154.GIL鯖1日目(後編)
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▲26,472 ●00:20:43
○MARS_VULTURE
【メタノヴァGIL 1日目】
『メタヴァースノヴァ』
#メタノヴァGIL
「瀬良さんってどこか所属してましたっけ?」
「いや、個人です」
「あれ、てっきりフロムヒアの人かと思ってました」
「まぁ...ちょっと関わりがあるくらいですね」
xxxx:フロムヒアのVのママやで
xxxx:ほぼフロムヒアではある
xxxx:まぁセラリツはほぼフロムヒア
xxxx:個人なんかw初めて知ったw
xxxx:まじ?
今回からフロムヒアが初参加だったからてっきり瀬良さんもそこに所属してるのかと思っていたが...違ったか。
「瀬良さんって普段なんのゲームしてます?」
「えっと...普段はメタノヴァしたりスピ6したりしてます」
xxxx:メタノヴァ界隈の人か
xxxx:既プレイ勢か
xxxx:スピ6?
xxxx:瀬良先スピ6マジで強いぞ
xxxx:お!
最近は配信者界隈でスピ6がかなりアツいからな。
「へぇー、キャラ何ですか?」
「メインがウォリアーでナデシコもちょっとだけ...」
xxxx:いかつw
xxxx:そのなりでウォリアー使いか…
xxxx:なぜその2択w
xxxx:ウォリアーとかしぶいな
xxxx:Vライバーでウォリアー使いとか初めてみた
たしかに。
強いは強いけどかなり難しいから配信者で使ってる人を見たことがないな。
「ヴァルチャーさんは…?」
「あぁ、俺はクレハ使ってるっすよ」
「クレハ...結構苦手なキャラです」
xxxx:クレハは誰でも嫌
xxxx:まぁクレハは強いから
xxxx:苦手じゃない人いないw
xxxx:セラリツがちで強いぞ
xxxx:ウォリアーとクレハだとどっち有利なんやろな
クレハはこの前のアプデでキャラ性能がかなりぶっ壊れたから現状の覇権と言っても差し支えないしな。
「ちなみにヴァルチャーさんのランクは...?」
「今、ダイヤ5であともうちょいでマスター行けそうってかんじですね。瀬良さんは?」
「一応...マスターです」
「へぇ!めっちゃ強いんすね」
「いや全然全然...」
xxxx:すげぇ
xxxx:マスターいってるんか
xxxx:上位3%
xxxx:すげ
xxxx:SRは?
前作と比べてマスターの難度が下がったとは言え、それでも上位3%の中に入ってるのはすげぇな...。
「SRなんぼすか?」
「たしか...今1850前後くらいですね」
「は…!?1850!?」
「え...あ...はい...」
xxxx:!?
xxxx:つっよ
xxxx:えぐw
xxxx:ゴリゴリにつよいやん
xxxx:グラマスまであとちょいじゃんw
強いとかそういう次元じゃなくて普通にプロに片足突っ込んでるレベルで強いじゃねーか…。
スピ6の配信者大会でも見たことないんだが…なんで呼ばれてないんだ?
「瀬良さんってスピ6の大会とか出たことあるんすか…?配信者大会とか」
「いや...ないですね。スピ6もほとんど配信でやらないので...」
xxxx:まじかよw
xxxx:もったいねぇw
xxxx:配信者で最強レベルに強いんじゃね?
xxxx:なんで?
xxxx:趣味なんか
でも、たしかにそんなに強いなら相手になる配信者がいないまであんな。
もし出るなら大将戦でプロと戦わされるかも。
「俺結構スピ6のカスタムとか開いてるんすけど、よかったら来ます?」
「え……あぁー……っ……じゃあ…よければ、お願いします…」
xxxx:いやそうで草
xxxx:タメがすごいw
xxxx:嫌やんけ
xxxx:コミュ障って聞いたけどここまでなんかw
xxxx:草
なんかイジメてる気分になるな…。
「全然来れたらでいいんで。あとでディスコにフレ申請送っときますね」
「あ、はぃ…」
xxxx:心なしか瀬良先生小さく見えるw
xxxx:おもしれーやつ
xxxx:はじめてみたけどおろもい人やなw
xxxx:草
xxxx:無いはずの母性が芽生えかけてるんだが
「てか瀬良さんってコラボとかするんすか?」
「まぁ……すこしは」
xxxx:ノンデリ?
