!】

○【マフィアか】

○【師匠】

○【集団犯罪もね】

○【マフィア!!】


今のところ個人でもできる空き巣と車両窃盗は成功させたけど、後々はマフィアになって集団犯罪とかいうやつもやってみたいんだよね。



「僕も...今のところは同じですかね」


「お、てことはマフィアやるかんじですか?集団犯罪はマフィアじゃないとできないし」


「あぁ...そういうのもあるんですね。じゃあ、やめようかな...」


「いやいやいや」


○【師匠w】

○【www】

○【諦めが早すぎるw】

○【草】

○【諦めんなw】



「頼くんはマフィア作ったりしないんですか...?」


「んー...たしかに。どっかに入れてもらおうかなーと思ってたんですけどそれもいいですね」


「ボスとか似合ってると思います」


○【いいね!】

○【一緒にマフィアやろう!!】

○【師匠はやらんのか】

○【合うわ】

○【師匠はつくらんのか?】



「師匠も一緒にやりましょうよ」


「えっ...うーん、でも僕知らない人だと超絶人見知りしちゃうので...」


「あー...まぁ、僕もそんなもんですよ」


○【師匠はなぁ...】

○【師匠超絶コミュ障だからw】

○【逆に師匠がボスやって顔見知り集めればいいのでは?】

○【頼くんが人見知りしてるところ見たことないw】

○【う、そ】


のんびりやるつもりだったから今のところどこのグループにも属してないけど、やるんだったら師匠と一緒にマフィアやりたいけどなぁ。



「まぁ、考えておいてくださいよ」


「わかりました…」


○【2人でやってるとこみたいなぁ】

○【みたいー!】

○【師匠頼む】

○【他に知り合いおらんのかな】

○【頼んだ!】



「あっ……ちょっと電話かかってきたのでとってもいいですか?」


「いいですよー」


「すみません...あ、もしもし」


○【誰だろ】

○【お、知り合い?】

○【アルファさんか?】

○【お】

○【マフィアやろう】

 


「はい…はい…あー…大丈夫です。あ…ちょっと待ってもらってもいいですか?あの…頼くん」


「はい、なんですか?」


「今空き巣一緒にやろうって約束してた人がいたんですけど、頼くんも一緒にどうですか?」


○【おー!】

○【お誘いきた!】

○【空き巣マスター頼くん】

○【いいの?】

○【きちゃ】


誰だろう…師匠のまわりで思い当たる人物がアルファさんくらいしかいない。



「いいですよ。どこ行けばいいですか?」


「あ…もしもし、どこ集合すればいいですか?……はい、じゃあそこで。では、後ほど…。頼くん、現地集合とのことなので721にいいですか?」


「お、すぐそこですね。了解です」


○【一体誰なんや…?】

○【聞かないんだよね】

○【誰だろ】

○【アルファ?】

○【テンションがアルファっぽくないんだよなぁ】


あんまり普段から接している人では無さそうだな。



「お知り合いですか?あ!当てたいので誰かは言わないでください」


「あー…いや、昨日初めてお話しました」


「ほう」


○【なるほど】

○【昨日か】

○【ほなアルファと違うか】

○【誰?】

○【おー】


なるほど、昨日出会って一緒に空き巣しようって約束してたかんじか。



「えー…その方はVライバーですか?」


「い、いいえ…」


○【魔人かな?】

○【シークネーター始まったw】

○【www】

○【誰や】

○【www】


じゃあストリーマーの人ってことかな。

もしくはアーティストとか...?



「元プロゲーマー?」


「はい...」


○【おー】

○【絞れてきたな】

○【ゲームジャンルもあるな】

○【誰や】

○【結構いないか?w】


まぁ大体今のストリーマーってプロゲーマー上がりの人が多いイメージだから逆にじゃない人だったら結構絞れてたんだけどな。



「じゃあ...ってもうつくか」


「えっと...あ、あそこにいますね」


○【お】

○【あれか】

○【男?】

○【誰や】

○【いた】



「瀬良さんちわー」


「お待たせしました...」


「え...ヴァルさん?」


「あれ...らいらいじゃん」


○【ヴァルさん?!】

○【まさかの人物w】

○【ヴァルさん!?】

○【ヴァルさんかよw】

○【意外過ぎるw】


まさかの人物すぎる...。

どうやったら瀬良さんとヴァルさんがつながる世界線にたどり着くんだろう。



「空き巣の約束してたのって...」


「あ、そうです。昨日たまたまエントランスで一緒になって犯罪をする流れになって...」


「失敗したから今日もやろうかなーと思って」


「はぁ...なるほど」


○【この二人が一緒にいるところ見れるとはな】

○【ジャンルが違いすぎる】

○【ここの絵面えぐすぎるw】

○【最強タッグじゃん】

○【やば】


正直、自分がリスナーだったらこの二人の化学反応楽しみすぎる。



「じゃあらいらいも空き巣やるってことでいいの?」


「あ、いいですよ。自分、車あるから逃走役できますし」


「お、助かる」


「ダークライジング号...」


○【ダークライジング号w】

○【師匠?】

○【ん?】

○【師匠なんかいった?】

○【ボソっというのやめてw】


師匠が何か言いたげだな?



