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ドS王子の異世界召喚  作者: 深雪
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第五話 黒と初めての魔物

ギリギリセーフ!今回短いです!すみません(><)

王都から離れ、歩いて早三時間。目の前には緑が茂る森がある。

「森か、これはそろそろ魔物ともエンカウント出来るか?」

魔物という未知の生物との出会いを想像し、心が踊る。しかし、

ぐうぅぅ~

零司の体は欲求に逆らう事は出来ず、腹から音を立から。

「そう言えば、こっちに来て何も食べてなかったなぁ…腹減った。何処かで少し休憩するか。」


森に入って浅い所で、丁度良い木の切り株を見つけて座り布製の袋から食料を取り出す。

ちなみに、零司格好は、黒い長ズボンに、黒い長袖シャツ。肩からは、パンや干し肉、水の入った革袋の入った布製の袋をかけただけという非常にラフである。どれも、街で助けたトルダンに、買って貰った物だ。

「あー、そう言えば、森に入るんだったら何でもいいから武器とか買っておくべきだったなぁ。魔物が来たらどうするか…」

そう呟き、何か使えるスキルは無いかと、ステータスを再確認する。



レイジ・モチヅキ



17歳


Lv.1


HP:10000/10000

MP:20000/20000


攻撃力:2000

防御力:2000

魔攻力:2500

魔防力:2500

敏捷力:3000


固有スキル

黒を制す

絶対看破

絶対隠蔽


称号

黒神



「んー…まじで何なんだこの"黒を制す"っていうスキルは…それに称号も。」

未だ詳細の分からない二つに、もう一度絶対看破を使う。



黒を制す

情報なし。


黒神

情報なし。



最初に見た時と同じ結果に残念がるが、少し見ていると、次第に"情報なし。"という文字が消えていき、新しく文字が浮かび上がる。



黒を制す

"黒"という存在全てを、自分の眷属や、所有物とする。"黒"という存在は、"黒の世界"に存在している。

専用


黒神

黒を制す者に与えられる称号。黒の頂点。

黒神(こくしん)



(何だ…これ?…今まで情報が無かったのに、急に表れたが…何がトリガーになったんだ?)

突然の出来事に零司は、驚く。

「黒を操り、眷属化…ねぇ…。」

具体的な事が分からない説明を見て、零司は黙考する。

「…そうだ。何か武器になるものとかは無いか?」

未だ詳細の分からないスキルではあるが、使えるものはなんでも使う主義の零司は頭の中に武器を思い浮かべる。

(やっぱり、日本人と言ったら"刀"だよな。)

零司が思い浮かべた武器は、

切れ味を増すために反りの入った片刃の剣。

日本では古くから使われてきた武器。

(やっぱり日本刀だよなぁ)

「日本刀…かぁ。黒、黒刀…とか?」

零司が、黒刀と言った直後、零司の目の前に突如表れた黒いもの。それは紛れもなく、零司が頭に思い浮かべていた日本刀。それは全てを飲み込むかのような、真っ黒の鞘に入った状態で目の前の空中に浮かんでいる。

「うおっ…すごいな、これが黒を制す能力か。」

零司は、黒い刀を手に取り真っ黒の鞘から抜いてみる。音もなく鞘から抜かれた刀の刀身は、刃の付け根から、先まで全て黒。綺麗に整えられている刃紋の所までも闇を飲み込む様な黒一色。

「これは思った以上に良い。銘はあるのか?」

零司は、黒刀を鑑定する。



銘:黒刀・夜


レア度:測定不能


付与効果

不壊

魔力断ち

所有者制限(望月零司のみ。)



アイテムなどは、上から、物の名前、レア度、そして付与効果、となっている様子。

ちなみに、レア度はC〜SSS。

(いやいや、レア度測定不能ってなってるですけど?なに?強すぎて測れないとかなの?…まぁ良いか。)

アイテムのステータスのことが、ある程度分かったので、零司は一度、夜を刀に収める。

「ふぅ。ひとまず武器も手に入ったことだし、先に進むか。」

と言って、切り株から腰を上げたところで、近くに何かの気配を感じる。

(数は…1か。)

ガサガサッ

と、音がなる草むらの方を見てみると、何かが姿を現した。

出てきたのは体長120cm位の人形生物。顔は醜く歪んでおり、頭からは小さな角らしき突起が生えている。肌の色は青い。

(こいつは、あれか?ゴブリン?)

零司は、その、人形生物を鑑定する。



ゴブリン


危険度:F


補足

最下級ランクのFランク魔物の中でも、弱い。

三代最弱魔物の一種。

別名、小鬼。



「くくっ、かなり最弱って事を推してくるな。」

補足に書かれている事を見て、零司は吹き出す。

「でも、異世界最初に討伐するのがゴブリンってのは…なかなか。相手にとって不足なし。」

ゴブリンは、零司の存在を捉え、腕を振り上げて走り寄ってくる。

それに対し、零司は半身になり、腰を少し落として構える。腰に差した夜に手を添える。居合の構えだ。

零司の間合いに入ったゴブリンに目掛けて、

一閃。

音もなく抜かれた夜がゴブリンを呆気なく切断する。が、それだけでは止まらない。ゴブリンの後ろにあった気を数本切断した。

「やり過ぎた…」

零司の高いステータス持って全力で放った一撃。

刀身からは斬撃が飛んでいき後ろの木まで切り落としたのだ。

(あれだな…これは少し自重しないとなぁ…)

今更になって、学んだ零司であった。



誤字、脱字等の指摘、よろしくお願いします。

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