114.先輩からのお誘い
○瀬良リツ
@Rituse_mob
本日も作業配信します。
アクスタの完成品も届きましたのでお披露目しようと思います。
2020/12/6
39件のコメント 7912件の高評価
【作業配信】アクスタのデザインもお披露目する【瀬良リツ】
10,505人が視聴中
↑7512 ↓11 □
【瀬良リツ】チャンネル登録者数53.8万人
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「...やっぱり、結局のところダウナー系ボーイッシュヒロインが最強なんですよね」
〇【草】
〇【まぁわかる】
〇【今北産業】
〇【↑開幕30分最強の属性談義】
〇【いいよな】
〇【セラリツもじゃん】
「僕は全然違いますよ。好きだからRPしてるところはありますけど本当はもっと感情的ですし」
〇【草】
〇【草】
〇【メタいメタい】
〇【RPとか言うなw】
〇【まぁ配信の節々で漏れ出てるけども】
〇【時々出てくる黒セラリツのことか】
確かにフィットネスアドベンチャーとか僕が限界になってRPする余裕がない時とかには黒セラリツにはなってるかもしれない。
「良いんですよ別に。RPなのは隠してませんから」
〇【確かに】
〇【公言してることではある】
〇【精神衛生上だっけ?】
〇【デビュー初期と1年後でキャラブレしてるのはあるある】
〇【どっちもすきやで】
〇【RPなんでしてるの?】
「いつか言ったかもしれませんが、自分とは別のキャラクターを演じるっていうフィルターで自分を守ってるんですよ」
〇【それはそう】
〇【いいと思う】
〇【言ってたね】
〇【マロ読みで言ってた】
〇【別の人格を作るってことね】
〇【一理ある】
まぁ...これは後付けの理由で、本当は殿下が敬語を使ってたから僕も敬語で話そうとしたらコミュ障も相まってダウナーみたいな感じになっちゃっただけなんだけどね。
「さて...今日の作業はこれくらいで終わろうかな。結構終わりが見えてきたのでだいぶ早めに入稿できそうです」
〇【おお!】
〇【お疲れ様】
〇【おつかれやで】
〇【えらい】
〇【一人でようあの量をこなすよな】
〇【がんばれ】
「じゃあ終わる前に届いたアクスタの完成品をお披露目しておきます」
〇【きた!】
〇【やったー!】
〇【届いたのか】
〇【うおおおお】
〇【やっちゃあ!】
〇【待ってた】
「えーと、撮っておいた画像は...これだ。こんな感じですね」
〇【おお!】
〇【めっちゃいい!】
〇【デザインは見てたけど完成品見るとやっぱいいな】
〇【うわめっちゃほしい】
〇【割と大きめね】
〇【最高じゃん】
反応もいい感じで嬉しい。作った甲斐があるというものだ。
「いいですよね。僕も手元に届いたときめっちゃテンション上がりましたよ」
〇【うきうきリツかわいい】
〇【早くほしい】
〇【いい!】
〇【いいなぁ】
〇【買えるかなぁ】
〇【これ委託販売とかするん?】
「委託販売...今のところはないですね。反響が良ければ冬コミ後くらいに販売するかもです」
〇【やった!】
〇【待ってる】
〇【買いに行けないから助かる】
〇【うれしい】
〇【やっちゃー!】
〇【助かる】
みんなは冬コミに買いに来てくれるって言ってるけど実際に見てみないことには判断しようがないからなぁ。
「じゃあ今日はこれで終わります」
〇【おつー】
〇【おつかれ】
〇【おつかれさま】
〇【おつ!】
〇【お疲れ様】
〇【お疲れ様です】
「では、また」
〇【ではまたー】
〇【ではまたー!】
〇【ではまた】
〇【ではまたー】
〇【ではまたー】
〇【ではまたー!】
◎このライブストリームは終了しました。
【作業配信】アクスタのデザインもお披露目する【瀬良リツ】
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【瀬良リツ】チャンネル登録者数53.8万人
「ふぅ...」
配信を落として椅子に深くもたれかかる。冬コミに向けた作業もいよいよ大詰めといったところでこの調子なら来週にはキミアイ・作品集が完成して印刷所に発注できる見込みだ。
明日も学校があるしちょっと早いが寝ようと思ったところでディスコの通知が来た。
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――――――――新着のメッセージ――――――――