「とりまハッキングは済んでるから中入りましょうか」


「あ、ありがとうございます...」


○【手際がいい】

○【おぉ】

○【はえぇ】

○【いいね】

○【はっや】



「やっぱり初手テレビはイカレてるんで、ちっちゃいやつにしましょ」


「宝石とかはインベントリに入りますよ」


「ほんとだ...」


○【なるべくインベントリに収納できるやつからね】

○【ちっさいのから】

○【初手テレビいったんだw】

○【草】

○【あのバカでかいやつw】


足音を立てないようにスニークで静かに移動する。

宝石類の他に時計とか金庫の現金もインベントリに入った気がする。



「あとはちっちゃいものなさそうですかね」


「多分...金庫くらいですかね」


「あ、じゃあ俺金庫やるんでらいらいと瀬良さんでテレビ頼んでもいいですか?」


「おっけーです」


「あ...わかりました」


○【ヴァルさん金庫できんの?】

○【テレビかぁ】

○【いけるかな】

○【60インチはありそう】

○【バカデカ液晶テレビ】


僕も空き巣は一人でしかやったことないからこういう大きい家具は盗んだことないんだよなぁ。



「頼くん、そっち持てました?」


「大丈夫ですよ、師匠。じゃあせーので行きますよ」


「はい...」


「じゃあ、せーのっ」


○【おぉ】

○【がんばえー】

○【ゆっくりね】

○【むずそうw】

○【お互いの連携力が試される...】


これ...だいぶ難しいな。

お互いの息があってないと移動するのにもふらふらしてすぐにぶつけそうだ。



「師匠...そっちまだいけます?」


「あと50センチくらいなら...ちょっとこっち寄りますね」


「お願いします」


○【声掛けいいね】

○【ゆっくりゆっくり】

○【いいね】

○【あともうちょい】

○【いけるいける!】



「あともうすこしですよ、師匠」


「頼くん、扉開けられます?」


「ちょい待ってくださいね...こうやって、はい開けました!」


○【おー】

○【ナイス!】

○【行けた!】

○【88888】

○【連携力○】



「あとはトランクに乗せるだけですね」


「明らかにスーパーカーのトランクにはこのテレビ入らないと思うんですけど...」


「師匠、これゲームです」


「あぁ、すみません」


○【マジレス草】

○【www】

○【まぁね】

○【実車はあってないようなもんだからな】

○【正論やめてねw】


そんなん言ったらゲームの難易度が数段上がっちゃうから多少はしょうがないね。



「あと運べそうなのはこの家にはなさそう...かな」


「カーソルに反応するのはあのテレビくらいですね」


○【二人で運ぶ系のやつそんなに多くないのかな】

○【あれだけか】

○【観葉植物とか取れんのかな】

○【ね】

○【他の家ならあんのかな】



「ヴァルさん...金庫解けてますかね?」


「行ってみましょうか」


○【ヴァルさーん】

○【苦戦してるか?】

○【解けたかなぁ】

○【ヴァルさん進捗どうですか?】

○【どうやろ】


奥の部屋に向かうとちょうどヴァルさんが金庫に耳を当ててダイヤルを回していた。



「ヴァルさん、いけそうです?」


「今2個目...あともう1個」


○【おぉ】

○【あと少し!】

○【いけるか】

○【音ちっさいんよな】

○【行ける!】


じゃあそろそろ解けそうかな。



「これってどういう仕組みなんですか...?」


「1から100までの番号で合ってたらカチッて音が鳴るんで、それを3回するかんじです」


「へぇ...」


○【右左右の順番でね】

○【ちゃんと近づかないと音聞こえんよな】

○【師匠もやってみてほしいな】

○【いろんなギミックあるよね】

○【むずそう】



「解けた!うわ、金うめー」


「ナイスです...」


「じゃあそろそろ逃げましょう。金庫開けたら自動的に警察に通報行くんで」


○【にげろー!】

○【いいね】

○【よしよし】

○【あとは逃げるだけ】

○【まぁ警察来る前に逃げれる】


まぁ、ここは警察署からもかなり離れてる場所だし大丈夫だと思うけど。



「僕が最初に出ますね。ヴァルさんと師匠はついてきてください」


「はい...」


「おっけ」


○【いなそう?】

○【いないか】

○【お】

○【ラッキー!】

○【逃げるぞ】


先導して外を覗いてみたがまだ警察は到着していなそうだった。

こういう時はさっさと逃げるに限る。



「じゃあ、僕の車に乗ってください!」


「これ...二人乗りじゃね?」


「師匠、すみませんけど車の後ろでカーソル合わせてE押してもらっていいですか?」


「え...はい。あっ...」


○【トランクに入ったw】

○【これで3人乗り】

○【逃げるぞーw】

○【草】

○【よりやばい犯罪のにおいがするw】


ちょっと師匠には申し訳ないけどしばらくの間テレビと一緒にトランクの中に潜んでいてもらおう。











この作品を読んでいただきありがとうございます!皆様からの応援が執筆の励みになりますのでよろしければ気軽に感想やご意見を送っていただけると幸いです。


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頼くん目線たすかる。コミュ力くそざこなめくじな師匠のことかなり好きなんだなぁって
面白い作品に出会えて感動です そういえばになってしまうのですが、瀬良リツの推しのリリカ・ルルーシアさんって…?Vをすこれ(名誉国民)のアカウントの活動っていまどうなっているか気になってしまいました… …
知り合いのライバーを窃盗犯と一緒に車のトランクに詰めて輸送する犯罪者L・W容疑者………w
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