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恋よ咲き乱れ。  作者: 桜木
3/3

No.2

しばらくして学校に着く。

ひったくられたカバンも取り返し、二人はクラス表が張ってある大きな掲示板の方へ向かう。


「ももちゃん何組だった? 」

「俺はC組。ってかその呼び方やめろよ恥ずかしい。」

「あたしはねーD組だった! 離れちゃったね~」

「……はぁ。もういいや。」


「おいーっす!やーやーお二人さん相も変わらず仲がよろしい事で! 」

「……まぁたうるさいのが増えたよ」

「ん? 何か言ったか? 」


このいかにも薫とキャラがもろ被ってる男。佐々木啓二。中学2年生の時に仲良くなり色々バカをやってきた。とにかくこの子はバカなのだ。


「……とーやくん? 君、今失礼なこと考えてなかったかい? 」

「っよしクラスも確認したことだし行くか。薫」

「僕はぁ!? ってか無視ですか! 」

「佐々木ぃ~あんた高校生にもなったんだから少しは落ち着きなさいよね」


「「お前が言うな」」


この3人はいつもこのような感じで楽しい日々を送ってきた。


「じゃあささっと行きますか! クラスに可愛い子いるかなぁ! 」

「お前の頭の中はいつもお花畑だな。全く」


ふと目線を外した先に目に入ってきたものがあった。

それは桜の木の下で立っている一人の少女。

もしかしたら、ただ誰かと待ち合わせをしていただけかもしれない。

なのに何故かその少女の事を気にかけずにはいられなかった。



「おい桃也。なに、可愛い子でもいたのか? 」

「なになに、ももちゃん早速目付けてん……あれまホントに可愛い女の子だ」

「桃也……桃也もやっと男になったんだなぁ」

「俺はいつだって男だ。てか別に目付けてるとかじゃなくてただ気になっただけだよ。それより教室行こうぜ」




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