○オーミアルファ
『今ちょっと時間あるかな。ちょっとお話したいことあるんだけど』
お話したいこと?なんだろう、冬コミのことだろうか。時間はあるし大丈夫だけど。
○瀬良リツ
『はい、大丈夫です』
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『あーもしもし?瀬良ちゃん聞こえる?』
「聞こえてます」
僕が返信して少ししてからアルファさんから通話がかかってきたので応答する。
『ごめん。今作業中だった?』
「いえ、ちょうど終わって休憩してました」
そういうってことはアルファさんも冬コミの作業をしていた最中だったのだろうか。
『なるほどなるほど。瀬良ちゃん結構な量作ろうとしてたけど...どう?間に合いそう?』
「なんとかギリギリ来週中には終わりそうです」
『...瀬良ちゃん、来週はギリギリじゃなくて超余裕なんだよ』
「そうなんですか?」
2週間前が超余裕なんだったら普通の人はどれくらいの期限で描いているんだろうか。
「それでお話っていうのは...?」
『そうそう。お話って言うか、確認みたいな?』
「はぁ...なるほど」
アルファさんは今までに何度もコミマに参戦しているので初参戦の僕に気を使ってくれたのだろう。
『サークルチケットはもう届いたよね?』
「はい、届いてます」
『申込したときにも確認したと思うんだけど売り子さんって用意してるかな?』
売り子とはサークル主から頼まれてスペースで頒布の手伝いをする人のことである。大手のサークルではコスプレイヤーさんに依頼することもあるらしいけど、僕の場合そんな伝手もないので総司あたりに手伝ってもらう算段をつけている。
「一応友人にお願いしようかと」
『あぁならよかった。売り子はお金を扱うから信頼のある人にってアドバイスしようと思ってたんだ』
確かにそれでトラブルになるかもしれないしな。
『友人っていうのはゆうちゃん?』
「いえ、別の幼馴染の子に。ゆうは別の用事があるので」
『そっかそっか』
僕は冬コミに出る前は何の予定もなかったけど、悠は毎年年末には祖父母の家に泊まりに行く予定があるらしいので今回は僕と同じく予定のない総司に頼むことにしたのだ。
『その子ってこの前音のっちゃった男の子?』
「えーっと...そうですね。ラミたんの子ですね」
『あぁあの子ね』
そういえば事故ではあるがアルファさんの配信で総司の声が乗ってしまっているので知られてはいるのか。
『ならさ。もしよかったらだけど冬コミの前日に俺の家でオフせらおーみラジオとかしない?もちろんお友達も呼んでいいからさ』
「オフコラボ...ですか」
『無理にとは言わないよ!一応言っておくと俺の嫁さんもいるんだけど、こんな機会でもなきゃ会うこともないかなーと思って』
確かにアルファさんとはネットでしかつながりはないと言っても結婚もしていて社会的地位もあるし裏では真面目で誠実な人なので信頼はしている。だからと言ってリアルで会うとなるとまだハードルは高い。
「うーん...」
『あ、全然強制とかじゃなく嫌なら断ってくれてもいいんだよ』
嫌というわけではないんだけどやっぱりアルファさんにこうして普通に接せられるのはお互い顔が見えないという条件だ。最近は昔ほどコミュ障の症状も出なくなってきたと言えど、やっぱり初対面の人と会うときはガッチガチに緊張してアガッてしまう。
「嫌じゃないです。でも...コミュ障なんでご迷惑おかけするかもしれなくて」
『全然大丈夫だよ!まぁ、今ここで決めなくてもいいよ。もしオフコラボできそうならあとから連絡頂戴』
「わかりました」
『はーい。じゃあ、お疲れ様ー』
「お疲れです」
そういって通話は終わった。
僕の方が緊張して迷惑をかけてしまうかもしれないというのを除けば僕がVライバーになって初めて絡んできてくれてそこそこの付き合いになるしリアルでもあってみたいと言うのはある。それに僕に気を使って総司も連れて行っていいって言っていたが、総司がいるならある程度精神を保てる気はする。
なんだかんだ答えは決まっているのだ。あとは覚悟を決めるのみである。
今すぐに答えることはないけど冬コミまで期限も迫ってきているし、来週までにはアルファさんに連絡しなければ。
いろんな企画を見ていて投稿サボってました。orz
ただ、企画を見ていてメタバース企画的な話も面白いなぁと思ったのでもしかしたら冬コミ編後に書くかもしれません。
 