xxxx:失礼やろw
xxxx:あるんや
xxxx:草
xxxx:まぁしなそうではある
「へぇ、同じ個人Vの人とかっすか?」
「えっと…そうですね。ほんとほぼ身内で…」
「誰だろ…未来ユウキさんとか?」
「いやいやいや!大御所すぎて恐れ多いです……!」
xxxx:V界のレジェンドやもんな
xxxx:ユウキちゃんは神
xxxx:いうて瀬良先生も同じレベルやろ
xxxx:恐れ多いんやw
xxxx:あの人もあんまコラボしないイメージやな
「陽向ゆうっていう子か…あとは近江アルファさんが多いですね…」
「アルファ……なるほど」
xxxx:アルファかよw
xxxx:よりによってアルファw
xxxx:あいつかい
xxxx:イラストレーター繋がりかw
xxxx:想像つかないんだが
一応イラストレーターっていう繋がりはあるだろうけど、瀬良さんの口から近江アルファという単語が出てくるとはな……。
「失礼かもしれないですけど……変なことされてないですか?」
「まぁ…されてはいますけど」
xxxx:されてんだw
xxxx:草
xxxx:やってんなぁ!!
xxxx:アルファw
xxxx:どこでもやってんなw
あいつは本当に……どうしようもないやつだな。
「やっぱりアルファさんってどこでもそういう認識なんですね…」
「まぁ、配信者のなかでもトップクラスにやばい人なんで」
xxxx:草
xxxx:コミュ力だけでギリ耐えてる
xxxx:企業勢にもセクハラまがいなことしてるもんな
xxxx:いつも燃えてる人
xxxx:いつこの界隈から追放されてもおかしくないからな
なんでまだ配信できてるのかが不思議なくらい炎上しては復活を繰り返してるからな…あの人。
「でも……あぁ見えて裏では案外まともな人なんで…」
「まぁ、確かに。ディスコの返事もはやいですしね」
「あの人…真面目なんで狂人の演技してるんです」
xxxx:草
xxxx:バラされてて草
xxxx:営業妨害だw
xxxx:www
xxxx:瀬良さん!?
「今度アルファさんに会ったら…無理してやばいやつのふりしなくていいんだよって伝えてあげてください」
「あぁ…伝えておきます」
xxxx:瀬良さん…?
xxxx:ん?
xxxx:草
xxxx:急にチクチク
xxxx:瀬良さんって案外S?
なんとなくだけど、想像がつかなかった瀬良さんとアルファの絡みがわかってきたような気がする。
「お、ここじゃないっすか?」
「あ…そうみたいですね…」
xxxx:お
xxxx:お
xxxx:ついたか
xxxx:ここか
xxxx:いかにもってかんじやな
マニュアルに書かれていた住所によるとここで犯罪者用の仕事を受注したり、簡単な物資を確保したりできるらしい。
「誰かいますね。運営さんかな?」
「そうですね…」
xxxx:おー
xxxx:すげぇ
xxxx:運営さんか
xxxx:どんな犯罪あるんやろ
xxxx:みよみよ
「すんませーん。犯罪受けたいんすけど、どんなんありますか?」
「今回が初めての受注ですかね?」
「そうです」
「であれば空き巣か車両窃盗ですかね。道具については向こうの売人から買えます」
xxxx:ほう
xxxx:いろいろあるんかな
xxxx:おもろそうやな
xxxx:へぇ
xxxx:売人はNPCか
「じゃあ、自分は空き巣してみようかな。瀬良さんも一緒にします?」
「えっ………じゃあ……せっかくなので」
xxxx:ガンガンいくなw
xxxx:一緒に行くんやw
xxxx:絶対誘われると思ってなかったやろ
xxxx:瀬良先生かわいいw
xxxx:仲良くなってけ
なんかここまで露骨に心の壁を感じると逆張りでどこまで仲良くなれるか試してみたくなってきたな。
「では、こちらが個人犯罪用マニュアルになります」
「あざます」
「あ、ありがとうございます...」
○【ちゃんとしてんだな】
○【ほう】
○【いろいろあんだな】
○【集団犯罪用があるってこと?】
○【ほー】
「犯罪はスマホに入っている『BLACK』というアプリから受注できますので」
「了解です。じゃあ瀬良さん行きましょうか」
「あっ…はい…」
xxxx:大丈夫かなぁ
xxxx:ここコンビ組むの意外だったなぁ
xxxx:化学反応が楽しみや
xxxx:瀬良先生デレるの待ってます
xxxx:これはギャルゲー
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※この世界の近江アルファという配信者は炎上と復活を繰り返すフェニックスのような男です。大抵の配信者からは「面白いけどやばい人」として認識されています。




