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【単語ガチャ創作】いす×顔

作者: 芋子


久々に外に出た。

長いこと狭いところにいたせいで、体が縮こまってしまっている。うんと伸びをしようとした所で、ひょいと持ち上げられてしまった。


急に眩しくなって目を瞬いていると、パシパシと顔をはたかれた。



「おーい!ママ!これどうする?」



私をひょいと持ち上げた主は後ろを振り仰いで、私を頭上に高々と掲げた。



「あー!まだ取っておいたっけ?ちぃちゃんの椅子!」



そう言って、エプロン姿のママはパタパタと駆け寄ってきて私の顔を覗き込んだ。



「おしりのとこけっこう綺麗だけど、足が1個曲がっちゃってるね。どうしよっか。」



私の顔を左手でキュッキュッと押しながら悩んでいる様子だった。



「ちぃももう大きいしなぁ。」



と、パパが呟いた所で、私の音に気づいたのかちぃちゃんが駆け寄ってきた。



「ちぃちゃんのいす!」



ちぃちゃんはパパから私を受け取ると、私に腰かけた......が、おしりがすっぽりハマってしまった。ちぃちゃんが立ち上がると私はちぃちゃんおしりにくっついたままだった。

その様子がおかしかったのか、パパとママは1度顔を見合わせると笑いだした。つられてちぃちゃんもキャッキャと笑いだし、笑い声の大合唱になった。私も一緒にキュッキュと笑った。




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