葛藤
生きている意味が分からない。
何をしたいかわからない。
ただ息をして生活を続けるために働き続ける。
私はきっとこの時代の奴隷。
いい仕事って何だろう。
幸せって何だろう。
食べたものを吸収されることを嫌悪して
息をすることを嫌悪する。
血管を見ればナイフをあてて
自分が消えることを想像する。
そんな世界がいつまで続いただろう。
気づいた時にはもう遅い。
久しぶりに生きたいって感じたのは
死の直前。
自分が自分を大切にできなかった。
ただそれだけだったのに。
今気づいた。
自分の血があふれるこの時に。
知ってる人が泣き叫ぶ声がする。
もし次目が覚めることがあったなら、
わがままにいきてみようかな。