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ドS王子の異世界召喚  作者: 深雪
3/16

第三話 ステータス確認と妹の愛

第三話です。まだ説明会になっていますが見てってやって下さい。

生徒達の意見が、邪神と戦うという方向に固まった時、シャルステラの後ろにいた、男が口を開く。

「皆、此方が勝手に召喚したというのに、ありがとう。私は、このリグルス王国国王、レガルド・フォン・リグルスだ。この度は本当に済まなかった。」

と言い、頭を下げたのは、なんとこの国の国王だった。

「こ、国王だったか。失礼。私は、一応この集団の代表をしている、如月秋音と申します。頭を上げてください。」

「あぁ…」

如月先生に言われ、レガルドは頭を上げる。

「私達は、あなた方の力になる事を決めました。」

「あぁ、そのようだな。本当に助かる。先ほどシャルステラが申したように、そなた達には、この世界の者達より強い力が宿っている。しかし、そのままでは魔族相手にして戦い勝つことは出来ない。これより暫くの間、そなた達には我が国の騎士の元で、訓練を行ってもらう。」

訓練という言葉に、皆面倒くさそうな様子を見せつつもやる気の様だ。

「分かりました。しかし、一つお願いが。」

「む?何だ?」

「戦闘に参加しない者達の生活も保証すると約束して頂けないでしょうか?」

「うむ。それはもちろん。召喚された者達、全員の生活を保証すると約束しよう。」

「感謝します。」


話し合いか一段落したところで、新たにシャルステラが切り出す。

「では、皆様のステータス確認させて貰っても宜しいでしょうか?」

「「「ステータス?」」」

その、聞き慣れない語句に皆が疑問を持つ。」

(お、遂に来たかステータス確認。俺のはどの位なんだろうな。楽しみだ。)

その存在を知っていた零司や、他の生徒の間の知っていた者達も心なしかそわそわし始める。

「はい。ステータスと念じれば皆様の身体能力を数値化したものや、皆様の持つスキルの確認を行うことご出来ます。自らのステータス確認が住みましたら、此方で把握するためにステータスを見せてもらいます。さぁ、皆様、"ステータス"と念じて見てください。」

「「「ステータス!」」」

(ステータス。)

零司もステータスと頭の中で念じる。


レイジ・モチヅキ



17歳


Lv.1


HP:10000/10000

MP:20000/20000


攻撃力:2000

防御力:2000

魔攻力:2500

魔防力:2500

敏捷力:3000


固有スキル

黒を制す

絶対看破

絶対隠蔽


称号

黒神



(おお!これがステータスか!なるほど…こういう風なんだな。俺のステータスは他の奴らに比べてどんな感じ何だ?)

ステータスと念じた零司の脳内にゲームでよく見る様なものが現れる。

「これってどれ位が良いんだ?」

ある生徒が気になってシャルステラに問う

「此方世界の住人は、ステータスの数値がレベル1で50が平均となっています。」

シャルステラの答えに零司は驚く。

(おいおい…異世界補正ってこんなに高いのか…)

「おお!すげぇ!」

零司が黙考していると、何処からか声が上がる。

「本当だ!天川君のステータス凄い高いよ!」

(お、あのキラキライケメンか、the主人公だからな、かなり高いだろう。)

「見せて貰っても宜しいでしょうか?」

「はい、どうすれば?」

「"ステータスオープン"と唱えてください。」

天川のステータスをシャルステラが確認する。


コウキ・アマカワ



17歳


Lv.1


HP:600/600

MP:600/600


攻撃力:200

防御力:200

魔攻力:200

魔防力:200

敏捷力:200


固有スキル

限界突破


称号

光の騎士



零司も内容を確認するが、

(修正しよう。俺だけのようだ。)

自分の異常さにきづいたようだ。

「凄いです…これが異世界の者…」

「そんなにですか?」

「ええ…しかも固有スキルを持っているとは…」

天川は褒められた事が嬉しいのか、少し照れながら皆にステータスを見せびらかしている。

一方零司は、自分のやるべき事を考える。

(とりあえずステータスを隠して、この場所から抜け出さないとな。おそらくこの絶対隠蔽って言うので出来るだろう…。)

零司はステータスを隠蔽してから、自分のスキルの確認を行う。



絶対看破

物事の情報を全て表す。

隠蔽された情報を絶対に看破し表示する。


絶対隠蔽

物事の情報を全てを隠す。

どんなに高い看破スキルでも看破することは絶対不可能。


黒を制す

情報なし。


黒神

情報なし。



(これは、本当にチートだな…。でも、この、黒を制すっていうスキルは情報が無い。何故だ…)

絶対看破を持ってしても謎のスキル"黒を制す"の詳細を知ることが出来ない。

(それに、称号…これは何だ?くろ、かみ?こくしんか?…分からん。)

(まぁそれについては後でいいだろう…ん?これ…絶対隠蔽を使えばここから楽に抜け出せるんじゃないのか?)

零司はそう思い、試行する。

そして…

(まじか…姿も隠蔽出来るとは…まぁ、お陰で助かった訳だ。とりあえずこれであいつらのステータスを確認したらこの場所から抜け出すか。)

誰からも見ることが出来なくなった零司は、堂々とステータスを覗き見る。

(いた。あいつらはどの位だ?)

修二、雫、奏の順でステータスを確認する。



シュウジ・キタハラ



17歳


Lv.1


HP:650

MP:500


攻撃力:300

防御力:300

魔攻力:200

魔防力:200

敏捷力:300


固有スキル

戦士の本気


称号

剛と柔



シズク・シンドウ



17歳


Lv.1


HP:700

MP:700


攻撃力:400

防御力:400

魔攻力:400

魔防力:400

敏捷力:400


固有スキル

瞬刀


称号

剣に認められし者



カナデ・シラサキ



17歳


Lv.1


HP:300

MP:500


攻撃力:150

防御力:250

魔攻力:450

魔防力:450

敏捷力:250


固有スキル

聖なる光


称号

魔法特化



(おぉ、三人とも高いな…よし、沙奈のも見てみるか。)

三人のステータスを確認した後、零司は沙奈の元へと向かう。


(沙奈は…と、うん、思ったより大丈夫そうで良かった。)

友達とステータスを確認し合っている沙奈を、零司は、微笑みながら見詰める。

しかし、そんな微笑も沙奈のステータスを確認した瞬間に崩れる。



サナ・モチヅキ



16歳


Lv.1


HP:1000

MP:1000


攻撃力:600

防御力:600

魔攻力:600

魔防力:600

敏捷力:600


固有スキル

結界魔法


称号

兄を愛する者



(…俺の妹が他の奴よ圧倒的に強い件について……いやいやいやいや、強すぎじゃありません沙奈さん!?)

驚くのも無理はない。沙奈のステータスは主人公(零司曰く)の天川の三倍にも及んでいるのだから。

(それに、称号…)

変な称号を見つけ、詳細を見てみる。


兄を愛する者

兄を持ち、兄を極限に愛する者に与えられる称号。

全ステータスが、常時二倍される。



(これかぁぁぁーーー!!これのせいかーー!)

異常なステータスの高さの原因見つけ、内心で叫ぶ。

(はぁ…まぁ沙奈が危険から守られるなら良いとするか…)

沙奈のある程度の無事が保証されたという事に少し安堵する。


(さぁて、ステータス確認も終わったしな。ここを抜け出さないと。)


零司は生徒の集団を離れ、部屋から出る。

(よし、ここからだ。ここから俺の旅が始まる。)


スキルや称号の詳細は後に載せたいと思います。

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